8時半、起床。ブログの更新をすませてから、挽肉のそぼろ煮、ご飯、冷麦茶の朝食。今日から本格的な夏休みのスタートである。念のためにいうと、夏「休み」というのは授業が「休み」ということであって、「休暇」をとっているわけではない。学期中は授業および授業の準備、そして諸々の会議に追われているので、それから解放されて、もう少し長期的なワークに時間を投下できるのが夏休みである。今週のスケジュール欄は「6日 未済試験」のほかは何も書かれていない。来週のスケジュール欄には何も書かれていない。外的拘束のない時間がたっぷりあるというのはなんともいえずよい気分のものである。
昼食はカップ麺。安直な食事だが、ライトな感覚があり、夏休みの昼食としては悪くない。TVでは裁判員制度による最初の裁判が今日行われるというニュースをやっている。選ばれた6人の裁判員のうち5人が女性であるとのこと。裁判員候補者100人は裁判員候補者名簿から無作為で選ばれるわけだから、高齢者に女性が多い以外は、男女の数はほぼ等しいはずである。それが最終的に女性5人、男性1人になるということは、呼び出しの過程で男性の辞退者が多かったということを意味している。辞退の主たる理由は「仕事」であろう。しかし、呼び出しに応じた女性がみんな仕事をしていないわけではあるまい。仕事よりも裁判員の義務を重視した人が女性に多かったということだ。まじめな人たちなのだ。性別の偏りを問題視する向きもあろうが、裁判官には男性が圧倒的に多いわけだから(女性の比率は判事で10%、判事補でも25%)、裁判員の女性の比率が大きいことは、それを補正する機能があるという見方もできるのではなかろうか。
食後、母のお供で梅屋敷商店街の花屋に花壇用の花を買出しに行く。晴れたり、曇ったり、雨が降ったり、今年の夏は斑模様の天気だが、今日の陽射しはかなり強い。
夕方、散歩に出る。「シャノアール」でゼミ合宿用の文献に目を通す。合宿はまだ先のことだが(来月の下旬)、熱心な学生は早くから発表の準備を始めるであろうから、学生からの質問にはいつでも答えられるようにしておかなくてはならない。
夕食(鰹のたたき)の後、録画しておいた「オルトロスの犬」の第二話を観てから、3時間ほど原稿書き。ペースはいまひとつで400字詰原稿用紙換算で3枚。1時間に2枚のペースまでもっていきたいものだ。