7時、起床。ハムカツ、トースト、珈琲の朝食。
10時、塗装会社「オンテックス」の営業のT氏来る。3時間ほど妻と一緒に詳しい説明を聞く。当初はハウスメーカーにお任せでメンテナンスをするつもりでいたのだが、割高なことと、塗装の品質がわれわれの期待する水準ではないので、塗装専門の会社に直で依頼することにしたのである。支払う金額は同じでもワンランク上の塗装をしてもらえることがわかったので、契約書にサインをする。3月中(年度内)に着工すると値引きしてもらえるので、25日の着工になった。工期は2週間。問題は色である。これは今日決めなくてもいいので、明日に持ち越しになった。
昼食および散髪のために外出。「ムッシュ・ノンノン」で、昨日は夕食前なので注文しなかった名物のスパゲッティ・ナポリタンを注文する。腹ぺこだったので(すでに2時である)、大盛りを頼もうかと思ったが、初めての注文なので様子を見ることにしたが、普通でも十分なボリュームだった。This is it! これぞまさにスパゲッティ・ナポリタンというべきものである。麺の一本一本にケチャップがしっかりとコーティングされている。強火のフライパンの上で何度も麺を跳ね上げなければこうはならない。箸でかきまぜただけではダメなのだ。ケチャップはデルモンテを使っているとのこと。
昨日は客は私ひとりだったが、今日はマスターの知り合いや奥さんがいて、四方山話をされていた。マスターは去年だったか一昨年だったかに不整脈の手術をして、そのときに心臓に穴が空いてしまい、以来、調子がよろしくないのだそうだ。年齢は私よりも一回り上で、手術の前まではオートバイでよく遠出をされていたそうで、店の前にはそのイエローのオートバイが置かれている。
「ムッシュ・ノンノン」を出て、床屋に行く。待っている客が2人いたが、職人さんは4人いるので、ほどなくして順番が回ってきた。私にしては珍しく散髪中に居眠りをする。昼食の直後だからか、旅行の疲れが出たのか、どちらなのかわかない。たぶん両方だろう。
帰宅してメールをチェックすると、事務所から緊急事態の発生を知らせるメールが届いていた。春期の演習を担当されている先生の一人が、体調を崩されて授業ができなくなったそうだ。すでに科目登録は始まっているので、休講となると面倒なことになる。かといって同じ内容で、しかも特定の曜限で、やってもらえる代わりの先生をこの2週間で捜すのは難しい。さあ、どうしよう。何人かの先生と電話で相談する。この一件でここ数日引きずっていた旅行気分は払拭され、論系主任モードに切り替わる。身体のどこかで「カチッ」と音がした。(→代わりの先生、見つかりました)