せっかくロンドンに出向いたのですから、いちどはお参りしておかないと、というわけでこちらへも寄ってみますた。できれば、ジャケットでも仕立てて、と行きたいところですがそれはまたの機会に、ということで(汗)。
200m位の通りに、名だたる有名店がずらりと立ち並んでいます。
建物の半地下がワーキングルームになっていて、そこで針仕事をしているのを眺めることができるのですが、一針いくら、という感じで重みがありそう。僕には縁のない世界ですが、店員の服装やディスプレイを眺めますと、どうやらここにもタイトフィットの流れが押し寄せているようで、これでいいのか~、と考え込んでしまいました。
だいたい50代に突入する頃から、それまではニッポンでいうA体やY体とよぶ標準体型だったものが、A体、B体、AB体という肥満体型に推移してゆくのが自然な流れ。紳士の皆様は意識してこの流れに抗おうとするのですが、まあ各国の国会中継などを見ておりますとこの流れが主流。サヴィルローの主要顧客だって例外ではないはずなので、そこへタイトフィットのスーツを持ってきてもねえ、と思うのですが、このあたりはお店にでも入って議論すればよかったか、と後悔しきり。
でも、仕立てる気もないのに寄ってもなあ、と腰が引けてしまうのでした。なんといっても1着100万円クラスですしね~(とほひめ)。