フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

12月31日(日) 晴れ

2015-01-01 13:26:41 | Weblog

9時、起床。

トースト、サラダ(ハム、炒り卵、トマト、レタス)、紅茶の朝食。

昼食は小倉トーストと紅茶。

京都のUさんからホタテ貝が送れらて来た。いつもありがとうございます。妻の捌き方も上達しております。

夕食はもちろん蕎麦。

天ぷらと一緒に。

 紅白歌合戦を観ながら今年一年を振り返る。

1月 現代人間論系が1年生の進級先希望(最終集計)でトップになる。

 これは論系のカリキュラムの設計段階からかかわってきた人間の一人として感慨深いことであった。こんな日が来るなんて当初は考えられなかった。もっとも一番人気があるのは表象・メディア論系で、これはずっと変わっていない。喩えていえば、恋愛相手としては表象・メディア論系だけど、結婚相手としては現代人間論系がいいという感じであろう。まじめで、やさしくて、ピュアな論系なんです。

3月 論系ゼミ4期生卒業

 19名を送り出す。お元気で。

3月 卒業生のMさん死去(享年29歳)。

 亡くなったのは卒業式の日の夜だったが、私がそのことをMさんのお姉さんからメールで知ったのは、それから4日後、葬儀が終わってからだった。こういう日が遠からず来るだろうことは覚悟していた。発病から3年間、高知にいる彼女とはメールのやりとりをしていたが、一度だけ、その3年間の中間あたりの時機に私が高知を尋ね、彼女と会った。あのとき会っておいてよかったと思うし、彼女もそう言っていた。ただ、私としてはもう一度会っておけばよかったという思いを禁じ得ない。二十九の春爛漫の別れかな たかじ

3月 母、右肩を骨折

 よく骨折をする人であるが、今回は骨折の程度がひどく、自立した生活に支障が残った。

4月 2000年卒の教え子たちによる還暦祝いの会

 今年は卒業生と会う機会が飛躍的に増えた年だったが、その大きな理由がこの還暦祝いの会だった。還暦祝いの会はそのときだけの同窓会的社交に終わらず、以後の個別的な社交へと展開していったのである。

4月 「maruharu」閉店

 サンドウィッチ専門のテイクアウトの店だが、イートインもでき、常連客の多い小さなコミュニティだった。はるさんという方が妹さんと二人でやっている店だったが、借りている店舗の建て替えの話が出たのを機に郷里へ帰られることになった。お気に入りのカフェの消滅は淋しいことである。この街を離れんとして春の風 たかじ

5月・8月・11月 信州旅行

 茅野にある高校時代の友人の別荘を春夏秋に尋ね、旧交を温めているが、ついでに松本や長野まで足を延ばしている。今回は夏の旅行のときに長野が地元の卒業生のTさん(論系ゼミ4期生)と会った。大学周辺で会う(第一のパターン)とも、私の地元である蒲田周辺で会う(第二のパターン)とも違う、卒業生の地元で会う(第三のパターン)という新しいパターンだが、今後、地方在住の卒業生が増えてくれば、点と点を結んで、日本全国教え子を尋ね歩く旅というものが可能になってくるかもしれない。老後の夢の1つです。

9月 青森旅行

 最年長の教え子の一人で弘前大学で教鞭をとっている高瀬君を尋ねて、青森・弘前を旅行した。行きあたりばったりの旅も面白いが、土地のことをよく知っている人に案内されての街歩きも楽しいものである。天ぷら屋「いもや」やデザートレストラン「シュバルツバルト」のご主人やマダムやシェフと知り合いになれたのは高瀬君が仲介してくれたからである。信州旅行同様、青森旅行も年中行事になりそうである。

9月 ゼミ旅行(3年生)

 群馬の温泉に一泊二日のゼミ旅行。勉強の要素は一切なく、完全なレクリエーション。ゼミ4期生まではこうしたものはなかったが、昨年の3年生(5期生)から導入された企画である(全部学生が企画している)。4期生以前の卒業生たちがその様子を私のブログで観て、「な、なんなんですか?あれは!」と嫉妬交じりに言っていた。自分たちのときのゼミ合宿はずっとセミナーハウスにこもってのガチな合宿だったではありませんかと。はい、いまもそのガチな合宿はやっていますよ。それプラス、親睦のためのゼミ旅行なんです。時代は変わって行くのです。

10月 「あるす」のご夫妻結婚50周年

地元蒲田の行きつけのカフェの1つ「あるす」のマスターご夫妻が結婚50周年を迎えられた。お祝いに花を贈らせていただいたが、先日、伺ったときに奥さまはその花を「あるす」の開店35周年のお祝いのものだと勘違いされていた。結婚記念日は3日で、開店記念日は12日なのだが、私はちゃんと3日に伺ってお花をさしあげたのである。まあ、両方のお祝いを兼ねているといえますけどね。どうぞいつまでも仲睦まじくお店に出て下さい。

11月 夫婦で箱根旅行

久しぶりの夫婦二人だけの旅行。基本的に一人旅を好む私ではありますが、たまの夫婦旅行もよいものです。妻も今度の年賀状で箱根旅行について触れながら、「子供たちが独立した今、2人で過ごす時間を大切にしていきたいと思います」と書いていました。

11月 母が腰椎を圧迫骨折

本当によく骨折をする人ですが、今回は寝る前はなんともなかったのに朝起きたら腰椎を痛めていました。幸い、軽度ではありましたが、外出には車椅子が必要で、まだ完治はしていません。

12月 母の体調不良

中旬に胃腸の調子を悪くして、それからずっと食欲不振の状態が続いています。食欲というものは気力と連動しているので、食べないから気力が出ない、気力がないから食べたくないという悪循環です。

こうして振り返ってみると、「社交」、「旅行」、「家族」、「健康」というのがキーワードのようである。人との付き合い(義理の付き合いではなく、「会いたい人と会う」こと)や、家族や健康を大切にすること、そして日常生活の外にたまに出てみること、そういうことだろう。

紅白歌合戦は白組の勝ち。これで最近10年は白の9勝1敗である)、一家で町内の神社へ初詣に行く。

本年もよろしくお願いします。