ぬほう!こりは貴重(爆)・・・といっても自分で買ったのはよいが、ひととおり目を通したのちに本棚の隅に追いやられたまま数十年の放置プレー・・・うちのマダムにいい加減に捨てろや、といわれてしぶしぶ整理するうちにザッシのあいだから発掘されたものですがなにか(爆)。
本好きなのはよいのですが、好き過ぎて捨てることができない。ハードカバーの豪華本ならばいざ知らず、週刊誌、月刊誌の類も読んでいるうちに愛着がわいて(爆)しまい、ついついしまいこむ。最近のザッシはそれこそ装丁がキレイだし、紙質だって悪くないですからこれもやはりしまいこむ・・・
ザッシの山の中から発掘されたこちらはなんと83年9月発行の初版本だ!まさに第2次アイビーブーム真っ盛りの頃に刊行されたアメトラデザイナーの一人。ネオ・ラルフローレン世代ですかね。クラシックスタイルの解説+全世界主要都市のメンズショップガイド、というなかなか興味深い内容ですが、それらのお店はいまだに存続しているのが興味深い。クラシックスタイルというのはそいうものなのでしょう。
ところでアランフラッサーのスーツをいま引っ張り出して着てみますと、とんでもない!クラシックとは名ばかりのバブルの頃に流行った、襟がどよーんと前に落ちている「あの」スタイルをトラッドに落とし込んだビミョーなデザイナールックだったのにはまったくたまげます。サスペンダーを使ってはくパンツや全体のシルエットなど、クラシックな要素はてんこ盛りだったのですが、時の流れ、というのは無常ですね。トレンドを取り込んだものほどすたれてゆく・・・ファッションの性か(完全意味明瞭)。さすがに肩幅はナチュラルショルダーなので、「ナニワ金融道」にはなっておりませんが、フラッサーのスタイルはほんのひとときのモードだったんだなあ、と感慨しきり。そのあたりを踏まえて読んでみるのもまたよし(爆)!