7時、起床。近所を散歩する。花と仏と雲。
8時から「梅ちゃん先生」を観ながら朝食。野菜と果物がたっぷりの食卓。時間をかけてゆっくりと食べる。なんと贅沢な時間だろう。
朝食の後はまたしばらく横になる。昼寝ならぬ朝寝である。犬のシローもゴロンとしている。
昼食は小淵沢の蕎麦屋「眞」で。焼き味噌、お新香、とろろ蕎麦、追加のセイロ、天ぷらを注文。どれも美味しい。
原村の樅の木荘の温泉に入る(K夫妻はその間ドライブ)。 風呂から上がり、休憩室でコーヒー牛乳を飲む。
たてしな自由農園という市場をのぞいてみる。
コリンキー(という南瓜)
そうめん南瓜
ゴールドラッシュ(というトウモロコシ)
「りんご」と書いてあるけど桃だよね?
上里牧場に寄ってソフトクリームを食べてから、茅野駅へと向かう。ポツポツと雨が落ちてきた。雨と共に去りぬだ。次に来るのは秋だね。秋には秋の花が咲き、秋の雲が浮かんでいることだろう。
3時50分発のあずさ24号に乗る。
読書と二日分の日誌
東京に入るころは雨はあがっていた
定刻(6時4分)よりも少し遅れて新宿着
妻にメールで夕飯の献立を尋ねたらジンギスカンとのこと。う~む、焼肉は昨夜腹いっぱい食べたからなあ。そのせいもあって今朝の体重は要注意レベルを1キロオーバーしている。外で軽く済ませて帰ることにする。蒲田の「ルノアール」でミックサンドとコーヒー。しばらく読書。
「夏の受けとめかた。夏との接しかた。夏のさなかへの身の置きかた。夏らしさの楽しみかた。夏ならではの精神状態の維持のしかた。夏の思い出としての仕事。この夏こそ、と期するなにごとか。すぐにやって来る夏にそなえて、夏に対する心構えの準備をしなくてはいけない。ほんの数分でいいから、これが今年の夏だ、と心から思える時間を待ちたい。出来ることなら、なにか食べるもの、あるいは、飲み下すものとともに。
それは水ではないか、といまの僕は思う。冷たくておいしい、平凡なグラス一杯の水。氷が入っていてもいいだろう。喫茶店で席につくと、まず一杯の水をテーブルに置いてくれる。あの水だ。この上なく夏らしいある日の午後、ふとコーヒーを飲みたくなって入った喫茶店の、一杯の水、これが僕の夏となる。」(片岡義男「まず一杯の水をテーブルに」、『洋食屋から歩いて5分』所収)。
夜の蒲田には造花のひまわりが咲いていた。