フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

8月17日(金) 晴れのち雨

2012-08-18 14:10:46 | Weblog

  7時、起床。近所を散歩する。花と仏と雲。

 

 

   8時から「梅ちゃん先生」を観ながら朝食。野菜と果物がたっぷりの食卓。時間をかけてゆっくりと食べる。なんと贅沢な時間だろう。 

   朝食の後はまたしばらく横になる。昼寝ならぬ朝寝である。犬のシローもゴロンとしている。

  昼食は小淵沢の蕎麦屋「眞」で。焼き味噌、お新香、とろろ蕎麦、追加のセイロ、天ぷらを注文。どれも美味しい。

   原村の樅の木荘の温泉に入る(K夫妻はその間ドライブ)。 風呂から上がり、休憩室でコーヒー牛乳を飲む。

   たてしな自由農園という市場をのぞいてみる。


コリンキー(という南瓜)


そうめん南瓜


ゴールドラッシュ(というトウモロコシ)


「りんご」と書いてあるけど桃だよね?

  上里牧場に寄ってソフトクリームを食べてから、茅野駅へと向かう。ポツポツと雨が落ちてきた。雨と共に去りぬだ。次に来るのは秋だね。秋には秋の花が咲き、秋の雲が浮かんでいることだろう。

  3時50分発のあずさ24号に乗る。


読書と二日分の日誌


東京に入るころは雨はあがっていた


定刻(6時4分)よりも少し遅れて新宿着

  妻にメールで夕飯の献立を尋ねたらジンギスカンとのこと。う~む、焼肉は昨夜腹いっぱい食べたからなあ。そのせいもあって今朝の体重は要注意レベルを1キロオーバーしている。外で軽く済ませて帰ることにする。蒲田の「ルノアール」でミックサンドとコーヒー。しばらく読書。

   「夏の受けとめかた。夏との接しかた。夏のさなかへの身の置きかた。夏らしさの楽しみかた。夏ならではの精神状態の維持のしかた。夏の思い出としての仕事。この夏こそ、と期するなにごとか。すぐにやって来る夏にそなえて、夏に対する心構えの準備をしなくてはいけない。ほんの数分でいいから、これが今年の夏だ、と心から思える時間を待ちたい。出来ることなら、なにか食べるもの、あるいは、飲み下すものとともに。
   それは水ではないか、といまの僕は思う。冷たくておいしい、平凡なグラス一杯の水。氷が入っていてもいいだろう。喫茶店で席につくと、まず一杯の水をテーブルに置いてくれる。あの水だ。この上なく夏らしいある日の午後、ふとコーヒーを飲みたくなって入った喫茶店の、一杯の水、これが僕の夏となる。」(片岡義男「まず一杯の水をテーブルに」、『洋食屋から歩いて5分』所収)。 


夜の蒲田には造花のひまわりが咲いていた。

 


8月16日(木) 晴れ

2012-08-18 08:28:42 | Weblog

  8時、起床。ハムとレタス(だけ)の朝食。

  9時少し前に自宅を出る。新宿発10時ちょうどのあずさ11号に乗って茅野へ向かう。高校時代からの友人Kの別荘(安楽亭)を訪ねるのである。今年の5月に初めて行って、3ヶ月ぶり、2回目の訪問だ。

  12時4分に茅野に到着。K夫婦が迎えに来てくれている。そのまま車で「香草庵」へ。高原の蕎麦レストラン。「本日完売しました」の表示が出ていたので、あれれと思ったが、予約客はOKなのだった。


知らなければ蕎麦屋さんとは誰も思わないだろう。


出窓のある個室に案内される。


ニシン蕎麦(冷やし)を注文。大きくて肉厚のニシンと蕎麦の相性がピッタリ。

  デザートは近くのレストランカフェ「GREEN EGG」で。ここも二度目の訪問だ。庭のブルーベリーを口に入れてみたりする。 


今回も天気に恵まれた。


正面に見えるのは八ヶ岳連峰(中央は阿弥陀岳)


口に入れて噛むと、ちゃんとブルーベリーの味がした


桃のタルト フルーツとクリームとアイスクリーム添え

   別荘(安楽亭)に到着。しばし昼寝。


縁側からの風景 

   昼寝の後は村の温泉へ。風呂から上がって、畳敷きの広い休憩室でカキ氷を食べる。

  夕方から村の共同墓地へ。今日はお盆の最後の一日。先祖の霊を見送るために村の人たちが集まってきた。

 

 

  夕食は上里牧場へ食べに行く。焼肉を腹いっぱい食べる。

  満腹で外に出ると、満天の星にびっくりする。したたるような星空で、天の川も見える。Kは短い時間の間に流れ星を2つ目撃した。流れ星を見たら願い事を言うと叶えられるといわれるが、Kによれば、流れ星が消えるまでの間に願い事を言わないとならないという。そうなのか? そうだとすれば、それはほんの一瞬の間だから、センテンスで語るのは無理で、単語を叫ぶしかない。それも「しあわせ」なんて4音節の単語は無理で、「あい」とか「かね」とかの2音節の単語がせいぜいで、それも流れ星を見つける前に言うぞ言うぞと準備しておかなくてはならない。最適なのは1音節の単語だが、何かあるだろうか。子供が欲しい人が「こ」、頭髪の薄い人が「け」とか、考えるとけっこうありそうだ。

  10時就寝。けれど安楽亭の時計は昔の柱時計のように1時間ごとに時刻を知らせる大きな音が鳴る(それも時刻の数字と同じ数だけ)タイプで、私はときどき目が覚めた。