さて、ロンドンはロンドンで素晴らしいわけですが、そこはそれ。気分転換にパリに出向きますた。
ご存知、ドーバー海峡直下、75mのところを掘り抜いたユーロトンネルを300kmhを超えるスピードでやっつける弾丸列車=ユーロスターに乗れば、ほんの2時間でパリっす。
飛行機で飛べば、もっと早いかといえば、空港までのアクセスで相殺されてしまいますし、戻りのことを考えますと、日帰り、というのは考えにくい。
けれど、ユーロスター利用を考えると、日帰りツアーも一気に現実味を帯びます。
運賃を見ると、ユーロスターの切符には早割があって、ふと思いついたのがこの旅の3ヶ月ほど前のことでしたから、本当に安くゲットできますた。僕もまさか、と思っていたのですが、気がついたら切符を予約しておりました(うそ)。
この辺りはヨーロッパ旅行ならでは。
旅先からさらにもう一度旅立つ、というのはやはりもっともワクワクするイヴェントではないでしょうか!それもロンドンからパリっすよ!もう私としてはキャーキャーものですわね(ばか)。
前回のパリ詣でからは、ざっと10年。当時のキヲクがまざまざと蘇りますが、付け焼き刃もよいところなフラ語に始まり、予約しないと入れてもらえなかったレストランや、ベルルッティでのマダムとの思い出などなど、色々と思い出します。
靴もこの通り!
どはー、Phillip 2 閣下っ!!しかも、昨日手に入れたばかり(のけぞる)。
掟破りの、出国前使用ですが、まあなんてえことわない。だって〜、Paris Brown てんですから、パリで履いてみたいぢゃないっすか〜!
いかがでしょうか?このネイビースーツとのコンビネイション(自己満ご容赦)。
今回のパリは日帰り。なので、名だたる名店にも行く気満々。なんと言ってもJohn Lobbがらみとなった場合には、すぐ隣のエルメスの本店にも詣でなければ、というわけですね。
両者は、こんな位置関係です!ううむ。まずは出向いて、お話をしていたのですが、直前に寄った、エルメス本店の雰囲気がすごかった。
観光客であふれているのは、ロンドンで慣れておりますし、予測済みですからヘーキですが、そんな中に、明らかにセレブぽい人たちがいます。
店員さんとチュッチュ、なんてやってるあの人たちこそが本物のセレブなんだなあ、と遠巻きにして眺めておりますた。店員さんとチュッチュするには1000万、いやもっと使うのか〜、ギンザのクラブ並みだな〜、などと途方に暮れておりましたが、そんなヒマはございません(爆)。
アリゲーターのオータクロア、と呼ぶ、バーキンの原型になったと言われるモデル。RLのクーパーバッグに造りが酷似しております。700万円くらいか?
ご用のない、エルメスはとっとと辞して、すぐ隣のJohn Lobb Paris本店に出向きます。
John Lobb Parisの本店。エルメスの後に寄りはしましたが、特に収穫はなし。
といいたいところなのですが、さにあらず!!なななな、なんとぉ〜いまのいま、パリの左岸、St.Germainの店で、「バイリクエストフェア絶賛開催中!!」との緊急速報を得ますた〜(抜腰)。
どは〜、きいてないよ〜(ここダチョウ倶楽部)
3年前にロンドンからの帰国の翌日にロンドン支店でバイリクエスト開催、という悪夢のような出来事があったわけですが、今回はそいつをチャラにする僥倖でございます!
その晩、ロンドンに戻ってから確認してみたのですが、ウェブにもそういう情報はないし、本当に偶然です。というか有り得ない。お店に出向いた人だけの特権だったのでしょうか?個人的には、一目見るだけでバイリクエストだとわかる、Phillip2閣下をみた店員が気を利かせてくれたんぢゃないかな、という想像です。
今後開催される、イベント(=バイリクエスト)の案内をテキストで送ってくれないか、という依頼をしたらコレだったので、なんというか運が良かった。
とまあ、そう考えるわけですが、未確認。ちなみにBoissy D'Anglas のジョンロブ本店では、祭りは行われておりませんでした。
本当にたまげましたが、東洋の島国からイギリスに渡り、さらにパリに渡った先でのこんな偶然。長くはない人生のうちですが、おそらく2度とはないでしょう(きつぱり)。
もうね、ロンドンよりずっと素朴でボロっちいメトロの車内では、モデルをどうしようか、そればっかり(そりゃそうだ)。
ありえねーありえねー、とコーフンしながらも、後へ引くことは考えておりませんでしたとさ(真鴨)。あ〜あ(爆)。