ヲタクねたご容赦(爆)。トレンチコートのエリは基本的に立ててご使用ください、ということになっております。
それもポロシャツみたくピンと立てるのでわなく、湾曲させるように立てる、んま、このあたりは実物を手にしてやってみてつかあさい(爆)。いうまでもなく、風雨の吹込みを防止する目的ですが、雨中を延々歩く、という場面ではともかく、現代社会においては、なかなかないシチュエーションだと思われます(爆)。
ところで画像はバーバリーのエリを後ろから見たところ。衿の上部はストレートにカットされています。同様のアングルでアクアスを観察してみますと下の画像のように立体的なカーブを描いております。襟そのものも生地が厚めなせいで湾曲させて立てることができます。着心地にどう影響するのかは一目瞭然。襟周辺のフィット感は防滴性能に直結しますから、襟のシェイプだけを見たときにはアクアスのほうが上だ、といえるでしょう。
ステッチの幅もアクアスは抑え目。バーバリーはズドンと太目のものが大胆に通されていて、いさぎよい。このあたりも全体の雰囲気に効いています。オトコらしいのがバーバリー。どこか都会的で洗練されているのがアクアスキュータムだ、というのは一般の通説ですが、なるほど、と思わせてくれるディテールの違いでつ。けれど、生地の厚み、というのか着たときの重量感ではアクアスの圧勝。つまりは素材のコストダウンをステッチその他のディテールをハデにすることで補っているのがバーバリーの本質なのか?と疑いつつさらに痔号へ(爆)。