King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

プロバットの味に富士ローヤルの味

2010年03月31日 23時35分03秒 | 珈琲
所用があって都内出張。

レッドアローは、昨日の車での移動に比べたら
すごく楽だし早い早い。

都内に入り、打ち合わせで喫茶店に行くとどこも
混んでいます。

駅近辺では地下にもぐると空いている傾向にある
ようです。

チェーン店以外は意外と喫茶店のコーヒーも高い
のも発見です。

チェーン店が続々できてそういう高い店が淘汰され
るかと思えばそうでもないのが不思議です。

レッドアロー内もドトールのカップを持ち込む人が
多く、コーヒー好きの人は多くいるなあと思います。

池袋は簡単にテイクアウトできますが、西武秩父は
そういう店がなく缶コーヒーになってしまうのは
残念です。

そういえば車内販売があったのが思い出されます。

さて今回の都内出張で私の概念を崩す出来事があり
ました。

私は手回しのサンプルロースターを今は使っています
が、これをどうにかパワーアップできないかと色々
改造やら付加価値を増すことを工夫したのですが、
現況のカバーと排気コントロールだけで精一杯で
電動化や各メーター類の導入はできずにいます。

用量も機能も増やすために新釜の導入なども考えて
しまい、大釜の持つ独自の味という魅力もひかれて
しまう原因ともなっていました。

ハンドロースターではどうしても太刀打ちできない
大きな釜のすっきりときっちりした安定で香りが高く
いつもの味ができるという観念を持っていましたが、
そのプロバットの味と富士ローヤルの味というイメージ
はそう磐石じゃないよということが解ったのです。

逆にサンプルロースターの直火でガツンと来る味も
大釜でもできるというのです。

しかし、この焙煎の世界はいろんな理論や説が蔓延
していて、ああそうですかと行かないのも事実。

熱効率を高めれば火力はそう必要ないという人や
ちゃんとした釜の能力がないと味の安定はでないと
する人や釜の厚さとか能力は人それぞれなのです。

こうなれば自分でやって自分で検証して行くしか
ありません。

ただ気になるのは、それを解明したからといって
それがうまいに通じるかというのかが問題です。

というのは、有名自家焙煎店も行って飲んで見ると
ぬるくてまずいとかベストスリーの店もこれが
ベストの味なのかというものだったりするのです。

それでも平日でも有名店と雑誌に出るような店は
人が途切れることはなく、愛されているのです。

そうなるとうまい店と有名店と大釜と手回しと
何がいいのかということになってしまい、自分で
見極めたとしてもそれが人に受けなければ何にも
ならないということで何も騒ぐだけのことがある
かということです。

たかがコーヒーなのに。
コメント
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