King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ほんの一面

2011年02月22日 23時22分25秒 | 珈琲
百聞は一見にしかず。

実物を見ると言うのはそれだけものの理解の入り口です。



ですから、珈琲でも業者から新しい豆の売込みには
サンブルを送ってきます。

人により、豆を見てそのよしあしが解るそうです。

良い悪いと言うのは確かに判断つきますが、味が
良いか悪いかは淹れてみないと解らないでしょう。

それでも、人により見ただけで解るといいます。

ならば飲む前のイメージを作ると言うのも戦略なの
でしょう。

パナマの豆と言うのは、私にはとても甘いと言うイメージ
の豆でした。

日本の喫茶店では、ストレートというとモカ、キリマン、
ブラジル、コロンビア、グアテマラと言うのが定番で
専門店やCOEなどのスペシャルティ豆専門店でもない
限り、パナマの豆などお目にかかれません。

パナマと言うとゲイシャの産地として有名になり
ましたが、他の豆も同様においしいと言うイメージが
定着していました。

でも高いと言うのも定着していて手の出しにくいところ
もありました。

そんな中、気になる豆がありました。
黄金のコガネムシノいる農園の珈琲です。その名も
そのままゴールデンビートルです。

コガネムシは漢字で書くと黄金虫です。

私のイメージでは、緑色か黒っぽいものです。

カブトムシを捕りに行くと山に普通にいましたが、誰も
捕まえようとはしませんでした。

後はポーの小説をすぐ思い出します。

その時は、黄金のカブトムシとはどんなのかと想像
しましたが、この珈琲のマスコットのようなものだったのかも
しれません。

そうするとパナマには海賊の宝があるのかとかまた想像して
しまいます。

珈琲の味にはそれらは何にも繋がりません。

飲んでみると京都のあんこのはいった珈琲を思わせる味が
します。

普段砂糖たっぷり入れる人も、一口目はそのまま飲んでみて
ほしい、そんな味です。
コメント
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