嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

Barbour にわかインプレッション-2

2014-07-15 16:11:00 | 今日の逸品
Barbourtokito


さて、このモデルには実のところ、オリジナルが存在いたしました。2009の秋冬から立ち上げられた新シリーズ、
Barbour Beacon Heritage Rangeの中にあったSport Jacketがそれです。デザイナーなんと日本人。
その名をTokihito Yoshidaとおっしゃいます。ブランド名TOKITO。
Men's BIGIからBRUTUS編集部のファッション担当を経て、異例に渋かった英国調バイクウエアブランド=ハロルズギヤをはじめ、各ブランドのデザイナー、ディレクターを経て97年に自らの名前を冠したブランドTOKITOを設立。

アマゾンで探し当てた、コート系専門のムックに吉田さんのコメントがあるのを偶然発見したのですが、それによれば、Barbour の膨大なアーカイヴに敬意を払いつつも、着用目的に合わせて進化させてあるのがこのラインだそうです。
Barbourとしての味わいはそのままに、機能性が向上すればよい、とそんなコンセプト。

このシリーズは実に2012年の秋冬をもって、終了。限定ラインということもあり、発売と同時に完売、というのも珍しくはなかったそうな。

というわけで、私が気づいたときには、時すでに遅し。koshinyaさんが着ていたのもこのシリーズなのでした。どうりで、Barbourならではの雰囲気の中に、ヒトクセあるなと思わせるディテール満載だったわけです。

このシリーズの存在は知ってはいても、買おうかという今になって、絶版ぢゃあ仕方ない。オリジナルを横目で眺めつつ、本国の販売店から定価で買ったのが前記事のジャケットです。
到着から2週間ほどたった頃、いきなり関税の請求が届いたのも、今となってはニガヒ思い出というものでございます(涙)。

TOKITOラインのオリジナルは限定制作。ところが、その限定版が、あろうことか映画007Skyfallにご出演!しかも当代一のカッコ良さを誇る、現行ジェームズボンドがご着用、ということで話題一瞬にして沸騰!
オリジナルモデルの新品には、現在でも天井知らずのプレミヤムがついております。

Barbourとしても、このブームといってもよいくらいの盛り上がりを、指をくわえて眺めているわけにもゆかず、なんと別ラインをあらたにこしらえて、巧妙にいじった復刻版を急遽販売、という異例の事態を招いたわけでございます。それがこんかい買ったこれ。
が、その復刻版にしてからが限定モデル。しかもショップさんによれば、入荷と同時に売り切れ、という異常事態を繰り返していて、すでに各所で希望のサイズが手に入らないという事態が起きている、というではありませんか。

どうです、ケチなこの私がイギリス本国とはいえ、定価購入の上に関税まで支払って買ってる(爆)。いかに盛り上がっていたかがお判りいただけるでしょう(爆)。TOKITOデザインのオリジナルに比べますと、ぜんたいにスッキリと洗練されていて、着回しやすそうなのと、Barbourならではの防水性能や耐久性能が期待できそうなので、十分に満足していたのですが、とある晩に、店番をしながら覗いた某海外オークションサイトがいけなかったっ(以下次号)!


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2 コメント

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おおお!ハロルズギア、持ってました。ショートジ... (koshinya)
2014-07-16 07:14:41
おおお!ハロルズギア、持ってました。ショートジャケットの皮ジャンは大のお気に入りで、ドカ乗りの友人にどうしても欲しいから譲ってくれと懇願され、譲ったのを覚えております。いまでも押入れの想い出ボックスには、ハロルズギアの変態トレンチコートが収納されております。トレンチがレインウェアに変形するバブアーのアーカイブにもあった、アレです。そう考えるとTOKITOデザインのコートの愛用歴は20年を軽く超えるかもしれませんね。(驚愕!)
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やっぱりもってたか(爆)!独特なセンスですよね... (oldpine)
2014-07-16 15:18:08
TOKITOさんには独特の吸引力があると見ました。おかげで、普通のBarbourのクラシックラインにはご縁がなさそうです。
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