落合センセは2006年の8月に没しておられますが、その著書は18冊。ザッシ記事の焼き直しをまとめたものなども含まれますが、その主張は一貫していて、センセなりのダンディズムが理詰めで語られているという点で秀逸。なんといっても着道楽を重ねるあまり、会社を3つもつぶした、ってところに共感を覚える昨今(爆)。ですからその主張も身銭切って苦労した挙句のものなわけで説得力があるわけです。
図書館でたまに見かけては「借りっぱなし(完全意味明瞭)」としていたわけですが、ふと手元に置いておきたくなり(爆)アマゾンの中古本屋から最安値のものに限って取り寄せ(どけち)をすることにいたしました。新書のものでは100円だ、などというのもありますが、送料の340円払っても「あるうちに」読んでおこうというわけです。
センセのクラシコイタリヤへの傾倒ぶりには凄まじい、というよりも鬼気迫るものがあるわけですが、イタリヤもの未体験のわたしには想像するしかない。会社つぶしてまで入れ込むそのヒキがいったいどこにあるのか興味は尽きませんが、ニンゲンやはり体験するしかないようで、読めば読むほどナポリの仕立て屋への興味は尽きないです。自分に似合うのか、というのはまあ置いといて(爆)、今後の研究課題としておきましょう。
でもベルルッティ一足仕込む予算があればアリタリヤ(いまもあるのか)でナポリに飛んで、ピザ食って仕立て屋で、と考えるのも年齢的には許されるかなあ、とモーソーする昨今。ただし、今の私のセンスにはそこまでの洗練はなくて、もっぱらあのハデーなサーティーズバンザイ(爆)なのがモンダイといえばモンダイっす。ナポリのサルトなんか訪ねたところで門前払い、に一票!