King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

がっかりだぜBS

2006年09月13日 23時23分49秒 | 日々のこと
一日雨の水曜日となりました。昨日から降り続き
今日はかなり寒くなりました。19度位しかありません。
10月下旬の陽気と天気予報で言っていました。
今日は一日用事があり、ジョギングもジムもなしです。
夜になり、もうみれなくなったcsの事を考えながら
テレビを見ました。bsで映画を見てつまらなくなって
地上波に戻り、ろくな番組がなくて、bsに来てここ
でもろくな番組がないのですが、音楽のある風景という
番組がふと目を留めさせました。

最近はまっているベートーベンの『月光』が流れていた
からです。オムニバスのようで、すぐに次に曲に行って
しまい、アルハンブラの思い出とかマーラーの5番とか
そして最後にペール・ギュントの朝が流れてその構成
と選曲は見事だと思いました。それでしばし見ていたら、
映像がうそ臭いほどきれいで、これを見ながら曲を聞く
のかと思いましたが、また再度月光が流れてその時の
映像であれこれは作り物の絵かとひどくがっかりしました。

最初はかなりよい作品のように感じましたし、選曲や
構成も映像もすばらしいものだと思いました。しかし、
それが会員制のDVDのテレビショッピングのデモだと知れると
途端に鼻じらんでしまいました。映像も大概作り物だし、
昔の貴族が寝ぬれない夜に夜想曲を毎日かなでさせたように
このDVDを生活のアクセントにすることはできるでしょうか。
まあ一度見て全部見終わるまでに飽きてしまうことは間違い
ありません。それにしても、いくら視聴率2%の世界だからと
言っていつまでもこんなテレビショッピングのような番組を
やるのでしょう。

実はCSでもこのテレビショッピングを24時間生でやっている
番組があるというのでびっくりしました。つまりそれだけテレビを
見て買う人がいるということですから、変な世の中です。
変な電話セールスとかダイレクトメールなんか絶対引っかからない
と思っていても実際それでも商売になっているからやっている
んだろうし、ましてや布団圧縮袋や掃除機なんか絶対使わない
というような商品をテレビで見ているうちに買ってしまう人が
やはりいるのでしょう。

アメリカでもそのコマーシャルとは別にテレビショッピングの番組が
よく入り、その値段がせいぜい10ドルとかすごく安いもので、それ
をテレビショッピングで流して売れるのか。番組として放送する
料金のほうがかかるのではないかと心配してしまうようなもの
ばかり売っていました。そんな番組をやるのはやめてくれと
思いますが、我々にしてみれば買わなければいいのだし、
番組は見なければ良いだけの事。さっさとチャンネルを回せば
すむことです。しかし、私のように月光に引かれて目を留めて
しまう人もいれば、マーラーと聞いて見入ってしまう人もいる
でしょう。

内容が良ければいいですが、月光の説明がひどいものでした。
バックの絵も創造力がかけているとしか思えないような陳腐な
物で、一気に興ざめしました。多分月の光を浴びて恋人と
たたずんだ経験などない人なんだろうなあこのDVDにかかわった
奴らは。月光を聞けば振り注ぐ月の光とその時を刻むものを
感じ取れたはず。衛星放送は全国に流れるんだからもっと
がんばったらどうだろう。
コメント
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