いわずと知れた、永遠の定番、といってよいでしょう。コンバース・オールスター。さいきんでわ、こいつのエナメル・バージョンですとか、牛革仕立て、果てはコンバット迷彩染め(脱力)まで存在するので、まったくたまげますが、なものゼーンブ邪道(きつぱり)。
オールスターときたら許されるのはハイカット、OXと呼ばれるローカットともにオフホワイトのキャンバスと相場がきまっているのです。ブラックもないでわないですが、一度洗ったが最後、非常にみすぼらしく退色なさるので愛着が一気に失せるのが悲しい特徴(爆)。履き心地などは50年前のそれそのものですから、NIKEの最新型にてんこもりされている「機能」などけして求めてわなりません。お門違いとはこのことを言うのです(爆)。
ひたすらフラットなインソール(中敷き)に雨の日にはすべりまくるXパターンを組み合わせたこれまたクラシック・パターンは外観にひたすら似合っています。こちらも雨の日にすべりまくるのわ困る、云々言うんだったら台湾製のadidasでもお買いなさい、ということになります。OXの場合にはギリギリまでサイドラインが削られている関係でフィッティングにも正確さが求められています。かかとのホールドだけは、といいたいところながら(爆)、これもひたすらクラシックだ(爆)。悪くはないが、クラシックだ、と申し上げておきましょう。
ヒモの締め具合で履き心地が激変するのも60年代のバッシュー(バスケットシューズの略)の特徴といってよいでしょう。履いてから毎回ヒモで履き心地を調整できるのはメリットでもありますが、デメリットでもあります。履いたときには、キモチに余裕を持って履き心地を毎回調節しなさい、との作り手からのメッセージなのです(違)。ベルクロなどという「ベリッ」とはがしたりくっつけたりするアレなど、たとえばアディダスのスタンスミスに搭載した試みもあったようですが、あれなどまさに機能のみ追い求めた挙句、エレガンスを失った典型例(爆)。んま、スニーカーのヒモにエレガンスを求めてもアレなのですが、履いた瞬間にリハビリ・モード(完全意味明瞭)に突入することになってgame overとなります(一部意味不明)。
使用頻度にも依るのですが、まあだいたい1年足らずでそこかしこにヤレがきます。こればかりはコストダウン、つまりは「元祖安物」の宿命といわざるをえないのですが、みすぼらしくなるその寸前にどんどん新調する潔さこそがオールスターの履き手に求められているのでしょう(優良顧客すなわち鴨の発言)。というわけで今シーズンも買うぞ~、と(爆)。目標は常に2000円台ですがなにか(けち)。大切に履き続ける必要はない代わりに、つねに気持ちよく、カッコよくはきこなす・・・スニーカー、つうかおもにバッシューは思いのほかハードルは高いのです。
ちなみになぜか今シーズンのラルフローレンはこのモデルにご執心の模様。またキテいるのか・・・(一部謎)。マリン系ルックにオフホワイトのOXをコーディネイトするパターンがショーウインドウならびに各方面で散見されますが、たしかに上質なネイビーのニット類にオフホワイトのパンツだ、などときた日にはモンクなしのコーディネイト。ロボットの足みたいになっちゃう最新型スニーカー群もそれなりに、とも思いますが、興味が湧かない。一年中常に雨後の筍状態でニューモデルがリリースされる昨今でわ、なに履いても完全に埋もれます(完全意味明瞭)。スタンダード万能とわいいませんが、こうして50年たっても現役でいるモデルというのはたぶん空前絶後。adidasにも同様のモデルがないでわないが、スニーカー(完全和製英語)の中でもこのモデルだけは別格のファッションアイテムでしょう。ひさびさにいかがですか、と(爆)。