さて、予習はこれくらいにして(もういいのかい)、いよいよさる道2012へと突入いたします。
一連のさる道は「元祖さる道」「新さる道」「奥のさる道」などなど、各地に点在しており、それぞれによろしい(爆)。なかにはいぢわるなコーナーや路面が組み合わさった厄介なコースもないではないのですが、キホンクルマとドライバーにやさしい、楽しめるワインディングロードです。すべてのさる道に共通するのは交通量がまばらなこと、で平日の昼間などには完全に貸切となることも多いドライブルートでございます。
今回乗り込んだこの「さる道2012」はどん詰まりにあるダムで道が途絶えてしまう関係で、対向車にはまずお目にかからない、が山肌からはこぶし大、あるいはスイカ大の石が、運が悪いともろに岩(完全意味明瞭)が転げ落ちていることも多く、ひっちゃきになってぶっ飛ばしているとこっぴどい目に遭うのがオチ。こんかいはあくまでの「Dレンジの考察」でございますから、じんわりと・・・
さて、そんなときにふと脳裏をよぎるのがMY08 987ボクスターに付属のトリセツ145ページの記載でございます・・・以下抜粋
「D」の位置は、通常走行時に使用します。車速とアクセルの踏み込み方により、前進ギアが自動的に切り替わります。
ギアチェンジの特性は、アクセルペダルの踏み込み方や車速、エンジン回転数および通常の加速、コーナリング時の横方向の加速、地形に応じて変化します。コーナー手前の急激なスロットルの戻しを感知して、コーナリング手前のシフトアップを防ぎます。コーナリング中は横方向の加速を感知してエンジン回転数がレブリミットに達するまで、現在のギヤが維持されます。限界を超えなければ、ギアはシフトアップされません。
ブレーキを踏むと、減速の程度に応じてギヤは自動的にシフトダウンされ、エンジンブレーキがより効果的に作用します。コーナー手前でブレーキをかけた場合は、コーナーを曲がりきってアクセルを踏むときにシフトダウンしなくてもよいように、最適のギヤが選択されます・・・抜粋ここまで
イヤッホ~、てなもんですよ!んま、ニッポンの路上でこいつをすべて実現させるのにはまあフツーの県道や酷道ではムリ!かといって拘束道路では更にムリ、ときている(爆)。人里はなれた山道でこそ、楽しめる、というものでございます。
結果、どうやらTIP-Sのなかにいらっしゃるという5人目の「あのお方」にもお目にかかれたようで、非常に過激なシフトスケジュールを味わわせていただきました。ドカーンというショックを伴って2速に落ちた(5人目のお方が登場している証拠ですね)瞬間にはトリセツ読んでよかった~、となったのですた(おそすぎだって)。
ちなみにトリセツにはレブリミット近辺でのシフトアップを起こさせないウラワザもきっちり語られているのですが、U教授からは「あんまり回すんぢゃない」、とキツく言い渡されているので(爆)、今回はDレンジシバリで楽しみましたが、素晴らしい、の一言!それにしてもトリセツまでこの過激さですよ!さっすがポルシェ、といわざるを得ません。入手からはまだ、ほんの6000kmほどですが、すでに満腹状態(はやい)。
まあね、さる道は普通に流しても非常に楽しいし、キモチよいのでそのうちまた出かけてみるといたしましょう・・・って、さる道2012はさも痔元にあるワインディングみたいにして語ってますけど、じっさいのところ、ダムの対岸はサイタマなんすよね~(爆)。