8時、起床。
サラダと紅茶だけの朝食。これには訳がある(のちほど明らかに)。
午前中、書斎で机に向かっているときは、ラジオでFMを聴いている(というか、流している)。TVは仕事の妨げになるが、ラジオはならない。むしろリラックスした気分にしてくれる。中学生の頃からの習慣である。
11時15分に卒業生のユカさん(論系ゼミ6期生)と蒲田駅で待ち合わせ、「まやんち」へ行く。彼女は新聞社に就職し、高知の支社で記者をしているが、研修で東京に来ていて、今日高知に戻るのである。
彼女は「まやんち」は二度目。4年生の夏、就活で頑張っている自分へのご褒美に、一人で来て、ピーチメルバを食べたそうである。
キッシュと野菜サンドを注文し、シャアする。紅茶は私はアッサム、彼女はヌバをそれぞれミルクで。
職業柄、彼女はいつもカメラを持ち歩いている。ストラップには新聞社の腕章が付いている。
ユカさんの生活時間の8割は仕事の時間で占められている。新聞記者2年目の今年の目標は、社交の時間(高知で友人を作る)や孤独の時間(本を読んだり)を増やすことである。仕事では上司とケンカ腰でやり合うこともしばしばだそうだ。いいね、新米記者は生意気なくらでちょうどいいのである。いい記者になってほしい。
彼女はこの後、東急プラザのバーゲンで買い物をして、羽田から飛行機で高知に帰る。健康管理はくれぐれもお忘れなく。また、会いましょう。
1時15分に卒業生のAさんと蒲田駅で待ち合わせ、「phono kafe」へ行く。実は、今日はAさんとのランチの約束がまずあって、直近になってユカさんとの約束が入ったのである。普通なら先約があるので別の日にするところだが、なにしろ今日高知に帰ってしまうので、今日を逃すと次はいつになるかわからない。幸い2時間ほどの時間差があるので、朝食をサラダだけにして、軽めのランチを2回とるような感じで対応は可能だろうと判断したのである。
Aさんは赤ちゃん同伴である。生後10か月の長女Yちゃんである。
「phono kafe」には和室がある。普段はテーブル席を利用しているが、4名以上で会うときや、小さなお子さん連れの人と会うときは和室は便利である。注文した料理が運ばれてくるのを待つ間にYちゃんの食事(離乳食)。
卓袱台でつかまり立ちのYちゃんはすこぶる機嫌がいい。
大人の食事はご飯セット(惣菜は6種をシェア、ご飯は軽め)。
おからコンニャクの竜田揚げ(手前)、ヤーコンの白和え(奥)。
ルッコラと長ひじきのクルミソース。
レンコンのナゲット(手前)、春菊のゆず酢和え(奥)。
玄米と豆腐のタルト人参ソース掛け。
皿数はあっても、お腹に持たれない低カロリーの食事である。連続ランチにはもってこいのメニューだ(笑)。
われわれが食事中、Yちゃんはずっといい子にしていた。
デザートはダブルチョコレートケーキ(ハーフサイズ)。飲みものは私は小豆茶、Aさんは穀物コーヒー。
Yちゃんは人見知りをしない子なのかと思ったが、そんなことはなくて、Aさんが実家にYちゃんを連れて行ってAさんのお父さんが抱っこしようとすると泣き出すそうである。たぶん私は小動物の扱いになれているのであろう。抱っこするときは、いきなりの、無理矢理はいけない。まずは友好的な関係を築くことが大切である(具体的にはゼスチャーや表情で相手に笑ってもらうこと)。
Aさんは、子育ては大変楽しいが、ずっとそれだけの生活ではなく、Yちゃんを1歳児保育に預けて(預けられるかどうかは未定)、4月から仕事に復帰したいとのことである。
「phono kafe」を3時過ぎに出て、 AさんとYちゃんを東急蒲田駅の改札まで見送り、私はJRに乗って大学へ。
寒波を予感させる雲が出てきた。
5限・6限はゼミ。先週に続いて4年生のゼミ論概要発表(6名)。
「働きながら余暇を充実させるために」(Sさん)
「夢を語りづらい若者の実情―夢の強迫に負けないために―」(Tさん)
「現代の若者とアイドル」(C君)
「友人・家族をレンタルすることの意義―人間関係から生じる孤独感と疲弊感―」(Tさん)
「これからの女性のライフコース」(Nさん)
「社会的孤立を防ぐ―地縁再興に託して―」(H君)
8時過ぎに大学を出る。明るい月が出ている。
「ごんべえ」で夕食。
カツ丼セットを注文。
昨夜、ミサさんが「五郎八」でカツ丼を食べているのを見ながら、「明日は「ごんべえ」でカツ丼を食べよう」と思ったのである。煮汁がご飯にしみて美味しいカツ丼はB級グルメの王道である。
地下鉄に乗る前に「あゆみブックス」に寄って、『尾崎放哉-つぶやきが詩になるとき』(河出書房新社)を購入。
10時、帰宅。
金曜日は夜更かし(いつもか)。3時、就寝。