King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

本日の珈琲

2009年12月02日 14時13分57秒 | 珈琲
前回の焙煎の豆。

ケニア/ゲスンブイニです。焙煎して一日後に飲んだときには
とても懐かしい珈琲でした。苦味に昔飲んだ珈琲のイメージ
が全て揃って、ブレンドのように調った味でした。

それが今日改めて味わってみると、最初に厚い甘みががあり、
苦味はそれほど感じません。

残念ですが、渋味も感じます。

これはやっと成功したサンプルロースターでの焙煎もまだ課題
が残るということになります。

この豆の説明では、ノルウェイーの有名レストランが定期購入
というのが妙に気に入りました。

アフリカの豆は、どこも特長的でそれぞれに個性があります。

カメルーンの甘みに驚嘆させられ、さらにエチオピアには
それぞれ独特の香りがあり、タンザニアにはエチオピアの豆に
似た酸味があり、それぞれに力強く主張しています。

モカの農薬事件でモカ代替で、タンザニアやルワンダなど
の豆が注目されましたが、逆に個性をアピールする農園の
宣伝になったようです。

アフリカの場合、政情不安など不確定要素が高く、安定入荷に
疑問なところがあり、また農薬問題もいつ起きるか解らない
そんな信用ならない物を抱えているので、ブランドとして確立
できるのか心配です。

その心配を増す事件としてイエメンの日本人拉致事件があり
ました。イエメンもテロや政情不安の国だということでモカ
問題に加え日本にとりこれからも気がかりな国となりました。

また来年もモカは入ってこないのか。

とはいえ、高いながらたくさん売っているのは目に入ります。

入ってくるのはイエメンの一部の物となっていますが、エチオピア
の物も普通に買えます。

喫茶店では、モカは入ってこないんですという店と普通に
色々なモカを取り揃えて売っているところがあります。

取引先が限られるところは前者で、COEなど最近の豆事情に
通じたところは後者でしょう。

私の街にある喫茶店では、キューバを置いてある店はいくつ
かありますが、キューバもネットではなかなかない豆になって
います。

最近サイクロンの被害に度々遭い、収穫はほとんどないと
いいます。

ネットでもETL、クリスタルマウンテンはなくて、新豆では
TLがわずか入っているのみです。

小さなわが街でも珈琲だけで長年商売しているというのは
奇跡に近いわけですが、最近はカフェなど新規開店が相次ぎ
それでもしぶとく営業し成り立つ影に珈琲での商売という
より、何か人とのつながりとか宗教のようなシステムが
存在するのではと思ってしまいます。
コメント
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