フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

8月23日(日) 曇り

2009-08-24 02:22:13 | Weblog

  8時、起床。いつもなら朝飯前の一仕事なのだが、今週はそれが子雀の食事の世話になっている。子雀に振り回され、「やれやれ」と言いながら、そのことを楽しんでいるようなことろがある。19歳の小娘(ユカリ)に翻弄される石川達三の小説『四十八歳の抵抗』の主人公(西村耕太郎)のような気分といったらいいだろうか。いや、あの小娘はとんでもない性悪女だったから、純心無垢な子雀と一緒にすることはできない。やはり赤ん坊の世話に喩えるのが一番ピッタリくる。


餌は耳かき棒の先にのせて与える

  食事の世話、糞の始末、ベランダに出して親鳥に鳴き声を聞かせること、そしてもう1つのワークが、飛行訓練だ。和室の鴨居の上(回り縁)に子雀を置いて、「さあ、飛んでごらん」と声をかける。しばしの逡巡ののち、子雀は意を決してダイブする。羽をバタバタさせながら、スキーのジャンプの選手のような放物線を描いて落下してくる。飛翔というよりも滑空という表現がピッタリだ。まだ上昇こそできないけれど、本人も自分が鳥であることを実感しているようだ。


本日のベストショット「なにごとじゃ?!」

  深夜、「世界陸上」を見ながらブログの更新。これで「世界陸上」も終わりか。高校野球も明日で終る。熱狂が去った後の、ひっそりとした時間が好きなのだが、今年は「ひっそり」とはいきそうもない。