King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

青い夜

2011年03月18日 10時28分35秒 | ジョギング
昨日の夜のランニングは、計画停電の真っ最中での
実施になりました。

外は煌々と月明かりが溢れ、人口光がなく幻想的な夜が
現れました。

それは青白く怪しく光るとても明るい夜でした。

月明かりでも舗装道路のラインなどの表示もはっきりと
解る明るさです。

月明かりを受け物体自体も自然に発光しているかのような
立体的な風景です。

ただ、これも車などの人口光が現れると途端に真っ暗に
戻ってしまいます。

月明かりを存分に浴びて走るのはとても気持ちのいい物です。

最初こそ寒い感じもありましたが、数キロ走ればそれも感じず、
ただ自分も特別な存在になった感じすら受けます。

こんな幻想的な静かなひっそりとした夜にも時折電気が点いて
いる個人の家があり、発電機の自動車のアイドリングのような音が
響いています。

ひっそりとしたところに無粋なエンジンをかたてて何をしている
のでしょう。

コンビニも踏み切りも信号も消えています。

まったく全ての街灯や広告看板の照明もなく本来の光を夜が
取り戻したのです。

そんな青光りする道を走ると余計空中浮揚感が増して感じます。

青い光の絨毯の上を滑り飛んでいるかの錯覚が生じます。

ただ、時折現れる人口光に光のファンタジーを邪魔されて
あの光は何かと気を取られたり、空の星の明るさに視線を
奪われて、結局気持ちよく走れたものの期待のタイムは
思ったほどではありませんでした。

先週のベストタイム01分30秒を超え、コースレコードを
叩き出すのではないかと思われる、誰にも邪魔されない
環境だったのに、終わったら02分04秒と中途半端なものでした。

01分を切れば次はよいよ1時間切りが視野にと目論んだのですが、
青い夜とともに幻のように消えました。
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本日の珈琲-コスタリカ

2011年03月18日 09時55分47秒 | 珈琲
朝からの計画停電が終わり、ほっと一息の珈琲を
淹れました。

コスタリカプレミアムです。

さわやかな切れとすっきりとした飲み口。

いつもの珈琲とするとチョコのような香りとコク
と言った物がなく頼りないというか物足りないというか
そんな珈琲ですが、この朝のひと時には合っている
感じです。

鼻に抜ける香味は、さわやかなハーブの様であり、
舌に転がる滑らかさも上質のチョコクリームのよう
でもあります。

昨日の深夜の東電の会見などみて、やはり全ての
対応が後手後手に回り、今起きている事態も国民の
自衛から来る買占めのような気もします。

個人経営のスタンドなどは停電で早くもあきらめ
ずっと閉店状態なのを見るとタンクローリーの到着を
待つ雰囲気もなく、嵐が過ぎるのを待つ雰囲気です。

被災地の雪の降る姿を見ると食料や燃料もないところに
物資を届けるより、避難民としてバスでつれてきて物資の
あるところに保護するほうが有効なのではないかと
感じます。

マスコミも現地の避難所の様子など同じ絵ばかりしか
放送していませんが、現実はもっと別なものがある気が
します。

首都圏でもこの計画停電が企業活動を著しく阻害して
きていて、交通網や物資不足など具体的な対策が必要
となってきています。

それに対する政府の動きなどみるとまたまた暗澹たる
ものが立ち込めてきます。

少しでもこの一杯ではらします。
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