フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

1月18日(水) 晴れ

2017-01-19 18:33:54 | Weblog

8時、起床。

「なつがウンチをしたわ」と妻が言った。また畳の上にウンチをしてしまったのか!と思ったら、そうではなかった。ダンボールに猫砂を敷いて置いておいた猫用トイレの中にちゃんとしていたというのである。えらいぞ、なつ!

猫用トイレはなつが夜を家の中で過ごすようになったときから置いておいたのだが、それを無視して、畳の上にしてしまったので、私が寝る前になつをちょっと外に出して、排泄を外でさせてから(しかたどうかはわからないのだが)、再び家の中に入れるようにしていた。妻は妻で早朝から(なつが家の中で粗相をする前に)なつを外に出すようにしていた。おそらくウンチを畳の上でしてしまったときにウンチをトイレに流す前に猫トイレにおいて匂いが残しておいたのが功を奏したのかもしれない。ここが自分のトイレの場所なのだと理解したのだろう。やはり頭のよい猫である。これで安心して私たちも眠れる。

パン、サラダ(鶏のササミ)、紅茶の朝食。

今日は午前中から会議がある。9時半に家を出て、大学へ。

いまJR東本では「ドラゴンボール」のスタンプラリーが行われているのだが、蒲田駅には「餃子」(チャオズ)のスタンプが置かれている。蒲田といえば羽根つき餃子が有名だが、それにからめての配置なのだろう。

10時半から大学院の社会学コース会議。

会議を終えて、昼食を食べに出る。「すず金」はしらばくお休みするようである。

昨日の夕食に続いて「五郎八」で食べることにする。

昨日はお蕎麦は食べなかったので、今日はニシン蕎麦にした。

注文をしてしまってから、財布を研究室に忘れてきたことに気付く。またやってしまった。女将さんにそれを言ったら、「いいですよ。今度で」と言ってくださったので、安堵して食べる。近くのテーブルに事務所の顔なじみに職員さんがいて、「お貸ししましょうか?」と言ってくれたが、いえいえ、それにはおよびません。蕎麦だけに「つけ」でいただきます(座布団一枚!)。

2時から教授会。今日は紛糾するような議題はなくて、サクサクと進んで、4時過ぎに終わった。

明日の講義の試験問題を作って事務所で印刷してもらう。授業にちゃんと出ていれば難しい問題ではない。

6時に大学を出る。

蒲田に着いて、「有隣堂」を覗いたら、「幻冬舎文庫冬の読書フェア」というコーナーがあって、そこで4冊ほど購入。大人の恋愛をテーマにした小説が多いようである。そういう路線でいっているのだろうか。

 有川ひろみ『不倫幸福論』

 吉本ばなな『不倫と南米』

 小川洋子『ホテル・アイリス』

 村山由佳『アダルト・エデュケーション』

夕食は豚しゃぶ。牛よりも安くて美味しい。私は牛しゃぶよりも豚しゃぶの方が好きなくらいである。

食後に、昨日、原田君からお土産にいただいたどら焼きを食べる。上品な味わい。

デザートはイチゴ。

食後しばらく休んでから、妻とウォーキングに出る。そのとき家の中にいたなつも一緒に外に出る(一緒にウォーキングするわけでなく、家の中において行かれるのがイヤなのだろう)。妻は30分ほど歩いて先に戻るので(私は+30分)、なつを家の中に入れてやってくれと頼んでおいたのだが、私が帰ってみると家の前の道になつがいるではないか。玄関を開けると自分から入って行った。妻に「入れてやらなかったの?」と尋ねたところ、「入れようとしたのだがけど、入りたがらないのよ。道の方を見て、あなたが帰ってくるのを待っているみたいなの」と言った。う~ん、ちょっと胸キュンとする話ではなかろうか。しばらくなつを膝の上に乗せて(自分から乗りたがるのだ)、よしよしと撫でてやる。

風呂を浴びてから、昨日録画しておいてドラマ『カルテット』の初回を観る。実に面白い。脚本がいい。 『最高の離婚』、『問題のあるレストラン』、『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』の坂元裕二の脚本である。坂元祐二に外れなし。コミックや小説を原作とするドラマが多い中、高いクオリティーのオリジナル脚本を書き続けていることに驚かざるをえない。

初回の再放送を21日(土)の午後2時からやるそうである。


1月17日(火) 晴れ

2017-01-19 09:12:24 | Weblog

8時半、起床。

クロワッサン、ポテトサラダ、紅茶の朝食。

 午後から大学へ。昼食は電車に乗る前に「グッディ―」で。

本日のランチセット(ジャンバラヤ、サラダ、スープ)。

食後のコーヒーもセットに入っている。

「グッディ―」は煙草が自由に飲める喫茶店だが、今回の健康増進法改正案では、こういう店は営業ができなくなる。「テラスドルチェ」も「カフェドコバ」も「ポッタリー」も、先日初めて入った「リオ」も、みんなそうだ。禁煙や昭和は遠くなりにけり、だ。

4限は院生の研究指導。ドクターのS君の報告。

6時過ぎに、実践女子大学の原田君が研究室にやってくる。彼は私が早稲田大学に1994年度から教え始めたときの最初の学生である(3年生のときの調査実習のクラスにいた。同じクラスには弘前大学の高瀬君もいた)。彼は早稲田を卒業後、都立大学の大学院に進学し、高橋勇悦先生(都市社会学)の下で勉強をし、31歳のときにいわき明星大学に就職し、数年後、実践女子大学に移り、現在に至っている。最初に彼と会ったときの私の年齢をすでに越えている。奥様は同業者で、5歳のお子さんがいる。

背の高いのは学生の頃からで(当たり前だが)、185センチくらいある。いささか、いや、かなりか、痩せすぎの体重も学生時代と変わらないそうだ。

彼はロックバンドでドラムを担当していた・・・というのが学生時代の彼についてのイメージの中核にある。だから彼から大学院へ進みたいと聞いたときは驚いた。大学院受験の推薦状にもロックに夢中だった青年が学問に目覚めたみたいなことを書いた(笑)。しかしあとからよく話を聞いてみると、普段からよく勉強をする学生だったようである。

先日、彼は初めての単著を出版した。

原田謙『社会的ネットワークと幸福感―計量社会学でみる人間関係』(勁草書房)

ライフストーリー(質的研究)と計量社会学と方法論は違うが、私もこのテーマにはとても関心がある。拝読させていただきます。

「五郎八」へ食事に行く。 

枝豆。

田楽。

薩摩揚げ。

 カツ煮。

カキフライ。

揚げ茄子。

お新香。

大学教師に共通するあれこれの話題で大いにおしゃべりをしたが、勤務先が女子大であることと、奥さんが同業者というのは私とは決定的に違う点で、その辺の話はとくに面白かった。

支払いの時、「今日は僕にいいかっこをさせて下さい」と言って、テーブルの上の伝票をとりあげた。ごちそうさまです。

「カフェゴト―」に来たのは初めてだそうだ。長身の彼がケーキを選んでいる姿はどこかユーモラスである。

「ハーフ&ハーフ」という手法があることを説明すると、「それ、いいですね」と彼は同意し、チーズケーキとイチジクのタルトをチョイスした。飲み物は私はシナモンミルクティー、彼はブレンドコーヒー。

「カフェゴト―」には閉店の時間(9時50分)まで滞在した。彼の奥さんからメールが入り、「はい、いまから帰ります」と返信していたようである(笑)。

働き盛りで、お子さんも小さいということで、どうぞ健康にはくれぐれも気を付けてくださいね。

今日は愉快な時間をありがとう。卒業生とのネットワークが私の幸福感の大きな要因の1つであることは間違いありません。また会いましょう。

11時、帰宅。