フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

8月3日(金) 晴れ

2012-08-04 00:00:41 | Weblog

  7時半、起床。ハムとレタスと牛乳の朝食。今日は昼食に鰻重の予定なので、パンは抜き。

  10時半に自宅を出て、大学へ。

  「すず金」は11時半開店。その10分ほど前に着く。すでに3人の人が並んでいる。その後も列が伸びて、開店と同時に席の大半が埋まる。文学学術院の同僚の先生のお顔も何人か見える。鰻重の大と肝吸いと肝焼きを注文。注文の順番は店内に入った順番なので、席に座っている客たちの間でも、注文の第一陣に入れるかどうかで待ち時間に差が出る。とにかくこの時期の「すず金」は先手必勝なのである。開店10分前を目指して行かれることである。

  鰻重の大は2200円。長らく1600円であったが、昨今の鰻の値上がりで、1600円→1700円→2200円と二段階で値上がりした。それでも相場に比べればかなり安いはずである。高くて旨い鰻重ならさして珍しくないが、安くて旨い鰻重はそうはない。私がこの店で鰻重を食べるのは月に一度程度である。先日の「アド街ック天国」で鎌倉若宮大路を特集していたが、その中で、ある鰻屋に笠智衆が月に一度一人でやってきて鰻重を旨そうに食べていたという話があった。そう、鰻重は月に一度くらいがちょうどいい。

  12時半から研究室で学生と面談。演習のレポートの感想を聞かせてほしいというリクエストに応える。

  3時からゼミ。インタビュー調査の最後の5件のケース報告をみんなで聴く。


本日のスイーツは4年ゼミ長のM君が調達してきた黄粉団子(焼き団子)。

  6時10分頃、ケース報告は終了。高田馬場の「せかいち」で打ち上げをする。

  授業の話、ゼミ論の相談・・・私の周辺は前半は比較的まじめな話題で話をしたが、後半はいわゆる「恋バナ」に終始した。聞くとろこでは、いまの3年生(4期生)の彼・彼女いる率は低く、4年生(3期生)のそれは高く、今春卒業した2期生のそれは低く、昨春卒業した1期生のそれは高かったそうだ。つまり高い代と低い代が交互になっているわけだ。う~ん、そういわれてみると、そんな気がしてきた。もちろん偶然であろうが、偶然が続くとすれば、この秋に決まる5期生は彼・彼女いる率の高い代ということになる。最近、2年生から「先生のゼミに入るには成績(GPA)はどのくらい必要でしょうか?」といった質問を受けるが、「今回は彼・彼女がいる人が入りやすいらしいよ」と教えてあげるべきだろうか(笑)。

  このことに関連して私が驚いたのは、自分に彼・彼女がいるかいないかをみんなが正直に語っている(少なくともそういう前提である)ということである。いるのにいないと嘘をついたり、いないのにいると見栄を張ったりということがはしないのだろうか? ちょっと不思議な気がする。


では、みんな、よい夏休みを!