8時、起床。2泊3日の学会出張から帰った翌日は休息に当てたいところだが、そうもいっていられない。2限の授業(現代社会とセラピー文化)に合わせて自宅を出る。昨日とは打って変わって快晴だ。工学院通り商店会へ出るところの角の土地が更地になった。中国人の夫婦がやっていた飲食店と、小さな不動産屋があった場所だ。向かいの唐揚げの「なか川」、珈琲の「アイチ」、「愛知不動産」は昭和20年代からある商店だが、ここもいずれ更地になるのか。
2限の授業を終えて、昼食をとりに出るとき、キャンパス入口横の木立の下で立ち止まって青空を眺めていたら、去年の基礎演習の学生だったYさんが横を通って、「何をされているのですか?」と言ったので、「葉の落ちた枝越しに見る青空は美しい」と正直に答えたら、彼女は「なに?この人」みたいな表情で半歩退いた。引かれてしまったのである。教訓「純な心を無防備に人目にさらしてはならない」。昼食は「たはかし」の生姜焼き定食。
5限の授業(質的調査法特論)を終えて、池袋駅前の東京芸術劇場にワセオケの定期演奏会を聴きに行く。昼間の天気はどこへやら、雨が降っている。今日の曲目は以下の通り。
J.S.バッハ=シェーンベルグ プレリュード変ホ長調
モーツァルト ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467
R.シュトラウス 交響詩「英雄の生涯」作品40
いずれも3ヶ月後に迫ったヨーロッパ公演で演奏する曲で、始めと終わりの曲は9月の定期演奏会でも聴いた。前回と比べてどこかどうと論評することは私にはできないが、指揮の山下一史さんの喜色満面の表情から判断するに、順調に仕上がっているのだろう。「英雄の生涯」のラスト、穏やかに広がる春の海のような調べがとても心地よかった。
2限の授業を終えて、昼食をとりに出るとき、キャンパス入口横の木立の下で立ち止まって青空を眺めていたら、去年の基礎演習の学生だったYさんが横を通って、「何をされているのですか?」と言ったので、「葉の落ちた枝越しに見る青空は美しい」と正直に答えたら、彼女は「なに?この人」みたいな表情で半歩退いた。引かれてしまったのである。教訓「純な心を無防備に人目にさらしてはならない」。昼食は「たはかし」の生姜焼き定食。
5限の授業(質的調査法特論)を終えて、池袋駅前の東京芸術劇場にワセオケの定期演奏会を聴きに行く。昼間の天気はどこへやら、雨が降っている。今日の曲目は以下の通り。
J.S.バッハ=シェーンベルグ プレリュード変ホ長調
モーツァルト ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467
R.シュトラウス 交響詩「英雄の生涯」作品40
いずれも3ヶ月後に迫ったヨーロッパ公演で演奏する曲で、始めと終わりの曲は9月の定期演奏会でも聴いた。前回と比べてどこかどうと論評することは私にはできないが、指揮の山下一史さんの喜色満面の表情から判断するに、順調に仕上がっているのだろう。「英雄の生涯」のラスト、穏やかに広がる春の海のような調べがとても心地よかった。