8時、起床。
「なつがウンチをしたわ」と妻が言った。また畳の上にウンチをしてしまったのか!と思ったら、そうではなかった。ダンボールに猫砂を敷いて置いておいた猫用トイレの中にちゃんとしていたというのである。えらいぞ、なつ!
猫用トイレはなつが夜を家の中で過ごすようになったときから置いておいたのだが、それを無視して、畳の上にしてしまったので、私が寝る前になつをちょっと外に出して、排泄を外でさせてから(しかたどうかはわからないのだが)、再び家の中に入れるようにしていた。妻は妻で早朝から(なつが家の中で粗相をする前に)なつを外に出すようにしていた。おそらくウンチを畳の上でしてしまったときにウンチをトイレに流す前に猫トイレにおいて匂いが残しておいたのが功を奏したのかもしれない。ここが自分のトイレの場所なのだと理解したのだろう。やはり頭のよい猫である。これで安心して私たちも眠れる。
パン、サラダ(鶏のササミ)、紅茶の朝食。
今日は午前中から会議がある。9時半に家を出て、大学へ。
いまJR東本では「ドラゴンボール」のスタンプラリーが行われているのだが、蒲田駅には「餃子」(チャオズ)のスタンプが置かれている。蒲田といえば羽根つき餃子が有名だが、それにからめての配置なのだろう。
10時半から大学院の社会学コース会議。
会議を終えて、昼食を食べに出る。「すず金」はしらばくお休みするようである。
昨日の夕食に続いて「五郎八」で食べることにする。
昨日はお蕎麦は食べなかったので、今日はニシン蕎麦にした。
注文をしてしまってから、財布を研究室に忘れてきたことに気付く。またやってしまった。女将さんにそれを言ったら、「いいですよ。今度で」と言ってくださったので、安堵して食べる。近くのテーブルに事務所の顔なじみに職員さんがいて、「お貸ししましょうか?」と言ってくれたが、いえいえ、それにはおよびません。蕎麦だけに「つけ」でいただきます(座布団一枚!)。
2時から教授会。今日は紛糾するような議題はなくて、サクサクと進んで、4時過ぎに終わった。
明日の講義の試験問題を作って事務所で印刷してもらう。授業にちゃんと出ていれば難しい問題ではない。
6時に大学を出る。
蒲田に着いて、「有隣堂」を覗いたら、「幻冬舎文庫冬の読書フェア」というコーナーがあって、そこで4冊ほど購入。大人の恋愛をテーマにした小説が多いようである。そういう路線でいっているのだろうか。
有川ひろみ『不倫幸福論』
吉本ばなな『不倫と南米』
小川洋子『ホテル・アイリス』
村山由佳『アダルト・エデュケーション』
夕食は豚しゃぶ。牛よりも安くて美味しい。私は牛しゃぶよりも豚しゃぶの方が好きなくらいである。
食後に、昨日、原田君からお土産にいただいたどら焼きを食べる。上品な味わい。
デザートはイチゴ。
食後しばらく休んでから、妻とウォーキングに出る。そのとき家の中にいたなつも一緒に外に出る(一緒にウォーキングするわけでなく、家の中において行かれるのがイヤなのだろう)。妻は30分ほど歩いて先に戻るので(私は+30分)、なつを家の中に入れてやってくれと頼んでおいたのだが、私が帰ってみると家の前の道になつがいるではないか。玄関を開けると自分から入って行った。妻に「入れてやらなかったの?」と尋ねたところ、「入れようとしたのだがけど、入りたがらないのよ。道の方を見て、あなたが帰ってくるのを待っているみたいなの」と言った。う~ん、ちょっと胸キュンとする話ではなかろうか。しばらくなつを膝の上に乗せて(自分から乗りたがるのだ)、よしよしと撫でてやる。
風呂を浴びてから、昨日録画しておいてドラマ『カルテット』の初回を観る。実に面白い。脚本がいい。 『最高の離婚』、『問題のあるレストラン』、『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』の坂元裕二の脚本である。坂元祐二に外れなし。コミックや小説を原作とするドラマが多い中、高いクオリティーのオリジナル脚本を書き続けていることに驚かざるをえない。
初回の再放送を21日(土)の午後2時からやるそうである。