黒板の裏側で~おうみ進学プラザの毎日~

おうみ進学プラザは滋賀県の学習塾。困って、喜んで、泣いて、笑って、そして時々怒って。塾のドラマを実況中継します。

ばさばさ、パラパラ、黙々と「超理科」を実施。

2007-08-02 13:10:29 | Weblog
昨日は石山教室から野洲教室へ。社会科を1コマ。地理の資料問題でありましたが、それは早々に切り上げて、「滋賀県とか何ぞや」と地理の神髄を語りました。
続いて守山へ。何~ンも仕事がなかった。ヒマそうにしていたら「ブラスバンドで欠席した生徒の追いつき指導をしなさい」と言われて、これがなかなか大変でした。生徒たちがものすごく熱心にやるし、国語と社会と英語を混ぜて取り組みますから。「あれー。今日は講習会は休みの日かあ」と間違えてきた中2の生徒に、古久保先生が「せっかく来たのだから、勉強していきなさい」と。この生徒は数学の方程式の発展問題。厳しい問題の連続でしたが、頑張り抜いた。生徒は偉い。反対側からテキストを読んで、負けないように解いた私も偉かったと思います。それにしても、夏期講習会のテキストには随分難しい問題が入っているのだなぁ。こりゃあ力がつくぞ。お気楽に「数学の宿題が解けないの?ハイハイ、見せてごらん。教えてあげますから」とは言わないようにしよう。
今日は栗東教室へ。ここは用事がなかった。小幡先生が、まだまだ元気でした。声をつぶさないように、そろそろと授業をしてください。小幡先生が植えたヒマワリの葉を虫が喰っていた。けしからぬことである。アサガオは我が物顔に伸びているのと、小さいままなのと。アサガオ格差です。
格差といえば、今、私は膳所高校2年生に挑戦しています。高校の前の書店に、夏休みの課題図書が並んでいて、その中の1冊が文春新書「論争 格差社会」です。ふむふむ。私も一つ読んでみましょうと。これが難しい。「希望格差社会」とか「下流社会」とか、この手の本は塾の研修会用に指定図書として読みました。が、この新書はガチガチに詰めて書いてあるから、ものすごく難しい。
「しかし目的を持たないシステムの作動という認識は、むしろ人為の痕跡を隠蔽する機能をも必然的に担わされる」
こういう文が続いていて、さて膳所高校の2年生諸君はこれを理解するのであるか。頭が痛くなるのじゃないか。しかし、こういう硬度の高い文に衝突するという経験は財産になるだろうなぁ。負けずに読みますよ。
それにしても、膳所高校が文春の新書を指定するのだから、時代は変わったものだ。昔なら「とりあえず岩波書店」だったはず。
草津駅前教室では「超理科」というハードなプログラムを実施中でした。理科のプリントを黙々と解いていく。20枚ぐらいあります。中1理科と中2理科を一気に駆け抜けようという企画で、おうみ塾の夏期講習会の名物になっています。できたプリントと進度記録用紙を持ってきたら、先生がペタンとハンコを押す。私、ハンコ係をしました。生徒たちは予想以上の頑張り&粘りを見せていました。ゴールまで走り抜くのは大変ですよ。健闘を祈る。
今日の写真は、理科のプリントの山に挑む草津駅前教室の生徒たち。しーんと静まりかえった部屋に、鉛筆の音だけが小さく聞こえています。


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