フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

1月14日(土) 曇り 寒波到来

2017-01-15 16:27:16 | Weblog

8時、起床。

サラダと紅茶の朝食。トーストを抜いたのは、昼食がパンだからである。

11時半頃、家を出る。

寒波が街にやってきた。

12時に鹿島田駅で卒業生のユミさん(論系ゼミ一期生)と待ち合わせ、「パン日和あをや」へ。年末に会ってから2週間くらいしか経っていないが、彼女は来週ドイツに戻るので、その前にもう一度会いましょうということになったのである。「パン日和あをや」は彼女の希望。

予約しておいたテーブルのそばにはストーブが置かれている。

寒いけれど、お店の中はあたたかいので、最初にアップルタイダーを一本注文して、喉を潤す。さあ、おしゃべりの始まりだ。

本日のスープはさつま芋のポタージュ。暖かい!

新玉ねぎのサンド。「えっ、もう新玉ねぎが出ているのですか?」「はい、今年は早いようです」

私はこれに目がない。

フランスサンド。コッペパンに林檎、ブリ―チーズ、ルッコラを挟んでいる。林檎には蜂蜜をかけて食べる。これが実に合うのだ。

ホットショコラにクロワッサンを付けてもらう。

ユミさんは今月のドリンクのホットミルクセーキ。

彼女の婚活について「あをや」のご夫妻や、隣のテーブルの常連客を交えておしゃべりをする。奥様がおっしゃるには「紹介できる素敵な女性はたくさんいるのですが、紹介できる素敵な男性というのはなかなかいないのです」。こういう意見はよく聞く。「phono kafe」の大原さんも、「skipa」ののんちゃんも同意見だった。なぜだろう?もともと「素敵な男性」の絶対数が少ないからか。それとも「素敵な男性/女性」の数は同じなのだが、「素敵な男性」は早々にお相手が決まってしまうということなのか。だとすれば、逆に「素敵な女性」はなぜそうではないのか?

「でも、ユミさんならすぐに見つかると思いますよ」と奥様が言った。「SIKIPA」の宙太さんとのんちゃんも同意見だ。

でも、どうかな、と私は思う。彼女の理想の男性は、『いつかこの恋を思い出して、きっと泣いてしまう』で高良健吾が演じていた「練くん」(引越屋さん)なのである。これはなかなか難しいでしょう。普通に会社勤めをしている人にはまずいないでしょう。

いつか、この日のブログを読み返して、きっと笑ってしまう、となるといいのだが(笑)。

2件目のカフェは矢向駅の近くにある「ロッティーズ」。以前から「あをや」の奥様に紹介されていたが、今日、初めて行ってみた。矢向駅近くの商店街から一つ中に入った住宅街の中にある。

後でお店の方に伺ったら、最近出来た店ではなく、もう15年くらいやっているそうである。「木金土」の週三日の営業である。「残りの日はどうされているのですか」と聞いたら、「仕込などをやっています」とのことだった。「金土日月」営業の「phono kafe」と似ている。

「パン日和あをや」と同じで、テイクアウトでも、イートインもOKの店である。

窓際のテーブルに座る。

私は紅茶。

ユミさんはカフェオレ。

私はミルクレープ。フルーツがたくさん入っている。

ユミさんはフルーツタルト。きれいだ。

写真には撮れていないが、庭にはメジロなどがやってきて、木の実をついばんでいた。

窓際のやわらかな光でユミさんのポートートを撮る。彼女の写真はたくさん撮っているが、この表情は初めてかもしれない。

ドイツ滞在は2年半に及ぶが、一時帰国の度に会っているから、むしろ卒業生の中ではよく会っているほうだろう。

ゼミ一期生なので、彼女とのつきあいも8年になる。単純で、繊細で、おまけに欲張り、というのが彼女についての私の人物評である。単純というのは物事に感動しやすいということ、繊細というのは人間関係に気を遣うということ、欲張りというのは「あれもしたい、これもしたい」という自分の気持ちに正直ということである。

「練くんが理想ですが、現実にはそういう人はいないだろうと思っています」と彼女は言った。ふ~ん、それはどうかな。たとえば婚活をして、非練くん的なタイプの人と結婚したとする。それから何年かして、練くん的な人と出会ったとする。そのときどうする?「そ、それは、相当に危ういかもしれません」(笑)と彼女は答えた。でしょ。『運命に、似た恋』(←ユミさんの大好きなドラマ)の原田知世みたいになっちゃうのではないだろうか。「これが現実なんだ」と自分に言い聞かせるように毎日を生きていくことはあなたには無理だと思いますよ。

そんな真面目なようで、たわいもない、おしゃべりをした。

 時間はそろそろ4時になろうとしていた。彼女はこの後、有楽町で高校時代の友人と会う約束がある。

矢向駅のホームは寒風が吹いていて、電車を待つ人たちはホームを避けて、階段の上の通路に集まっている。 

次に会うのは本帰国した後の3月ごろになるでしょうか。ドイツでの残りの日々を大切に、健康に、過ごしてください。

春カフェは真っ先に「SKIPA」に行きましょう。

最後はJR東日本の「行くぜ東北」のポスター風にまとめてみました(笑)。

彼女とは川崎駅で別れた。

蒲田に着いて「phono kafe」に顔を出す。

小豆茶と、お茶うけに白菜とふのりの柚子酢を注文。

夕食前の前菜にちょうどいい。

カフェ仲間の陶芸家、清水直子さんが出品するグループ展のDMが置かれていた。

「日向ぼこ」展。

1月17日から29日まで。

恵比寿駅近くの「ギャラリー Malle」で。

家に帰ると、玄関先になつがやってきた。ドアを開けるとさっそく家の中に。

「寒かったよ~」と甘えることしきりであった。

夕食は妻と「マーボ屋」で食べる。

野菜サラダ。

酢豚(黒酢)。

四川風麻婆豆腐。辛さの控えめな広東風もあるが、今日のように寒い日はこちらに限る。

 今日も夜更かし。3時、就寝。