黒板の裏側で~おうみ進学プラザの毎日~

おうみ進学プラザは滋賀県の学習塾。困って、喜んで、泣いて、笑って、そして時々怒って。塾のドラマを実況中継します。

静かな石山教室。でも…頑張りは続く。

2007-08-28 12:33:27 | Weblog
出張から帰って久しぶりに石山教室へ。ここは夏期講習会が終了しております。地域の中学校ので夏休みが短かいところがあったので。「ゆとり教育から学力の立て直しへ」ちう方向には大賛成ですけど、夏休みが短くなると塾は夏期講習会のスケジュール管理が大変ですわいな。でも、グチを言わずに勉強勉強また勉強。
関東方面への出張では、暇ができたので東京見物を。銀座に出て、並木通りとスズラン通りをうろうろしました。「並木通りスズラン通り、肩を寄せて歩く二人の、ふーたりぃの銀座ア♪」です。この歌、知ってますか?
靖国神社へも参拝。これが公立学校の校長先生だったら「なに!靖国神社へ」ということが問題化するかもしれないけど、塾はいいのです、きっと。小学校6年生の時に東京見物に行って、はとバスに乗って、その時には東京タワー、浅草雷門、上野公園の西郷隆盛さんの像などを回って、靖国神社にも。子供だったから時に何も考えてない。で、今回は大人になって初めて。
神社は静かで、ボランティアらしき人々が掃除をしておられるのが印象的でした。縁者に戦死者がおられるのでしょうか。
私の村は中国山地の奥深くにあって戸数が少ない。それでも村の神社には戦死者の慰霊の社があって、名前が刻まれている。30人以上あったのじゃないか。小さな村ですから、大変な人数です。そういうことも思い出しながら参拝しました。
ちょっと残念だと感じたのは附属の展示施設で、もう少し静かな慰霊と鎮魂の場にした方がよかったのじゃないか。
神社の境内では中国語が聞こえていたし、展示館では韓国の中学生の団体にも出会いました。そういう訪問者のことを考えると、あの展示の内容はどうなんだろうと思いました。
今日の写真は、靖国神社の展示館「遊就館」の玄関に置かれた蒸気機関車。第二次大戦中にビルマ・タイ方面で使われていたものです。映画「戦場にかける橋」に登場します。同型は大井川鉄道で実際に走っているはず。古いものなのに、ちゃんとしているのだと驚きました。昔の物は高品質!私、このあたりまでは単純に「うわあ。アジアで活躍した蒸気機関車だ。このゼロ戦は本物なんだ」とか思っていて、中に入って映画を見たりしているうちに「こりゃあちょっと…」と。
塾で仕事をしていて思うのは、靖国論争以前に「現在の中学生は歴史の知識の量が圧倒的に少なくなっていて、歴史への関心も弱い」ということ。「赤穂浪士がウンヌン」と言ったら、誰も知らなかった。水戸黄門も知らない子が多い。
デリケートな問題をどうするかというよりも「地理も歴史も勉強してみれば面白いのに、今の程度では面白くなる前に終わってしまう」という残念さです。
各教室では講習会もゴール前の頑張り。静かな石山教室では、講習会でわからなかったところを質問に来たり、実力テストに備えたり、頑張りの延長戦が続いています。



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