フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

8月7日(火) 晴れ

2012-08-07 20:06:45 | Weblog

  8時半、起床。ハムとレタスと牛乳の朝食。パンはなし。このところ、食事会などが続いて、体重が要注意ラインをオーバーしているので、減量モードに切り替える。 

  答案の採点作業を終える。明日、大学に行って、未済試験の答案を採点すれば春学期の成績評価は完了する。

  午後、ジムの仕度をして、散歩に出る。久しぶりに池上の「薫風」へ行く。おまかせ9種(9種類の料理が一枚の皿にのって出てくる)を注文。美味しくて、楽しくて、身体に優しい料理である。食後のコーヒー付で1100円。  

  去年の夏であれば、デザートは「甘味あらい」と決まっていた。今年はどうしよう。和の甘味であれば池上駅前の「浅野屋」が候補であるが、今日は洋のスイーツをということで、蒲田に戻って「まやんち」へ。


池上駅(蒲田方面行き)のホーム

  先週に続いて2回目の訪問だが、今日は混んでいた。お目当てのピーチメルバは売り切れで、プリンとアイス(どちらも自家製)を注文。紅茶はお店の人と相談して、和紅茶(伊勢産)にしてもらった。ストレートで飲んだが、キレのある紅茶である。ピーチメルバは電話で予約すればとっておいてもらえるとのことなので、次回はそうしようかな。

   久しぶりのジム。筋トレを2セットと有酸素運動(クロストレーナー)を負荷レベル11で35分間。400キロカロリー(月見そば一杯分)を消費。8月は週2回ペースで通いたい。8月中に2キロの減量が目標である。

  トレーニングを終えて、陸橋を渡って西口へ。

   コンビニでサントリーの「エスプレッソーダ」という新商品を購入。エスプレッソコーヒーをソーダで割ったものである。一体、どんな味がするのかと思ったが、案外、想像した通りの味。う~ん、コーヒーとソーダの組み合わせは、やっぱり、無理がある。ソーダは外向的・遠心的な飲物である。プシューとはじけるところが持ち味である。それに対してコーヒーは内向的・求心的な飲物である。じっくりと味わうところが持ち味である。正反対のベクトルがぶつかって身動きがとれない感じだ。

   くまざわ書店で以下の本を購入。

     吉澤夏子『「個人的なもの」と想像力』(勁草書房)

     信田さよ子『それでも家族は続く カウンセリングの現場で考える』(NTT出版)

     瀬尾まいこ『幸福な食卓』(講談社文庫)

  専門学校の庭のベンチで風に吹かれる。ひと頃より日没は早くなったとはいえ、今日は8月の7日、まだ一桁台だ。夏はまだまだ続く。

 

  高校以来の友人Kにメールで連絡し、来週後半に彼の茅野の別荘(安楽亭)を訪問する約束をする。 

   ・・・男子のサッカーは1-3でメキシコに負けた。うん、向うが強かった。さあ、寝よう。


8月6日(月) 雷雨

2012-08-07 02:52:09 | Weblog

  7時、起床。フェンシングの団体決勝を生放送で見ていて、寝たのは5時頃だったので、2時間しか寝ていない。電話で起こされたのだ。早朝の電話というのは何かよくないことの知らせであることが多い。妻が出て、「清水の会のMさんから」と言った。清水幾太郎の教え子の集まりの世話役をしている方である。「はい、おはようございます」と言って電話に出ると、竹内洋さんが『メディアと知識人 清水幾太郎覇権と忘却』という本を出版されたことはご存知ですかと聞かれた。もちろん知っているし、すでに手元にある。竹内さんがこの本を書くのにMさんにインタビューをした経緯も知っている。何か内容に問題があったのだろうか。しかし、Mさんがあれこれ話すことを聞いていると、何かトラブルがあったとかいうことではないようである。要するに竹内さんが清水幾太郎についての本を出したということを私に教えたかったというだけのことのようである。ご高齢のMさんにとっては、午前7時の電話というのは、普通の人の午前9時の電話みたいな感覚であるらしい。私はMさんにお礼を言い、それからもう一度蒲団にもぐり込み、10時頃に起きた。

  ベーコン&エッグ、ご飯、冷麦茶の朝食。ご飯の上にバターをのせ、目玉焼きで蓋をして、バターが溶けたところで醤油をかけて全体をかき混ぜて食べる。贅沢バターライスなり。

  凄まじい雨である。雷も鳴っている。これではさすがの散歩好きの私も自宅にこもるしかない。おかげで答案の採点は捗った。

  昼食は妻がジムの帰りに買ってきた調理パン。

  夕方から私も久しぶりにジムに行くつもりだったが、変則的な睡眠で身体のバランスが崩れていると感じたので、やめておいた。

  瀬尾まい子『僕らのごはんは明日で待ってる』の続きを読む。瀬尾まいこらしい曲線的な文章。人が喜んだり苦しんだりする心の襞を軽やかにそして繊細に描く才能がこの人にはある。

  恋愛小説を読んでいて、戸惑うことの一つは、別れる場面のやりとりである。私はこれまでの人生で女性に「僕と別れてくれ」と言った経験も、女性から「私と別れてください」と言われた経験もない。つまり恋人同士の別れというものを経験したことがないのだ。だから学生とか卒業生が「彼(彼女)とは別れました」と言うのを聞くと、へぇ、若いのにすごいなと思う。実際、彼女と別れたいと思ったとき、「僕と別れてくれ」なんて単刀直入な言い方をするものなのだろうか。彼女から「私と別れてください」なんて単刀直入に言われたら、一体、どんな気持ちがするのだろうか。「これ、ドラマか?」という誰かの声が聞こえてきたりしないのだろうか。

  若い頃に経験しなかったことで、経験しておくのも悪くはなかったのではないかと思うことは3つある。恋人との別れ、一人暮らし、そして自動車の免許をとることだ。

  ・・・というところで、なでしこジャパンが2-1でフランスに勝った! ああ、最後はハラハラした。さあ、寝よう。