嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

新シリーズ(爆)今日のまかない 西洋肉ぢゃが

2009-04-24 19:25:12 | 今日のまかない

001126_008 今日からはうちのまかない料理についても記事にしてみましょう(爆)。え?なにアンタんとこはお客様にもまかない出してるんとちゃうんかい?って?・・・ううむ、ビーンゴ、ってうそうそ(爆)。

まかない・・・そもそもは税務処理上は自家消費、として「売り上げ」に計上しなければならないものです(爆)。

が、うちとこのまかないはスベーテ頂き物で「まかなっている」と、これが「まかない」の原点。というわけで今夜は「西洋風肉ぢゃが」。ようはポークソテーに新たまねぎ、芽が20cmも伸びちゃったぢゃがいもにそれぞれ火を通してニンニク醤油で味付けをおこなった一品。自家製のニンニク醤油はたまり醤油を使っていますから、それだけでソースの性格を帯びていますが、オリーブオイルを加えてさらにソースらしい仕立てとなっております。え、なに使った豚肉とか「経費」計上してるだろ、って?・・・んなとんでもない、豚肉のように見えるのはじつはぢゃが芋なのです(ほんとうなのか)。ちなみにまかないにもかかわらずカトラリーはクリストフルacierですのよ、ヲホホ~(謎笑)

ご予約は・・・ってまかないでしたね(爆)。


トレンチコートのディテールを観察する その3 インヴァーティッド・プリーツ

2009-04-24 18:50:32 | コスメ・ファッション

Aquas3_2  こんかいは背中に回ってみましょう(爆)。トレンチはいってみれば野戦服がルーツなわけで、動きやすさが身上。ラグランと呼ばれる肩口を広く取った袖の付けかたもそうですし、ベルトの裏から始まる1mにも及ばんとするベントもそうです。

ジャケットやコートのベントは背中の切れ込みをさす用語ですが、トレンチでは切込みではなく、画像のように畳み込んだものになっております。通称、インヴァーティッド・プリーツ。切込みを入れてしまったのでは雨が吹き込むから、というわけですが、その畳み込みの深さに年季が見て取れます。脚の動きを阻害しない余裕がとられています。また、不要なときにはハタハタ開かないようにボタンで留めることもできる機能性がトレンチらしいっす!バーバリー、アクアスともに同様のディテールですが、リアスタイルの印象はこれでもか、と違う・・・以下痔号(爆)。

画像はオークション出品者様の画像を拝借いたしました。が、新品時のタグやaqua5の解説書まで付属しておりました(驚愕)。全体の程度のよさも窺い知れて、こりゃ一発ですわな(ばか)。それにしてもよい買い物であったことよのう。


これってエコ(爆)?25年目のローファーを再生する

2009-04-24 09:48:42 | 履き道楽

000424_004 ジャーン!!画像が件のローファー。正確には27年目に近い26年もの(爆)。バリバリの現役で、いまだに3日にいっぺんは活躍させておりますがなにか。

これ見て、にやりとなさったお方、40代ですね(爆)。そう、バスのウィージャン、あるいはオールデン・フォー・ユナイテッドアローズのコードバンローファーのもろコピー(爆死)を恥ずかしげもなくおこなっておりました正真正銘の日本製靴製でございます。発売当時はこのモデルでも確か25000円程度の正札がついておりましたが、学生の分際でなものに手が出るわけもなく、今も東京 八重洲に健在のリーガルシューバーで9800円で購入したのを今でも鮮明に思い出します。たとえコピーだろうがなんだろうが、お宝っした!

000424_001 一見ピカピカでどこが四半世紀なんだ、と思わせてくれる外観のコンディションですが(爆)、そこはそれ。ミガキをたの私の靴はだいたいがこんなもんです。が、内情はキビシイでつ。まずは画像のモカステッチの破れと甲革そのものにヒビが・・・いうまでないですが、靴で一番ストレスがかかる部分ですから致し方ないですが、ここは直らないかもね。甲のベルト部分にはさんだ1セント硬貨はお約束。いまぢゃさすがにやりませんが、この1セントすら靴を磨くたびに取り出してタバスコふりかけてピカピカにしてましたもんね(懐)。

000424_002 ソールはもう3枚目。つまりかかとと靴底をまるまる交換した、ということです。25年に2回ですから、使用頻度を考えればまあこんなものか。クルマと一緒でサスペンションOHをしないと本来の性能を発揮できなくなるのはクルマも靴も一緒でつ(完全意味明瞭)。

靴底はごらんのようにペナペナで靴先に沿うように変形してしまっていますが、じつはこれがローファーのお宝なのです。歩きやすいことこの上ない。ウエルト(コバの張り出し)もここまでくると劣化というよりも「風化」が始まっており、ヒビが全面に入っています。ここまで履けば靴もオーナーも本望、ってなもんですが、何度でも交換が可能だ、というグッドイヤーウエルトの靴な訳ですから、製造元がもうだめだ、捨ててくれ、というまでは履き続けてみたいものです。

000424 リーガルトーキョーの反応がタノシミっす・・・とニヤニヤしておりましたら、先日注文したコンビのギリーが完成した、との電話がぁ~。ううむ、なんというタイミングのよさだ!早速明日出向いて参ります>リーガルトーキョー

000424_005 中敷もしたがって3枚目ということになります。2枚目はムリをいって、ラルフローレンのロゴが入ったやつですた(爆)。現在ではこれですが、これすらも長年のあいだに私のアシで磨かれてこの始末(爆)。オールソール交換、モカ縫い、中敷き交換ともなれば、クルマでいうとサスペンションOHどころでわない、いわゆるフルレストアなわけですが、クラシックなアイテムというのはこうしてかわいがるものです。続報を待て(爆)!


春の図書館めぐり(爆) メンクラブックスの定番辞典

2009-04-24 07:33:31 | うんちく・小ネタ

000423_001 当ホテルでは今日までで、痔元超一流企業の新入社員研修が終了。送迎も含めてとうちゃんかあちゃんでこなしましたので、少々忙しかったです(爆)。

そんな一区切りついた日のタノシミは図書館めぐり~(そっちかい)。平日の昼前、とあって館内は浅科、望月図書館ともに完全貸切(いいのか)。目につくものを思うさま手にとってパラパラと、というのは本好きな私にとって何物にもかえがたいです。

さて、そんななか、浅科図書館蔵書。87年刊行のメンクラブックス(懐)「男の定番辞典(爆)」を書棚の隅っこに発見いたしました。ううむ、このシリーズはもちろん、絶版となって久しいわけですが、60~80年代のメンズクラブ(婦人画報社刊行のザッシ、現在も存続中)の集大成。VANの創世記から80年代の終わりまで、つまりニッポンのアイビー、トラッドをザッシ方面で支え続けたのがかのメンクラなわけです。現在も当時の紙面を飾っていたモデルさんなどをザッシやチラシ(爆)で見かけることがあるのですが、彼らもすっかり初老の域にさしかかり、ヲジサンファッションなどを着せられているのを見るにつけ、月日の移ろいを感じることよのう。

さて、その定番辞典の156ページになんとバーバリーとアクアスキュータムのトレンチコート比較がしっかり載っているぢゃあーりませんか!この本の特徴は見開きで各アイテムが詳細な写真つきで解説されている点ですが、解説のしがいのあるトレンチコートではそれはそれは丁寧な解説がなされていますぜ。つい先日、私が買った2点と87年当時の記事に登場する2点は寸分たがわず・・・当然といえば当然ですが、クラシックなアイテムというかすでに完成されていたのだなあ、と感慨しきり。この先もきっといじられることはないでしょうから所有し続ける意味もある、ってもんです。大事にしなきゃ>クラシックアイテム。

というわけで25年もの(爆)のリーガルのローファー、フルレストア決定!!リーガルトーキョーに依頼する予定ですが、さてどこまで復元されるのでしょう?詳細痔号・・・ってこのところトラッド回帰がすすんでいますがなにか(爆)。