フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

6月10日(水) 曇り

2009-06-11 01:00:35 | Weblog
  9時、起床。ベーコン&エッグ、トースト、牛乳の朝食。昨夜、来年度のゼミ要項を作成して事務所にメールで送った。7月末に予定されているゼミ説明会(論系の2年生対象)に間に合わせるためである。何をやるかははっきりしいるので、その部分を中心に書いたが、どうやるか(ゼミ運営の仕方)についてはいまの時点では未確定な部分が多々あり、ぼかした書き方をしてある。
  11時をちょっと回った頃に家を出て、大学へ。昼休みの時間に研究室で専門演習「現代社会とセラピー文化」の学生4人(来週グループ報告をするメンバー)と事前相談。1冊目のテキストはそんなに難解なものではなかったので、学生だけで十分に読解することができたが、2冊目のテキスト(大澤真幸『不可能性の時代』)はハードルが上がったので、事前相談システムを導入することにしたのである。昼休みの時間を使えば、4人のうちの誰かが授業で来られないということもなく、必要以上に長くなることもない。専門演習といっても定員35名なので、教室で一人一人の学生と話をするチャンスは乏しい。こうして研究室で4人の学生と1つのテーブルを囲んで話をすると、教室で受ける印象とはずいぶんと違う。今日のグループは第3章の「オタクという謎」を担当するのだが、オタク的性格はいまや一部の若者ではなく若者一般の精神構造を反映している(若者総オタク化)と誰かが書いていたが、今日の4人のうち自分の内部にオタク的なものがあると自覚しているのはU君だけで、他の3名(女子学生)は自己の内部のオタク的なるものの存在をきっぱりと否定した。どうもオタク=男性という思い込みがあるようである。オタクという名前がいけないのかもしれない。オタコだったらいいのかもしれない。
  3限は空き時間で、「すず金」に昼食をとりに行く。遅めの時間ではあったが、鰻重の上も肝焼きもまだあった。これに肝吸いを付けて、合計1900円は昼食としては贅沢な部類に入る。1000円というのが普通と贅沢の境界線だろうか。だとすると今日は二日分の昼飯代に相当することになる。カロリーの問題もあるし、明日は「ごんべえ」の胡麻だれうどん(かやくご飯抜き)500円かな。
  2時から運営主任会。4時から引き続いて文化構想学部の運営主任懇談会。来年度のゼミの運営の仕方が話題になる。みんな、考えていることは同じである。
  会議を終えて、論系室に顔を出す。助手のAさん、S君、TAのH君らと雑談。途中から岡部先生も加わる。気づいたら7時になろうとしていた。

         

         
                8時、帰宅。夕食は鰹のタタキと豚汁。