8時半、起床。1時半ほど机に向ってから、ハムトーストとオレンジジュースの朝食。卵料理のない、もっともシンプルなメニューである。
昼食は2時。ウィンナーソーセージとキャベツの炒め、茄子の味噌汁、ご飯。朝食の時刻が一定していないので、昼食の時刻も一定していないが、「お腹がへったら食べる」というのを基準にしているので、朝食から4時間後というあたりになる。夕食だけは、家族と一緒にとる関係で、7時半から8時のあたりと決まっている。私の感覚では、夏休みの一日というのは、起床から昼食までが「午前」、昼食から夕食までが「午後」、夕食から就寝までが「夜」である。「午後」が6時間ほどあるので、途中で、甘味を補充することになる。今日は、3時半にジムへ行き、5時にあがって、「シャノアール」で抹茶クリームを注文した。抹茶にソフトクリームがのっている。抹茶にはシロップを入れず、ソフトクリームをスプーンで口に運んでは、抹茶を一口飲む。このバランスがちょうどよい。
「シャノアール」でゼミ合宿用の文献を読んでいると、ケータイが鳴った。妻からの電話だ。気づくのに遅れて(バッグの中で振動していた)、電話は切れた。着信履歴を見ると、この1時間ばかりの間に、息子から電話が1回、妻から電話が2回、立て続けに入っている。留守電も入っている。すわ一大事か、と留守電を聞くと、妻の声で、「今夜は餃子を作るんで帰りにニラを買って来てちょうだい」。なんだ、そんな用件か。自宅に電話をして、「まだしばらく喫茶店で本を読むつもりだから」と言って、ニラは息子に買いに行かせる。何しろ餃子は息子の大好物なのだ。7時、帰宅。
夕食後、録画しておいた「ブザービート」第5話を観る。直樹は菜月と別れることになった。それはいいとして、ここでは従来の男と女の立場が完全に逆転している。彼女が別の男と浮気をして、その現場を目撃した男に女が謝って、別れたくないと哀願する。しかし男は許さない。あとから浮気相手の男と顔を合わせたとき、「彼女をよろしく」と言う。なんだ、それは? とりあえず殴れよ。もちろん拳骨でだ。話はそれからだろ。菜月と別れた夜、たまたま莉子からかかってきた電話に応対しながら、直樹は涙を流す。それに気づいた莉子はとるものもとりあえず直樹の合宿先にかけつける。早朝の体育館で抱き合う二人。これもまた従来の男と女の立場が逆転しているシーンだ。男性たちの入浴シーンがやたらに出てくるのも同じ。入浴シーンは、「時間ですよ」の女風呂と、「水戸黄門」の由美かおると決まっていたものである。マッチョで優柔不断な男たちと、美しくて行動的な女たちのドラマだ。
新しいカメラの性能をみるために、街でいろいろな被写体を、いろいろと設定を変えて、撮ってみた。