台風13号が近づいています。
特急電車が宮崎で横転したり、鉄砲水で被害が
出ています。
宮部みゆきのRPGを読んでそれが桐野夏生のメタボラ
と一緒くたになってしまったという話を書きました。
メタボラは毎朝新聞に載っているので、ある日読み出したら
それから病み付きになり、毎日読んでいます。
そのきっかけは、ガープ川という題の回があり、何だと思い
読み始めたのです。
絵がベタ塗りのつまらない感じの小説というイメージが
あったのが、作者が桐野夏生であり、ガーブ川という
意味不明の題につられて読み出したら、とても引き込まれ
ました。それから毎日読んでいますが、沖縄の方言の応酬が
あったかと思えば親が突如養育拒否をした子供の話になったり
とても脈略が見えない進み方です。
それとRPGもよく似ていて脈略が見えないつまらない小説です。
なつき作品の方がはるかに作品に力があり、描くものが真実と
言うようなものか、現実とリンクしているというものか、とてもただの
絵空事とは済まされないものを感じるのです。それに較べ宮部は
はじめから超常現象がテーマと言うかモチーフになっており、そもそも
虚構という中で扱うものなら何でもありというところが、作品における
重みを失っています。所詮そんなことだという見方になってしまうの
です。
宮部作品を読んでいて、もう小説が読めなくなってしまったのでは
とかなり悩んだときもありました。つまり、ストーリーがすっと頭に入って
こないのです。いくら読んでも物語がつながっていかないし、リズムが
出てこないのでなかなか読めません。これは脳が衰えて、物語を
記憶できなくなったためではと考えました。つまりもう本もこれからは
読めないのかと思ったのです。しかし、それは宮部の本をああ
つまらなかったと読み終えたときからその陳腐な作品とともに悩みも
消えました。
つまり、私の脳はまだ本を読めたのです。今は『午後三時のルースター』
を読んでいます。垣根良助の前読んだ『ワイルドソール』がまあまあ楽しめた
ので、購入しました。ただ前にも書いたとおり彼の文体は古い感じが
します。書き方も、出てくる世界も古いのです。車もバイクも70年代の
物ばかりで最新のものを語っていません。それが余計古臭い感じを
受けるのかもしれません。それとどこか斜に構えたスタイルと主人公の
時代をはずした生き方なんかが余計昭和の古い人という感じを受けます。
もちろん私もそんな時代のものなので、不満があるのでもないのですが。
特急電車が宮崎で横転したり、鉄砲水で被害が
出ています。
宮部みゆきのRPGを読んでそれが桐野夏生のメタボラ
と一緒くたになってしまったという話を書きました。
メタボラは毎朝新聞に載っているので、ある日読み出したら
それから病み付きになり、毎日読んでいます。
そのきっかけは、ガープ川という題の回があり、何だと思い
読み始めたのです。
絵がベタ塗りのつまらない感じの小説というイメージが
あったのが、作者が桐野夏生であり、ガーブ川という
意味不明の題につられて読み出したら、とても引き込まれ
ました。それから毎日読んでいますが、沖縄の方言の応酬が
あったかと思えば親が突如養育拒否をした子供の話になったり
とても脈略が見えない進み方です。
それとRPGもよく似ていて脈略が見えないつまらない小説です。
なつき作品の方がはるかに作品に力があり、描くものが真実と
言うようなものか、現実とリンクしているというものか、とてもただの
絵空事とは済まされないものを感じるのです。それに較べ宮部は
はじめから超常現象がテーマと言うかモチーフになっており、そもそも
虚構という中で扱うものなら何でもありというところが、作品における
重みを失っています。所詮そんなことだという見方になってしまうの
です。
宮部作品を読んでいて、もう小説が読めなくなってしまったのでは
とかなり悩んだときもありました。つまり、ストーリーがすっと頭に入って
こないのです。いくら読んでも物語がつながっていかないし、リズムが
出てこないのでなかなか読めません。これは脳が衰えて、物語を
記憶できなくなったためではと考えました。つまりもう本もこれからは
読めないのかと思ったのです。しかし、それは宮部の本をああ
つまらなかったと読み終えたときからその陳腐な作品とともに悩みも
消えました。
つまり、私の脳はまだ本を読めたのです。今は『午後三時のルースター』
を読んでいます。垣根良助の前読んだ『ワイルドソール』がまあまあ楽しめた
ので、購入しました。ただ前にも書いたとおり彼の文体は古い感じが
します。書き方も、出てくる世界も古いのです。車もバイクも70年代の
物ばかりで最新のものを語っていません。それが余計古臭い感じを
受けるのかもしれません。それとどこか斜に構えたスタイルと主人公の
時代をはずした生き方なんかが余計昭和の古い人という感じを受けます。
もちろん私もそんな時代のものなので、不満があるのでもないのですが。