King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

プレーオフファーストラウンドG3ブルズ対キャブス

2010年04月25日 22時19分28秒 | バスケ
2010/04/22

   1   2   3   4   T
CLE 21  24  23  38  106
CHI 32  24  23  29  108

Arena: United Center, Chicago, IL
Officials: #13 Monty McCutchen, #23 Jason Phillips,
#25 Tony Brothers
Attendance: 22991
Duration: 2:40

2万人入っているにしてはコートサイドの空席が目立ちました。

それにチャンピオンに一番近いとされるキャバリアーズの試合
なのに、これは異常事態といえるかもしれません。

私はこの放送の前の分は見逃していますが、他の情報から
勝つところが順当に勝っているという印象でした。

さらに、シーズンにはボロボロでどうしたんだろうという
印象だった強豪チームがしっかりディフェンスを強化して
点差を付けて勝っていることです。

相手を低得点で終えて勝っている事からシーズンとはまるで
違うものになったのが感じられます。

さて、実際にこの試合で見る今シーズンのプレーオフですが、
この試合では、あっさり勝つものと思って見たらなんと
シーズンと同じようなぐだぐだな展開であれーとなって
しまいました。

それもディフェンスがまるでゆるくあっさりとブルズの
速攻を通してしまいます。

それに加えてシーズン時にはセンターセットの交代でその
質をいつも揃えてクオリティーを下げないようにしていたのに
センターを全て下げてしまったり、シャックを余り使わない
様にしているかのような出し惜しみも見られます。

これではリズムも生まれようもなく、ずっと10点差をつけられ
一応最後は追いつくかというラッシュを演出しますが、これは
サービスで続きは完膚なきまでにやっつけるということなん
でしょうか。

戦力的に見てもキャブスが断然有利ですが、ここのところ目に
つくのは、キャブスの弱点が際立ったということです。
これはレブロンの弱点でもあり、ローズのペネトレートと較べると
歴然とします。

これは他のエースと較べてもレブロンだけはやはり別格であり、
その弱点を余りあるその能力こそが最大の目の付けどころで
他のエースが持ち得ないそのスタイルこそがチャンピオンに
なりえない原因になるかもしれません。

それを解消すべく先シーズンまでは、レブロン以外のガードで
点が取れる選手をこれでもかというほどそろえてきました。
ウエスト、モーという外からも打ててボール裁きもうまい
ボールを持てるガードを揃えました。

しかし、それではマジックやセルティックスの守りには対抗
出来なかったのです。そこで今度は同じインサイドの強化を
してきて、シーズンにはどこに対しても勝ち越しその強さを
証明しました。

さて、それならばプレーオフもその強さを如実に示していい
はずなのに、この試合のように負けることもありますという
試合をファーストラウンドから演じて見せた理由はなんなのか
ということです。

今回は正規の選手の起用ではなかったような気がしますので、
センターフル稼働の試合ではこうならないし、長いプレーオフ
を戦う上で敢えてこういう試合を作ったように感じます。

ただ、そうなれば余計レブロンの弱点がどう作用するか気に
なります。レブロンの剛に対して、NBAでは柔の部分も必要で
あり、それがないいつも一方向のエネルギーが災いするように
思うのです。

それ補うには、やはりベンチワークが鍵を握り、一方向のエネルギーを
常にチームとして勢いの内に全面に出して勝ち続けるしかないように
思います。

この一方向のエネルギーというのはハワードや ガーネットに
は受け止めやすいものだったということで、これを同じように
繰り返してもまた守られて終わりという懸念もあります。
コメント
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