King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

甘い豆

2010年12月05日 23時18分07秒 | 珈琲
色々の注文がありますが、甘いのがいいという
のは季節のものなのでしょうか。

ハニーショコラを最近よく薦めますが、これを
ネットで見てもらえば、名前ほど甘くないとか
どこがハニーショコラなのかと言うものがあります。

実際に売っている人が、焙煎が下手なのかちっとも
ハニーショコラのハニーともショコラとも感じない
豆だと書いている人まで居ます。

普通のブラジルサントスでもダテーラでも深く
焼いていくと、チョコのような風味と甘みがでます。

これは何もこの豆だから特別にチョコ味がする
わけでもなくブラジルの特長であるのに、この
豆が特別と言うネーミングにする事でより、差別化
する事に意味があるのかと言うことと、逆に味に
ついての根拠の不確かを露呈してしまったことに
なってしまったように見受けられます。

そこで気になるのが、それぞれ深く煎るという
ところがどの程度の事を指しているのかと言う
ことです。

面白い事に、ブラジルサントスとハニーショコラと
ではハゼがくる温度が違います。見た目はそっくりな
豆でどちらもブラジルらしい色と豆の汚れた感じの
模様があります。

普通少量の豆で低い温度で始めるとハゼは低い温度で
始まります。

ですが、ブラジルだけはかなり高めです。

それでも全体をいつもの時間で終わりにできるように
焼くことでやはり強火で焼く時間が現れます。

またこの時間を短く仕上げようとすると指すような苦味
に繋がることが多く、大変難しい豆です。

ハニーショコラは、どういうわけか他の豆と同様に低い
温度でハゼが来て、焙煎直後でもおいしく飲めます。

ブラジル特有のねっとりバターのような食感を舌に
感じる事は少ないのですが、濃厚なチョコ味があります。

しかし、これも一週間後に飲むとチョコ味もねっとり感も
失われてしまってああブラジルねとなってしまうようです。

これは淹れ方とか保存の仕方とかにも影響すること
なので、なんとも言いがたいのですが、チョコ味は
感じてほしいですね。

そして、甘い味を感じられたら、次にはキューバのような
深く焼かなくても甘い豆を味わってほしいなと思います。
コメント
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