これは『苦役列車』より読み応えはありませんでした。
『きことわ』
苦役列車が中卒の日雇い人足で、まあその対比で現役女子大生
が書いたお上品な小説と言うことなんでしょうが、内容は
どうでもいいような物で、時間を行き来して二つの人生を
浮き彫りにしていくなんてのもテーマ的に新しくもなければ
目を見張る展開もありません。
どうでもいいような話として読むと人物描写やら出来事が
ぼやけてしまい、現在どちらの誰の事を言っているのか
何やらわからなくなってしまいどうでもいいか的な読み方になって
結局、美女と野獣と言う構図のために選ばれたんでしょと
言う感想しか残らないのです。
しかし、人生を経た人の立場で言えば、この同じ体験をした
人と10年20年と言うときを経て再会して、当時の体験を邂逅
すると言うことは経験済みで、その際記憶の記憶というものも
それを夢でまた作ると言うのも体験済みです。
現役女子大生がそんな中年体験をしたとも思えないので、
何かお手本にした物があるはずです。
それを利用して何を描くかというのがもっとあれば面白い
物になった可能性もありますが、やはりこの受賞にはもっと
政治的なものがあり、苦役列車とのセットだったことが
一番の原因と思われます。
『きことわ』
苦役列車が中卒の日雇い人足で、まあその対比で現役女子大生
が書いたお上品な小説と言うことなんでしょうが、内容は
どうでもいいような物で、時間を行き来して二つの人生を
浮き彫りにしていくなんてのもテーマ的に新しくもなければ
目を見張る展開もありません。
どうでもいいような話として読むと人物描写やら出来事が
ぼやけてしまい、現在どちらの誰の事を言っているのか
何やらわからなくなってしまいどうでもいいか的な読み方になって
結局、美女と野獣と言う構図のために選ばれたんでしょと
言う感想しか残らないのです。
しかし、人生を経た人の立場で言えば、この同じ体験をした
人と10年20年と言うときを経て再会して、当時の体験を邂逅
すると言うことは経験済みで、その際記憶の記憶というものも
それを夢でまた作ると言うのも体験済みです。
現役女子大生がそんな中年体験をしたとも思えないので、
何かお手本にした物があるはずです。
それを利用して何を描くかというのがもっとあれば面白い
物になった可能性もありますが、やはりこの受賞にはもっと
政治的なものがあり、苦役列車とのセットだったことが
一番の原因と思われます。