King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

デフレと言われて

2011年02月02日 10時30分26秒 | 日々のこと
市内のカフェがひとつ営業を停止しました。

その前に地元スーパーが倒産と寂しい話題が
続いています。

そしてショックな事に、日本の国債の格付けが
引き下げられました。

トリプルAは、アメリカ、イギリス、フランスと
いう先進国のおなじみの国です。

日本は上から四番目になったのですが、中国、クウェート
、サウジアラビアとおなじです。

日本は援助国としてこれらの国にODAなどで協力して
いる国々です。

それと同じなんて。

上にはスペイン、下にはイタリアと言う国がありますが、
なんか違和感があります。

とはいえ二年連続の歳入より借金の額の方が多いと言う
予算を二年連続で組むような政治にはっきり警告をした
と言うことだとすれば当然かもしれません。

言われた首相は、疎くてという発言でまた世間をあっと
言わせました。

世間的には与謝野氏の起用で、消費税を上げる
路線ができたかのように言われて、増税ムードがいやまして
います。

しかし、この二十年続く景気低迷を打破することなく、
ここで増税してさらに景気悪化とデフレを助長することに
なりはしないでしょうか。

そもそも、国民が民主党に政権交代して望んだものは
改革であり、今までの硬直したもたれあいの政治と
官による支配からの脱却だったはずです。

ところが、無駄な公共事業の削減では地方の反対に遭い、
事業仕分けではちっとも事業が削減されないことを露呈し
結局天下りは根絶できないし、掲げたマニュフェストの
半分も実行できていないのです。

その言い訳として、歳入の大幅な縮減があったのですが
普通企業ならコストカットと言うことで真っ先に給与
カットがされますが、議員歳費すらまともな削減が
できないばかりか、公務員の人員削減や給与カットなど
まったくできていません。

それなのにそのつけを国民に回すと言うのはまったく
お話になりません。

たけしのTVタックルと言う番組では、デフレ脱却に
向け、政府紙幣の発行50兆円というのを言っていましたが、
公務員の削減もできない政府にそんな勇気もあるはずもなく、
丸で意味のない議論でした。

実際、公務員の改革や天下り先の特殊法人をいきなり
カットしたらどれだけの失業者が出てどれだけの混乱が
起きるかを考えたら誰も手を付けられないのです。

とはいえ、このデフレと膠着した状態を打破するには
意外と簡単にできてこれから先日本の生きる道としての
姿勢を示すことができるのかもしれません。

巨大な財政赤字があるとは言うものの、日本には巨大な
対外債権もあり、溜め込んだ資産もあるのです。

それをまったく活かせていないからデフレなのです。

つまり溜め込んでも死蔵しているだけとなり、それは
価値をなくしていくからデフレなのです。

日本に金を留め置かない方法に向かわせれば、日本の新たな
価値に繋がり地位向上になります。

アメリカの国債はなぜ巨額の財政赤字があるのにトリプルA
のままなのか。

それは、中国や日本が買い捲っているからです。

つまりは買いざさえているわけですが、基軸通貨として
の信用があるということですが、その信用と言うのは
軍事力による力の反映だと言う人がいます。

しかし、他の国が一斉にそれをやめたら軍事力の裏づけ
なんて意味をなさなくなります。

そろそろそれをしてもいい頃ではないでしょうか。


私のアイデアは前にも書いた通り、日本の金融センター
としての地位向上です。

やる事は、公務員の削減と特殊法人の全ての民営化と
合わせて、銀行公共事業所の年中無休化です。

銀行については24時間決済可能にする事をめざします。

そうすれば、今ある曜日ごとの消費の偏りと輸送機関
観光地、全ての施設に新しい需要ができます。

つまり失業対策になり、公務員でさえ首を切っても
新たな職につけることでしょう。

後全ての地方自治体に広場の設置、センターサークル構想
を持たせ、人々が集える中心地を作らせます。

これは故郷創生資金の時のように地方交付金と一括で
やり、道路やダムに頼らない公共事業を根付かせます。

議員の審議拒否による欠席など開かれない会議も法により
規制します。

ダメな法案や予算なら、会議の場で議論して廃案なり、
見直しをして結論付けるべきであり、何もしないで廃案とか
時間切れで審議入りすらしない今の議会はただの税金泥棒です。

どうも国民のためなどと思って活動している議員や公務員が
いないからこういう事態になっているのではないかと思えて
しかたありません。

20年にも及ぶデフレ状態も、景気低迷もすべて志をなくした
そう言う人たちの亡国の精神の賜物でしょう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする