フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

1月1日(日) 晴れ

2017-01-02 16:37:58 | Weblog

9時、起床。

2017年の最初の朝である。

カレンダーの表紙をめくる。

赤いフロックコート。米津祐介のクレヨン画のカレンダーは毎年使っているが、絵と月がコテコテの対応をしていないところがよい。

研究室で使う卓上カレンダーの方はホットドッグ。共通点は、たまたまだろうが、赤い色だ。

 初暦真紅をもつて始まりぬ 藤田湘子

元旦の新聞はぶ厚い。

朝の食卓に全員(私、妻、娘、息子)がそろう。

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

いただきます。 

私のとくに好きなもの。

昆布巻き(ニシン)。

黒豆。

田作り(ナッツ入り)。

松前漬け(数の子入り)

届いた年賀状に目を通し、返信を何枚か書いてポストに出しに行きがてら、散歩に出る。すでに午後3時を回っている。

いきつけのカフェで元旦からやっているのは「ルノアール」くらいだ。

遅い昼食をとる。チキンサンドとコーヒー。

酉年にあやかって、チキンサンドがおすすめメニューになっている。

早くも夕暮れだ。

陸橋に登る。

西方の空。

 陸橋を降りると新蒲田辺り。

 

母校の御園中学校だが、当時の面影はほとんど残っていない。

中学校の隣の西蒲田公園。背の高い二本の木が目印だ。

東急線(多摩川線、池上線)の踏切を渡る。

サンロード商店街に出る。

昔の蒲田駅周辺の写真が展示されていた。

いまのサンライズ商店街である。おそらく昭和30年代、東京オリンピックの前の写真だろう。この風景は記憶にある。東京オリンピックで駅前が区画整理をされて戦後的風景が払拭されたのだ。

西口駅前広場。

向こうに「蒲田銀座」の看板が見える(いまのサンロード商店街だ)。

「フタバ」の看板は記憶にないが、このあたりにはおもちゃ屋があったはずである。駅前におもちゃ屋があった時代。子供が主役の時代だったのだ。

この写真はさきほどのものよりも以前のもの(昭和20年代)だろう。

商店はほとんど閉まっているが、「サカゼン」は店の前にワゴンを出してセールをやっている。

外国人の客が多い。

そろそろ帰るとしよう。

自宅の前まで来るとなつがどこからか姿を現し、玄関を開けるとサッサと入って行った。

息子の足になつくなつ。誰が見ても飼い猫に見えるだろう。

夕食はほぼ朝食の再現だが、ご飯とサラダが出ているところが朝食とは違う。アルコールを飲まない私はお節料理と刺身でご飯が食べたいのだ。

夜、年賀状の返信書きに気合を入れてとりかかる。元旦から夜更かしだ。

5時、就寝(!)。徹夜一歩手前で書き終わる。