フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

8月23日(木) 晴れ

2012-08-24 03:01:26 | Weblog

  8時半、起床。昨日の夕食の残りもの、トースト、冷麦茶の朝食。たいていのものはパンと不調和を起こさない。ただし、昨日の残りもののとろろ芋はやめておいた。

  昼、床屋に行く。雲のない青空を写真にとる。建物も木立も入れず、青空だけを撮る。

  気分がすっきりしたところで、「銀座アスター」で昼食。ランチセットの酢豚を注文する(1500円。ただしデザートは別注文)。「銀座アスター」の蒲田店は私が小学生のとき、東口の駅ビルが出来たときからテナントの1つとして入っていた(現在は西館へ移動)。家族で外食で中華料理というと「銀座アスター」と決まっていた。いまでもJR蒲田駅周辺では一番格の高い中華レストランである。格が高くても美味しくなければ意味がないが、私はここの料理は美味しいと思う。蒲田は大衆的な中華料理店の宝庫だが、少しばかりゆったりとした気分で食べたいときは、ここ「銀座アスター」がいい。


お冷を下さいと頼む(飲み干すと何も言わなくても注いでくれる)


サラダは新鮮


瓜の漬物が美味しかった


ピリッとした味わい


安定した美味しさ


ココナツミルクの中にはタピオカのほかに小豆が入っている


お茶は最初に出て、食事が終ると新しいものをもってきてくれる

  大森に行く。キネカ大森でTCG(テアトルシネマグループ)メンバーズカードの入会手続きをする。入会金(年間費)1000円で、キネカ大森はもちろん、テアトルシネマグループ全館でいつでも映画が1300円、つまり前売り料金と同じ料金で観られるのである(前売り券を買う手間が省ける)。しかも火曜日と金曜日は1000円である。おまけに入会特典として、特別入場券(無料)と割引優待券(1000円)を各1枚もらえる(8月末までの入会の場合)。つまり特別入場券1枚ですでに入会金1000円の元はとれてしまうのである。これは入会しない手はないだろう。特別入場券でもう一度『おおかみこどもの雪と雨』を観ようかしら。

  キネカ大森は西友の5Fに入っているのだが、手続きを終えて、2Fのカフェ「珈林」でかき氷(390円)を食べる。冷房の効いた場所で食べるかき氷は興ざめがするものだが、ここは冷房が適度で(店の内外を仕切る壁がないためだろう)、最初はコーヒーでも注文するつもりで入ったのだが、かき氷を注文する気になった。オーソドックスなシロップたっぷりのかき氷だった。

   大森に来たついでなので、これまで歩いたことのない南太井周辺(JR大森駅と京急大森海岸駅の間の地帯)を歩いてみる。昔は花街だったそうで、いまはいすゞ自動車の本社などがあって、ビジネス街となっているが、花街時代の名残だろうか、有名な飲食店(洋食の「入舟」、蕎麦の「恒布更科」、鰻の「梅むら」など)が散在している。


いすゞ本社


お座敷洋食の「入舟」

  大森は蒲田の隣街で同じ大田区だが、蒲田とはまた別の文化圏というべきものを形成している(昭和22年に大森区+蒲田区→大田区となった)。たまに散歩の足を伸ばして訪問しよう。


日本考古学発生の地(モースによる大森貝塚の発見)として知られている


ホームの屋根を支える柱が旧い木製なのが特徴(電車の窓から大森駅=次は蒲田駅だとすぐにわかる)


蒲田駅のホームのモニュメントはこの螺旋階段(駅の事務所へと続く)

  有隣堂で、デイヴィット・ゴードン『二流小説家』(早川書房)を購入。


陸橋と青空