フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

8月1日(土) 曇りのち晴れ

2009-08-02 09:44:15 | Weblog

  7時半、起床。シャワーを浴びてから、ベーコン&エッグ、トースト、アイスカフェオレの朝食。8時半に家を出る。今日はオープンキャンパスの初日だ。現代人間論系に割り当てられた32号館322教室へ行くと、まだ誰も来ていない。一番乗りだ。ほどなくして私のゼミの学生が2人(Nさん、Iさん)やってきたので、机の配置替えをする。10時開門。しかし、来場者の多くはとりあえず38号館AV教室で開かれる学部説明会を聴きにいくので、午前中は暇である。昼休みの時間はかえって忙しくなると読んで、早めにお昼の弁当を食べる。


お弁当は天むす

  案の定、昼から終了時刻の4時まで、多少の波はあるものの、部屋には常に来談者がいた。高1から浪人生まで、それから、その親やきょうだい。最初は緊張していたNさんやIさんも、すぐに馴れて、「文学部と文化構想学部の違い」や「現代人間論系とは」といった質問に的確に(たぶん)答えていた。私もたくさんの来談者の相手をした。演劇をやっていて大学でも演劇の勉強がしたいという高3の女の子には、文学部の演劇映像コースや文化構想学部の表象・メディア論系を勧めたあと、「でもね、われわれの日常生活そのものが演劇なんだよね」と社会学の役割理論の話をしたところ、いたく感心してくれて、現代人間論系にも興味をもってくれたようだった。


  オープンキャンパスの効果を疑問視する声もあるようだが、先日の現代人間論系のオリエンテーションで、私のところに質問に来た1年生の中に、去年のオープンキャンパスで現代人間論系の相談室に行きましたという学生がいた。これで少なくとも効果はゼロではないということが証明されたことになる。今日、私が話をした演劇志望の子も、来年、現代人間論系のオリエンテーションで再会することになるかもしれない。
  本日のオープンキャンパスは4時に終了。NさんとIさんを連れて「カフェ・ゴトー」に行き、ケーキと冷たい飲み物で慰労する。就活を控えた彼女らに宮城まり子先生の「生活設計論」(秋期)の履修を勧める。帰りに丸善丸の内店に寄り、以下の本を購入。

  小熊英二『1968(下)』(新曜社)
  ともだもとゆき『村上春樹と小坂修平の1968年』(新泉社)
  松本健一『海岸線の歴史』(ミシマ社)

  さあ、夏休みですよ。(ただし、試験やレポートの採点はまだ終っていない)