King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

今日は休走日

2007年06月30日 23時01分31秒 | 日々のこと
地元に新しくできた喫茶店を訪れました。
店内に入るとまだペンキの臭いがします。いつも店の前を通り
以前軒の低い店舗で、床屋さんだか美容室だったところです。
この先には、黒門通という商店街プロジェクトがあり、そこの
店舗オーナーとばったり会って、そのとおりの端っこに店ができた
よと教えてもらっていました。この店の前はよく通るので、新しい
店ができたのは知っていました。

なんかのギャラリーのような小さな店で、店舗の感じからは
ギャラリーのようなのに妙に人を誘うものを感じました。先の
黒門のオーナーから喫茶店だと聞いて、それは無謀なと
思いました。その先には、グレーやぢろばたがあり、新規店舗
など果たしてやっていけるのか。普通素人ならそう考えて
二の足を踏むはずです。さらにその店舗の規模から行って
どう展開していくのか非常に難しい形態だと思います。

それでもかれこれひと月はやっています。秩父の場合、新しい
店ができても早く行かないとつぶれてしまう事が多く、まして
喫茶店などという特殊店舗は、どんな人がどんな趣旨で
開いたのかまず興味がわきます。普段コーヒーなど自宅で
飲めば30円ほどでいくらでもおいしく淹れられます。しかし、
それを500円も出して人に淹れてもらう価値を見出せるかと
いうことで、10倍の価値がどこにあるのか興味がわきます。

たいていどこの珈琲屋さんもおいしい珈琲を飲ませたいという
それだけのことであれば、まず続かないと思います。何か他に
あるはずです。ただ趣味としてやっているとか、骨董が好きだとか
絵が好きでそれをみせたいとか、本の蒐集をしているとかなにか
珈琲以外に売りがあるものなのです。それは珈琲が簡単に
おいしい珈琲の淹れ方を知れば、たいていどんな人でも豆と
水がよければそれなりの珈琲が淹れられるという誰でもなれる
マスターという地位に立てることです。

そんなことはテレビの情報番組でさんざ取り上げられたことなので
知らない人は居ないと思いますが、喫茶店でもまずい珈琲が
平気で出てくることや最近はカフェ形式の安い店が拡大して
もはや珈琲を味わう事が損なわれて来ているといっていいでしょう。
そんな環境の中、新しくできた店ですから、期待していったわけです
が、お店自体は谷中のカヤバ珈琲店みたいな軒の低い感じでそこだけ
時代に取り残されたような空間な訳ですが、それが小さいだけに
カヤバみたいに完全にタイムスリップした感覚はなく、全てに中途
半端な印象でした。

買い物後、今年最初のホタル狩りに行く予定でしたが、また雨が
降り出したので、今日は中止です。午前中はうちの上の菖蒲園に
花を見に行きましたが、もう盛りが過ぎていて、枯れた花が目立ち
ました。夏のお出かけ用のTシャツを気がつけば4枚も買っていました。
夜はサンボマスターのライブをテレビで見て、夏はライブだよなあと
改めて思いました。毎年、忌野清志郎の野音に出かけていたのが、
今年こそあると思ったものの、そんなライブの情報も聞こえてこず、
他のライブの誘いもないまま一年間ライブ不参加の寂しい日々です。
コメント
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