King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

やぐら

2010年04月19日 13時18分16秒 | 珈琲
新年度入りしたばかりですが、地震の連発やアイスランド
の火山噴火とかなにやら停滞ムード一杯の状況です。

そんなときこそ、てきぱきと色々ことを進めなくては
なりません。

土曜日は朝起きたら積雪が3センチほどもあり、これは
走れないと勝手に決めて家人に宣言するとそんなものは
すぐ融けると一蹴されいつもの公園に走りに行ったのです
が、道路の端々に雪の山が残っていたりして普段にはない
光景となっています。

とまあ日曜は選挙などあり、一度は群馬に出かけて色々
見たい物があったのですが、手元の豆の検証で忙しく、
喫茶店や豆屋巡りはあきらめて、ついでに走るのもあきらめ
色々片付けごとをしました。

そんな折、そもそも群馬のお店に買いに行きたいと思った
品々をやはりあきらめきれずネットにて注文してしまい
ました。

そのひとつがネルドリップ用のやぐらです。

別にポットの口に乗せたり、手持ちでいいのですが、
このやぐらというのがなんとも昔の学校の教室で使った
理科の実験器具を思い出させてついついほしくなったのです。

こういうのがあるとなにやら実験してる人みたいで珈琲にも
詳しそうでしょう。

いまや金属フィルターが出てきたので、味的にはもはや
ネルじゃないとと言い切れなくなっていると思います。

金属フィルターやコーヒープレスで淹れると表面に油が
きれいに浮いたりすると特別な一杯と感じられる人も
いると思います。

ネルでも油を通すし、ペーパーでもうまく淹れると脂分を
通して淹れることが可能です。

そんなことを総合すれば、何がいいかは一言では言えない
のですが、ネルというのは手間がかかるが一概に切り捨て
られない物を持っているのです。

ユキワのポットと同様、ネルドリップはプロの持ち物という
ことで、マニアはみんな持っています。

簡単で便利なものより、難しく手間がかかるものに流れる
というのがひとつの玄人の仕事という偏見なのでしょう。

人が多くなれば、全自動コーヒーメーカーなども価値が
ありますが、家庭で一人で飲むにはやはりペーパーで
ドリップするのが一番でしょう。

うちの周りには生のコーヒー豆を売る店が無く、あまつさえ
自家焙煎の豆を挽き売りする店もありません。

先日、生の豆を店頭に並べて電機の焙煎機で店先で待って
いる間に焼き上げる店を訪れましたが、その豆を見たら
飲んで見たいと思えないものでした。

生豆に黒っぽい豆も混じっているし、これはハンドピック
など行われているか怪しい状況ですし、豆の質も大変悪く
こんなのでも売れるんだという感じでした。

焼きあがった豆を客の目の前で詰めているのですが、焼き
上がりのいい香りもしません。

それでも飛ぶように次々と注文が入り、忙しく繰り返し
焙煎されていました。

日本は土地が高く人件費も高いから、台湾や韓国あたりに
倉庫を借りて生豆をそこから売ったらこりゃあ大もうけかも
と最近思います。

それに、中国人もこれからコーヒーをもっと飲むようになる
でしょうから、ビジネスチャンスは大きいと感じました。

ゴールデンウィークは韓国かなあ。
コメント
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