King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

プレーオフファーストラウンドG5 マブス対スパーズ

2010年04月29日 23時35分39秒 | バスケ
2010/04/27

   1   2   3   4   T
SAS 21  25  18  17  81
DAL 27  26  29  21  103

Arena: American Airlines Center, Dallas, TX
Officials: #13 Monty McCutchen, #52 Pat Fraher,
#57 Greg Willard
Attendance: 20557
Duration: 2:18

この対戦は、5年前ならかなり面白いカードといえた
でしょう。

しかし、スパーズはシーズン中からよたよたでもう
ロートルチームで魅力なしと映っていました。

まさかプレーオフでこれだけ復活しているとはという
戦績でこの試合を向かえました。

これを勝てば、ファーストラウンド突破です。

シーズン中は、ダンカン、ジノビリ、パーカーと揃う
事も少なかったのですが、プレーオフではベテランが
揃って好調でスピード勝負のマブスにも十分対抗して
きたようです。

ただ、かつて優勝を繰り返したスパーズの勝ち方では
無くなっているのは明らかです。

スパーズの強さはしぶとい守りであり、どんな作戦でも
取れる柔軟なスタイルで相手を凌駕してオフェンスを
吸収してしまうところがあったのが、今では守りで勝つ
部分のキーの選手がいないため、ベテランの悪い面ばかり
が目についていたのです。

この試合でも、その面が一番強調されたと思います。

マブスとしては後半の走る展開でスリーを多発すると言う
いつもの勝ち方でもいいのですが、プレーオフの過去の
戦績から分析して、次につながるところを攻めてきたと
感じました。

それはリバウンドです。

これは今までも相手に対して勝っていた部分であり、さらに
それを印象付ける事により、次の対戦でもリバウンドで制空権
は手に入れたという圧倒感を持ちたかったのではないでしょうか。

ただ、先発起用したブレンダン・ヘイウッドは高さとブロックは
一級で最後までリバウンドに絡み起用に応えたのですが、攻めでは
ダンクで決めるところがフリースローまでで終わり、そのフリースロー
が6割と言うことで得点が伸びません。

今回ダンピアをまるで出さないという挙にでましたが、これが
どう次に影響するのか微妙な空気が残りました。さらに、ひとり
この押せ押せの空気に乗り遅れたマリオンは今後の活躍があるのか
課題が残ります。

マブスが次も勝つには、マリオンの出番を作り、走って最後に
決めさせるような場面を与えて総力的な力を出さないことには
スパーズに逃げられるのではないかと思います。

それとテリーの出番を早くして、外と中の得点のメリハリを
付けることが肝要でしょう。そうでないとノビツキの得点も
増えてきません。

キッドのパスは相変わらずのキラーパス振りなのでこれは
しびれました。もっと立体的なパスも今後は望まれるところ
です。

戦力的にはやはり、ダンカン、ジノビリ、パーカーと揃って
いるスパーズが上で、リバウンドが取れないという点だけで
若手にそこのところを言い含めて使えばまだ優位は揺るがない
ところです。

私としては、逆転でマブスが勝ちぬける事を望みますが、
これは次の試合で大体決まるでしょう。次も勝てれば、
マブスは行けるような気がします。
コメント
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