King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ファイナル第3戦

2007年06月14日 23時21分24秒 | バスケ
今年のファイナルほどドラマに乏しい年もないでしょう。
地味なスパーズに若さ爆発のキャブスのはずが、誰も
人気の核になるような選手がいないという盛り上がりに
欠けています。

もちろんスパーズの今の活躍の原動力であるパーカー
ジノビリはすばらしい活躍です。エースのダンカンも相変わらず
地味ですが、堅実なプレーです。本来なら、キャブスの方で
話題の主を出さなくてはならないのです。エースのレブロンなんて
たったの22歳です。どう見てもおっさんで若さがないです。
ワンノンワンをしてもかつての押し負けない力強さが見えません。
縦のドライブインもほとんどみられません。

そして、この試合にはついにラリー・ヒューズが欠場になり
ギブソンが先発です。これでいくらか変わるのかと思いましたが、
逆にディフェンスが強化されるかという願いより、ゲームコントロールと
言う点でバランスを欠きました。これは、何もポインドガードの
資質のせいばかりではありません。これはベンチの責任でもあります。
スパーズはリーグ一のディフェンズかいいチームです。それをなぜ
シュートを早打ちしてしまったり、決まった選手が基点になれずに
勢いでとにかく早く点を入れなくてはいけないという気負いが
感じられます。

前半で最大7点差離してキャブスがリードしても、リードしていると
いう感じがまるでありません。逆にリードされても常に地味に淡々と
プレーしてくるスパーズにじわじわと詰めらています。もう蛇ににらまれた
蛙です。後半、スノーやデイモン・ジョーンズのボールコントロールする
形ができて落ち着いた感が出ますが、相手もいつもと活躍する選手が
違うとまた、がたがたと落ち着きがないプレーを始めます。特に、
最後の残り4分くらいは、落ち着いて詰めれば逆転も狙えるシーン
なのに、外からのシュートを狙い悉くはずしたり、とにかくピストンズを
破ったときのレブロンの集中もなく、フロントコート陣が悉くベンチに
いるというファウルトラブルにもなり、やはり経験というか格というか
もうキャブスにはない物が求められているとしかいいようがない
ゲームでした。

こんなので、すぐ第4戦を迎えて立て直せるのか、雲行き極端に悪し
です。
コメント
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