「ゲンゼーと補助キンも(ここ、タラちゃんの声で)!」というササヤキのCMを何度眺めたことか(爆)。いまや、補助金なしぢゃクルマなんか買わないぞ、というのがジョーシキである、との認識さえ出てきてしまう始末のこの「エコ」という名前の狂想曲ですが、まあね、いざクルマのような高額なわりに償却が異様に早い耐久消費財を買うか、となったときには支払い総額なんて安いほうがよいに決まっている(きつぱり)。
で、その何度目かの(爆)減税補助金騒ぎの真っ只中にあって、つい先日リリースされたのがポロのブルーモーション・・・1.2の究極のダウンサイジング2バルブエンジンにターボチャージ、そこへアイドリングストップその他の省燃費メカニズムを満載したモデルですが、くりくり所長によればモノが間に合わないくらいなイキオイの予約が殺到しているそうな。現実には今日予約入れても納車は早くて3~4ヵ月後な由。
想像しますに、矢継ぎ早の小手先ニューモデル乱発に生産現場、つまり工場のラインがついてゆかないのが現実ではないかな、と。予約殺到というよりも、じつは作り手のモンダイでしょうて。
んで、今回のこのポロ1.2ブルーモーション以前(爆)でございますよ。まさに素のポロ。アイドリングストップや回生ブレーキなんてまさに小手先メカニズム。結果がまだ未知数のメカニズムのはずで、10年後にどうなのか、なんてまだだあれも知らない、中華、知っててもいえない(きつぱり)。
そんななかでこの「ただの」1.2の清々しいシンプルネスは一言でいってヨイ。なんといってもエンジンとシャーシのバランスというのでしょうか?ダウンサイジングが進めば進むほどVWらしさがでてきてフシギなくらいですが、本領発揮、というのはこういうことをいうのでわないでしょうか?アイドリングプラスから「きっちり」湧いているトルクは回転が上がってもどうということもないわりに直線的に立ち上がっているので充分。早いだの面白いだの、そういうことではなくて、必要充分、と。ドライ、とでもいうのでしょうか?旧型オーナーといたしましては、座面が数cm伸ばされたシートが出色。これだったらどこまでも、という感じ。9Nレベルでもいいっちゃいいんだが、というレベルのお話ですがね。
イロケですとか走りのタノシミなどという分野は他でやっとくれ、と耳元で囁かれているような道具感ありあり、つまりはDELLのパソコンみたいな事務機のようなクルマですが、どっこいエクステリヤにはエッジの効いたイタリヤンモウドをまとって、そこはかとなくいいもの感を醸しておられます。が、あくまでもゴルフにはゼッタイに及ばない、中華及んではならない、ポロのポジションもまことにビミョーですが、ニッポンの道路環境を考えた場合にはサイズ的にもパワー方面でも文句のつけられないソツのなさはやはりポロならでは、といえるでしょう。欲しくて欲しくて、とはならない代わりに、嗚呼、これがあるじゃないか、となりやすいこのベーシックポロ・・・ううむ、痔期FXか?と踊りそうになりましたが、わたしゃ乗り続けますよ~>ポロ@トクイチオート(そっちかい)!