King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ブラジルのブルボン

2010年12月21日 10時27分18秒 | 珈琲
寒くなってお客さんの要望は、珈琲らしい
珈琲をほしいとか、苦い珈琲とか珈琲として
のパンチを要求する声が多くなりました。

苦い珈琲と言う人には、今まで深煎りのブラジル
とか、ケニアを薦めていました。

しかし、似たような要望で甘い珈琲という
ものがあり、どちらも出ているところは同じ
なんではないかと想像するこの頃です。

というのも、私はどちらもおいしい珈琲が
飲みたいと言うことだろうと、とにかく
おいしい成分が沢山ある豆を揃えること
だと思っていました。

つまり、コンテストで優勝した豆や、COEの
カップテスト85点以上の豆とかを揃え味を
チェックし、飲み比べ、どうも高い高級豆
ほど珈琲らしくない味になって行くのです。

COEの豆の特長を一言で言うと酸です。

しかし、酸味のコーヒーが好きなどと言う
お客さんは皆無なのです。

この酸味と言うのは知るとそれこそ虜に
なるもので、次から次に農園ものを追い求める
もとになります。

ただ、おいしい珈琲と言うくくりになると
農園物だからおいしいかと言うこともあります。

大きな豆をじっくりと深く煎り甘みを引き出した
ものが皆さんにとっては珈琲であり、それを
香りとともに結び付けているようで、必ずしも
高い豆の酸味は必要ではないのです。

よく日本人の好みの味としてマンデリンが上がり
ますが、これなどもコクと苦味があり苦味は少ない
と言う特長ですが、私には下品な感じの香味が
気になり、余り手を出したくありません。

カロシトラジャだけは別で、これはガヨマウンテン
などとも同じマイルド系の深いコクとすっきりとした
切れ味もあります。

このマイルド系の珈琲は、酸味とともにミルクのような
舌に残る感触とのど越しがあります。

その感じが一番味わえるものが、コロンビアです。

先日のコロンビアのブルボンが予想した味と違い、
肩透かし的なものを感じていました。

もっとコロンビア的なマイルド珈琲をイメージして
いたのです。

あの濃厚なミルクのような味わいのある舌ざわりと
のど越しはブルボンと言う品種からくるものではない
のか、そんな疑問を抱きつつ注文したのがブラジルの
ブルボン種です。

これは昔から、この品種だけ栽培している地域が
あり、銘柄としても産地としてもよく聞くものです。

さてその味とは。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする