嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

加齢なる遠足(爆)湯治2017−2 大分県道30号線でベンキョーさせていただく

2017-12-10 20:00:11 | 加齢なる遠足(爆)

さて、今回の相棒は日産NOTEくん。FFのCVTに1200ccエンジン搭載の、ごく当たり前のレンタカーでございます。距離40000kmほどのよくある一台。

ですが、こいつが侮れなかった。若干空気圧をいじらせていただいた以外は、ほぼ満足。長めのホイールベースからくる安定感と、どうやってもシャーシが勝るエンジンをCVTで、となればかったるいでしょうよ、と案じたそこのアナタ、九州のイナカの県道ドライブをオススメいたします。

本州にはまずありえないまばらな感じが秀逸。

例えば、これ。瀬の本と呼ばれる山岳エリアですけれど、こんな感じが普通。信号がほとんどないうえに、交通量もまばら。道幅もご覧のように必要十分ですから、自ずと他人に言えない速度が出てしまいます(運転はマナーを守って安全に)。

や、別に飛ばそうと思って踏んでいるわけではなく、前走車と同等のペースを維持していると、いつの間にかそんな速度に到達してしまう、というだけのことです。

ケーサツいねえのかよ、と心配になるのですが郊外ではほぼ見かけませんでした。

景色もこの通り、遠くまで見通しがきく、どころではないパノラミックと表現するべきな壮大なやつが次々に現れては消えてゆきます。北海道でもこのまばらさとダイナミズムは期待できますが、いかんせん冬にしかこのようなお休みをいただけない私にはそもそもムリ。

こんなところを床まで踏みながら進んでも前走車はどんどん見えなくなるんですから、おったまげるほかありません。普段はトロく感じてしまうCVTですが、操り方を考えながらやりますとリニアな感じが出てきて、こりゃなかなか楽しいぢゃないかっ!

お天気もほぼ毎日、晴天。寒気だけはすごくて、九州としては例外的でしたが案の定、初雪に遭遇いたしました。

九重界隈で、夜間に降雪に見舞われたエリアに踏み込んでしまい、あわやというシーンもございましたが、下りにさしかかる前に踏みとどまって、難を逃れました。九州のレンタカーには基本スタッドレスなど装備されておりませんから、こういう場面では戻る勇気が必要っす。

路面まっしろけなのに、駐車場に避難して、どうするか考えていたみなさまはご無事だったでしょうか?

対向車のみなさまのコーナリングの様子を眺めますと、いろいろなことがわかると思うのですが、ここもすごかった!インギリギリの白線にタイアが乗るかどうかのラインでフルロールで立ち上がってくるピンクのKがいるぜ、といってドライバーを見ると70代と思しきおばあさまだったりして、もう仰け反るしかない!

普段から、荷重がどうのタイアのコンディションがどうの、と騒いでいた自分てなんだったの、と(爆)。

いやあ、本当にすげえ!九州の県道とドライバーさま達。地元のクルマが後ろについたらまあ譲った方がお利口。煽られたりはもちろんしませんけれど、道を知らないうちはそれがマナーっしょ。

いやあ、一年ぶんアクセル開けさせてもらいました(ウソ)。比較的まばらと思える長野のイナカから出向いたこの私ですが、大分で味わったあのまばらさの後の地元の路上では、非常に窮屈に感じられてしまう今日この頃でございます。

基本、運転てのはいかに我慢するかだよなあ、とぼんやり考えていたのですが、九州では違いました。

まあね、どちらがどうではありませんけれど、なんか羨ましいなあ〜。九州の県道だけを味わいに出向いてみても良いかも、とそう思えるくらいに気持ちいいんですよ、いや本当に。

 

 


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