嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

加齢なる遠足(爆) はしり納め2009 伊丹十三記念館にもうでる

2009-12-27 08:48:41 | 加齢なる遠足(爆)

0001225_008 エッセイストとしても有名ですが、なんといってもバブル絶頂期の頃に連発された一連の名画の監督として名高い、伊丹十三先生のモニュメント。

出身地の松山にミュージアムがあるときいて、詣でて参りました。伊丹映画はもちろん全作観ておりますが、なかでも「たんぽぽ」や「お葬式」、「マルサの女」などはいまだに私のビデオライブラリー(完全死語)に保管されております。タンポポだなんて、ストーリーはともかく、エピソードの順番まで全部言えるもんね(爆)。

館内はなんともいえない暖かい雰囲気につつまれており、「スキモノ」にはたまらない仕掛けがそこかしこにあって、見応えタプーリ。ビデオクリップも非常に貴重なものがリピート上映されていますし、台本やポスター類などもええぞなもし~、の2時間くらいはあっという間に過ぎてゆきます。

きけば建築そのものを観に韓国からお客様がひきもきらずいらしておられるそうな・・・駐車場の一角に展示されるベントレーも風格満点だが、クルマ好きだったという先生にはぜひともEBSの乗り味をあじわっていただきたかったぞなもし~(爆)。


加齢なる遠足(爆) はしり納め2009 道後温泉本館を通りかかる(爆)

2009-12-27 07:33:22 | 加齢なる遠足(爆)

0001225_010 そもそも計画当初、この年末のドライブは九州に渡って温泉三昧を敢行する計画でございました(爆)。高速道路網をたどって、それこそ朝から晩まで走る気概さえあれば(←ばかともいいます)、九州も1日で到達可能な距離。

トクイチのEBSは実はこのような高速での超長距離移動は得意科目で、疲れ方が圧倒的に少ないのが特徴。こんかいの四国への旅でもクルマを降りて歩き始めた瞬間に、それを実感することができます。ああ、こんだけ走っても全然疲れてないぢゃないか、と(実話です)。

が、そこはそれ。走りのあとには温泉と相場がきまっております(そうなのか)。松山界隈を通りかかったらまずははずせない「道後温泉本館」。夏目漱石の「坊ちゃん」に登場してくることで一躍有名になり、「街はたいしたことはないが、温泉だけはたいしたもんだ」と絶賛されたのをよいことに坊ちゃん系のネタで売りまくっています(爆)。「千と千尋の神隠し」の舞台となった湯宿のモチーフにさえなった、というから必見でしょう(ミーハー)。

道後温泉本館のシステムは2種類の浴槽を選択して、さらに浴衣つきの休憩室のタイプを選択する各コースに分かれているものですが、湯上りにお茶とせんべい、あるいは団子だなんていわれてもまったくピンとこないのは私だけでしょうか?じゃこ天にビール持ってこんかい~!!となるのが人の常なわけで(違)、これだけでなんだか気に入りませんぜ。みれば入浴客の大半は近所のビル宿(一部意味明瞭)から浴衣に丹前を羽織って、カラコロ歩いてきた「真鴨」の大群(爆)。こんなのに混ざってちっさい浴槽に詰め込まれたのでは旅情どころのはなしぢゃありませんぜ。

さっさと地元民ご用達の「椿の湯」に場所替えをさせていただきました。本館からはほんの1分ほどの立地ですから泉質も変わらないだろう、ということで入りましたが、まあ普通(爆)。温泉王国、長野から流れてきたらこんなものです。客層は地元の後期高齢者が99パーセント。マターリとしたフンイキの浴室には年季も入っていてここでも旅情にひたります。あ~、ええぞなもし~(爆)。