King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

陶器市

2006年09月21日 23時36分38秒 | 日々のこと
いつもの公園で陶器市をやっていました。
大きな駐車場にテントがいくつも張られて各地から
やってきた産地直売のイベントのようです。
昔からこの手の売り手に思い出があり、そんなものも
ありテントに立ち寄ってみました。
そして唖然としてしまいました。
九谷焼だとか伊万里とか人間国宝の文字まであり、
値段が20万とか60万とか中には何百万のものもあります。
どっから来たか聞かれて、地元だというと九谷のこんな
焼きもん見たことないだろうといいます。
見ると同じ模様で、形の違う壺やら花瓶やらが
数万の値がついて売っています。

田舎だから端から馬鹿にしたような接客態度にカチンと
来ましたが、くだらない奴を相手にしてもしかたありません。
それにしても機械で作ったものに機会で塗った花瓶で数万の
値段を付けて本物の九谷だとして売れるつもりでいるのでしょうか。
よっぽどこんな機会製の焼き物なんかどこに持っていっても
売れないといってやりたいところです。家のほうは、繊維・材木
で財を成した素封家が多いところ。それに歴史がある街には
それだけの文化・門人が集まるところです。そんな街の何たるか
もしらずこんなインチ品で商売しようとは笑止です。

今や骨董ブームでなかなか珍品や逸品は陶器市なんかでも
出てこないものです。それにしてもボロ市のようなところは何か
面白いものがあるかもしれないという楽しみがあります。
今回のは的屋のような連中が旅して陶器に詳しくないのをだまして
売るタイプのようで、品質は信用できません。それにしても
客扱いで客を馬鹿にしていては商売になりません。
コメント
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