5時半、起床。私にとっては「嘘でしょ」というような時刻である。昨日拾った子雀(チーちゃん)に本日最初の餌を与えるためである。しかし、これは私の判断ミスであった。子雀はまだ寝ていた。屋外の雀は起きて活動をはじめている時間でも、部屋を暗くしているので、子雀はまだ夜だと思って寝ていたのである。こんな時間にわざわざ寝ている子雀を起こして餌をやる必要なぞなかったのである。ね、ねむい。
餌をやった後、私は二度寝をする。その2時間後の餌やりは妻に頼んだ。9時、起床。頭がボーっとしている。机に向うが能率が悪い。そうこうしているうちに子雀に本日三度目の餌をやる時間になる。昔、大学院生だった頃、生まれて間もない長女にミルクをやったり、オシメの交換をしながら、その合間に論文を書いていたことがあった。あのときの感じに似ていなくもない。
午後から大学へ。2週間ぶりの大学である。1年間の中国留学から帰ってきた現代人間論系3年生のOさんと研究室で面談。彼女は9月の合宿から私のゼミに参加することになっている。洋菓子と北京大学グッズであるポロシャツをいただく。私からは合宿で読むテキストをさしあげる。
事務所に成績関係の書類を提出してから、「ごんべえ」で遅い昼食(ごまだれうどん)を食べる。生協で以下の本を購入。上野千鶴子が『at』創刊号から連載していた「ケアの社会学」がついに完結した。全14章(+序章)。今日気づいたのだが、生協ではガリガリ君を売っている(しかも8月中は特別価格の50円だ)。
橋本良明『メディア・コミュニケーション学』(大修館書店)
毛利嘉孝『ストリートの思想 転換期としての1990年代』(NHKブックス)
片田珠美『無差別殺人の精神分析』(新潮選書)
L.リチャーズ『質的データの取り扱い』(北大路書房)
『atプラス01』(大田出版)
夕方、和光大学の道場先生が研究室にやってくる。11月23日に大田区の嶺町集会室で開催予定のシンポジウム「東京南部の青春―いま甦る1950年代サークル運動の世界」のお話をうかがう。
8時、帰宅。大田区男女平等推進区民会議関連の資料の作成にとりかかる。本当は昨日が期限だったのだが、雀の子騒動で一日遅れてしまった。深夜、仕上げてメールで各委員へ送る。