King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

スパーズスイープ

2007年06月16日 23時09分15秒 | バスケ
旅の興奮も冷めやらぬ今日は、ぐずぐずと過ごして
予定としてはいつもと同じで、公園に走りに行く位です。
ですが、梅雨とは思えぬ天気で、これはこの中を走りにいく
勇気が湧きません。それどころか、さわやかな風とふりそそぐ
初夏の太陽に何で自分はどこにも行かずにごろごろしているだと
ふと思いました。

思えば、昨日の深夜にスパーズ対キャバリアースの第4戦が
あり、その中継があることも昨日の朝新聞を見て知り、至急
家人にメールしてビデオの予約を依頼しましたが、埒が明きません。
機械にたけたものがいなくて、結局それもあり旅行を早く切り上げて
しまったのです。実は、この時点で第3戦を十分に見たわけでなく
ライブの放送をちょろちょろ見ただけで、まあスイープも十分にあるな
と感じてあまり見る気力もなくなりつつあったのですが、それでも
ちゃんとみれないとなると妙にもどかしく感じて午後帰れば、深夜の
録画はできると言う目論見は心に残りました。

それで、今日は録りだめたビデオを見ながら太陽が沈むのを待つ
日になったのです。しかし、実際には日が高い午前中の方が風が
あり、走りやすい感じでした。午後や夕方は空気が暑く熱せられ
日が沈んでもすぐには涼しくなりませんでした。

それでファイナルのほうですが、放送の冒頭でレブロンの第2子が
未明に誕生し、レブロンはそれに立会い寝不足だという情報が
伝わりました。何だもう早々にギブアップ宣言かという感じです。
そして試合のほうはやはり手も足も出ないで封じられて負けたと
いう感じです。レブロンを称して今でもメディアは、次代のスター
という表現です。なぜ、現NBAスターではないのでしょうか。
やはりファイナルで活躍した選手が真のNBAスターなのでしょうか。

マイケルジョーダンのような何連覇もしたような選手がスター選手
であり、レブロンやカーメロはまだまだ若手選手という範疇なので
しょうか。スパーズはここ5年間に3回の優勝ですが、その前の
レイカーズがスリーピートを果たし、レイカーズ王朝と呼ばれたのに
対して、スパーズにそんな圧倒的な強さを感じないのはなぜで
しょうか。特に今回のファイナルなどなんか未消化な感じを受けるの
は、スパースターのそれらしいプレーが発揮されないからでは
ないでしょうか。ダンカンも連続でエースらしい働きをしてみせる
訳でもなく、レブロンも封じられたままという、本来活躍すべき
選手がこれでもかというプレーを見せてくれるのが、NBAです。

それが、お互いに封じられたままというのを今回見せられたわけ
です。つまり、ディフェンスを武器とするチームがその力を発揮
するとこうもつまらないゲームになるという見本のような、あまり
宣伝してはいけないようなゲームです。そうバスケットって地味で
つまらないゲームということになりはしないかという感じです。
特に今回のような最後のファウルゲームなんかは、バスケットを
知らない人が見たらなんと不毛な不合理なやり取りなんだと
思うでしょう。これは制度欠陥かルール不全ではないかと。

今まで、5.6分どちらも点が入らない時間帯があったかと思えば
最後だけ、1分以内に10点も入ってしまうなんてどうもみていて
変です。それに、それもお互い点を入れる機会をわざと作っている
かなのような不自然さです。これは一般の人には受け入れなれない
ゲームでバスケの人気薄にも寄与していることは間違いありません。
それにレブロンがワンノンワンではあまり活躍できなかったことも今後の
評価を落としたのではないでしょうか。相手のパーカーやジノビリが
自由にドライブインしてくるのに対して、インサイドにペネトレートできる
選手がいないというのは、ただディフェンスの差でしょうか。

確かに、キャブスのボールサイド45度にインサイドへの道ができて
いるように感じましたが、パーカーは常に彼の速度でまっすぐに
ゴールに突っ込んでいます。レブロンのようにイルゴースカスやバレジャオ
のスクリーンも使いません。そして、ワンフォーのフォーメーションにも
スパーズは引っかかりませんでした。もちろんそれは、ジャズ戦で
さんざやったことであり、ジャズのそれの方が数段上でしたから、
引っかかるはずもありません。

かといって外から確実に沈められる選手がいるかというと、ギブソンや
マーシャルなどいるにはいても、インサイドから外という攻めの変化がない
ため、単発ではそう決まるはずもありません。マーシャルなど3の得意の
選手が完全に外でフリーにされてそれでも落としてしまい、スパーズの
したたかさというか、徹底振りと言うかディフェンスのやり方をみせつけ
られました。ただ、ピストンズのようにそのディフェンスにストーリー性の
ようなものがあるわけでなく、ポポビッチの思惑が読み取れるような思想
性もありません。ただ、徹底しているという地味な強さです。

ポポビッチの考え方を崩すような、揺るがすような選手がいないので
前より却って、おのおのの役割を徹底してやっていると言う、おもしろく
もなんともない地味なものです。ウォーリーなどは完全に守りに徹して
いてその他の色気も何もない、守りきれない時に時にえげつない
ファウルをするけど、全体的にはどの選手もわざとファウルするときにも
洗練されています。キャブスに較べてファウルアウトが少ないのも、
注目すべき点です。これだけ役割ができているのなら、それを崩そうと
考えてもよさそうなものです。

しかし、ダンカンを狙ってファウルを誘うとかレブロンがダンカンを狙って
ドライブを仕掛けるとか工夫のかけらもありませんでした。誰もが
エース封じにボーエンが来ると予想して、そのとおりに守られていました。
ファイナルを通して封じるという彼の恐ろしいエース封じにまんまとはまった
感じです。
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ドービニの庭をみる

2007年06月15日 23時21分01秒 | 日々のこと
昨日関東地方は、入梅したそうです。
私は昨日、一日かけて大阪まで来て、今日は新幹線で
広島まで行きました。
その大阪のついでに、兼ねてからみたいと思っていたゴッホの
ドービニの庭を見たかったからです。
昨日は一日雨でしたが、今日はどうにか降らずに朝を迎え
新大阪のホテルから歩くとかなり暑い日で、汗ばむようでした。
新幹線はのぞみ一号で、500系の一番とんがった車両です。
これは窓も狭く音もうるさい車両で乗り心地はいまいちです。
天井も低く、レッドアロー号より乗りごごち悪いです。

車内は、平日ということもありほとんどスーツ姿のビジネスマン
です。こちらは気ままな一人旅で、スキー以外の旅というと
昨年夏の大洗以来です。そして、こういう予定を決めない
旅というのは、自由でいいようでいてまたあまり有意義に時間も
使えなかったりします。それも急に行が決まったり、タイミング的な
物もあり、まあ仕方ないことなのですが、私に時間があるから
余計綿密な計画も立てずについここまできたんだから広島まで行く
という感じの旅行になってしまいました。

ですから、新幹線も宿も全て当日の手配です。大阪でも広島でも
ホテルが沢山あるから当日一人でも取れるのですが、目先の予約を
入れながらというのも時間が全て決まっている旅と較べていいのか
悪いのか。

宿と行き帰りの切符くらい取っておくのが一番ですけど。
まあそれができないのが、私の性格なのでしょうか。もともとこの広島行
は年末の休みに行く予定でした。そうすれば、山陽の観光地は一緒に
周れたのです。今回は、もし時間が許せば、倉敷も周りたいという
緩やかな希望で、とにかく一番の目的は、広島美術館のドービニの庭
なのです。

広島に着いた私は、まず路面電車に乗って美術館を目指します。
この電車がとってものろく、そのうえ人は結構乗っています。広島に
着いたら雨も降り出して、荷物を抱えて美術館への移動は大変な
物になりました。それでも15分ほどで目的の駅に着き、そこから歩いて
県庁のほうに行き、目指す美術館はすぐに見つかりました。
この時期だからか、どこでも団体の小学生や中学生に会います。
そんな団体と一緒になって絵を見ていると突然目的のドービニの庭が
あり、しばしそのまま凍り付いてしまいました。

これがまあ、実に簡単な描き方で何色も色も使われていなくて
なんて下手な絵なんだろうという感じです。それでもこの緑調の明るい
不思議な絵は、作者の思いがすごいつまっているのです。それが
濃いから、みているとみているだけ絵の中の電磁波がこちらに伝わり
明るい色調と子供の筆使いのような稚拙な塗り絵のようであり、デッサン
狂いの構図と不思議な空間を詰め込まれた絵なんだということが
伝わるのです。作者のドービニへの思いと自分の絵に対する情熱が
圧倒的な存在感で庭という限られた借景の中に自分の人生の熱が
思いがギュウとうねって詰まったありえない空間なのです。

ベンチとテーブルはなぜこんな大きさなのか。建物はなぜこうも白く
奥まって真っ白に座りがいいのか。左の傾斜と手前の傾斜も合って
ないし、こういう空間の描き方というのは、キュビズムより画期的なの
ではないかとか。まあ色々感じます。近くで見ると変な塗りなおしの箇所と
絵の一番下の部分は、下手な塗り方で誰かが足したようだし、問題の
猫の跡は何で茶色が塗られているのか。クロネコを塗りつぶしたのなら
同じ色に塗っておいていいはずで、何で茶色が出てくるのか。

なぜ夏なのに未亡人だからか、ドービニ夫人だといわれる人物は
黒服なのか。色々考え出せばきりがない。それにこの絵のサイズも
縦の寸法が短いのはなぜでしょう。普通黄金比でもう寸法は決まって
いるものです。

この作品には、とにかく時間に許す限り近づいたり、離れたりして
みましたが、はなれるとまたみたくなり、この絵を見て他の絵をみて
頭の容量がオーバーしちゃうんじゃないかと思いました。というのも
この美術館は、とにかく収蔵作品がすごいのです。この一枚は新幹線に
乗って見に来る価値がありますが、その他にピカソにシャガールに
マチスと名作が沢山あります。それに加えて、日本の有名作家の
絵画も沢山あり、一日にこんなにみたら頭の中がと思えてきます。
実は、この日もしくは次の日に倉敷の大原美術館も行くという計画が
一時あったのですが、とにかくそんな気力がなくなってしまいました。

興奮冷めやらずまま、近くの観光名所の広島城に行きます。

雨の中のお城を訪れると、石垣や場内の各地にやはり原爆の
爪あとを感じる事ができ、それではと爆心地にも赴きます。まるで
映画のセットのような原爆ドームがそこだけ本当に当時のままに残っています。
毎年ニュースで見る記念碑。資料館。これらは
日本人なら一度は訪れてみておくべきところだと改めて感じます。
原爆がはじめて落とされた地として、多くの人にこの感じを感じ取って
もらいたいです。物言わぬこの地には、そこに立てば語りかけるものが
あります。

強烈なこの感じは、長崎でも沖縄の慰霊の地でも感じたことの
ないものでした。それで、胸が一杯になり、後一泊して観光する
気力もそがれて帰ることにしました。胸にはそれと、新しい友達の
ようなドービニの庭の思い出を抱いて。
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ファイナル第3戦

2007年06月14日 23時21分24秒 | バスケ
今年のファイナルほどドラマに乏しい年もないでしょう。
地味なスパーズに若さ爆発のキャブスのはずが、誰も
人気の核になるような選手がいないという盛り上がりに
欠けています。

もちろんスパーズの今の活躍の原動力であるパーカー
ジノビリはすばらしい活躍です。エースのダンカンも相変わらず
地味ですが、堅実なプレーです。本来なら、キャブスの方で
話題の主を出さなくてはならないのです。エースのレブロンなんて
たったの22歳です。どう見てもおっさんで若さがないです。
ワンノンワンをしてもかつての押し負けない力強さが見えません。
縦のドライブインもほとんどみられません。

そして、この試合にはついにラリー・ヒューズが欠場になり
ギブソンが先発です。これでいくらか変わるのかと思いましたが、
逆にディフェンスが強化されるかという願いより、ゲームコントロールと
言う点でバランスを欠きました。これは、何もポインドガードの
資質のせいばかりではありません。これはベンチの責任でもあります。
スパーズはリーグ一のディフェンズかいいチームです。それをなぜ
シュートを早打ちしてしまったり、決まった選手が基点になれずに
勢いでとにかく早く点を入れなくてはいけないという気負いが
感じられます。

前半で最大7点差離してキャブスがリードしても、リードしていると
いう感じがまるでありません。逆にリードされても常に地味に淡々と
プレーしてくるスパーズにじわじわと詰めらています。もう蛇ににらまれた
蛙です。後半、スノーやデイモン・ジョーンズのボールコントロールする
形ができて落ち着いた感が出ますが、相手もいつもと活躍する選手が
違うとまた、がたがたと落ち着きがないプレーを始めます。特に、
最後の残り4分くらいは、落ち着いて詰めれば逆転も狙えるシーン
なのに、外からのシュートを狙い悉くはずしたり、とにかくピストンズを
破ったときのレブロンの集中もなく、フロントコート陣が悉くベンチに
いるというファウルトラブルにもなり、やはり経験というか格というか
もうキャブスにはない物が求められているとしかいいようがない
ゲームでした。

こんなので、すぐ第4戦を迎えて立て直せるのか、雲行き極端に悪し
です。
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『極大射程』読みました

2007年06月13日 00時17分42秒 | 日々のこと
アメリカ憲法修正第2条は国民に銃を持つ権利を
認めた条文だということです。この第2条の話はテレビで
みた『ニューオリンズトライアングル』でも盛んに出てきて、アメリカン憲法ってそんな程度なんかと思いました。
開拓精神とかはるかなる西部とかそんな男のロマンとかいう感じで
語られた銃で築かれたアメリカは、誰もはっきり言わないものの先住民の土地を
ただ略奪しただけのことです。昨今盛んに憲法改正が話題になりますが、
日本人と憲法の話題でアメリカに押し付けられたものだから変えなければならない
とか、報復する権利もないのはこどもの国だというまったく意味不明な意見を
聞きます。

その前に、歴史的事実として朝鮮戦争時にアメリカは日本を再軍備して
朝鮮に出兵するように要請し、それに時の首相吉田茂は平和憲法を
盾に断ったということなどまるっきり触れられません。日本にとって平和憲法
とは、集団的自衛権をどうこうするかなんてことではないのです。その前に
今現在同様の事が起きたらという危機感を国民が持つべきです。現に
小泉はブッシュに言われるがままにイラク何とか法等という怪しげなものを
つくり、国際世論も統一も見ないまますぐさまイラク侵攻を支持し、戦後
復興に自衛他の派遣も決めました。

まず日本は、もっと外交能力を身につけ無駄な国連常任理事国入りに
精力を使うことなく、独自に平和外交とアジアの発展のために尽くすべき
なのです。いたずらに朝鮮や他の国を敵視するだけでなく、無駄なミサイル
防衛システムなどの軍事費に税金を使うことなく、もっと有効に平和を
維持するために使えるのです。そういった方向に目を向ける人が最近
少なくなり、平和は銃なくして得られないと思う人が増え、普段隣人との
トラブルに銃など必要としないのに、日本も核武装すべきだと言い出す
始末です。

日本人は、平和へのあり方をどう見るのか、この間『the shuter』を
みて、すっかり原作『極大射程』の記憶もなくなり、この本を読んでみましたが、
本のほうでは、映画と違い主人公はベトナムの英雄で怪我で除隊後は
山の中で電話も引かずひっそりと暮らしているという設定で、それを
現代社会に引き釣り出すのに精神科医の作戦まで用意しています。
ちゃんと本として法律やらアメリカの精神にそう構成になっています。
映画では、最後に裁判後に法で裁けないといって去っていく大佐に
銃による解決策を用意しますが、本の方では法廷の場で終わっています。
銃に対する作者の考えも銃で全て解決するというより、銃を持つ人の正義の
心で解決するという態度で好感が持てます。

日本人は、あまり気がついていませんが、アメリカはキリスト教徒の国で
イラクやバグダッドに異教徒の軍靴が入るというだけでイスラム社会は
総毛だった出来事だったのです。キリスト教にしろ、イスラム教にしろ
異教徒を殺しても殺人になりません。日本人からすれば、自爆テロ
なんかなんでやるんだろうという現実優先の宗教などより現世の幸福
を追求するという無宗教国家であり、国の宗教を定めた宗教=法という
概念がまったくないのです。つまり、外国の人は神の手により人間は
作られて、サルなどから進化したのではないと信じているのです。

もちろん聖書の予言やコーランの戒律は絶対であり、永遠の楽園に
神との契約で生き返ると信じていたり、緑園で何度抱いても処女と
やりまくる事を信じているのです。そういう人と本当に命をかけて戦おう
と思いますか。彼らはあの世で生き返ると信じているのです。それが
宗教を信じる根源となっています。そうなれば人を核や毒ガスで
滅ぼしてまで自分たちの宗教を押し通すでしょう。そうなれば、
言葉で何を言っても通じないのですから。そう彼らは宗教を信じて
いるから、他人の土地や命を奪ってもそれが神のせいにしている
から銃も必要なのです。核も必要なのです。




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ファイナル第2戦

2007年06月12日 23時21分00秒 | バスケ
今日も暑い日で、走るのは夕方にしました。
それまで布団を干したり家の周りの除草をしたり、
午前中は病院めぐりでした。
そんな午後の一休みに昨日録画した、ファイナル第2戦を
みます。

今朝の朝刊で結果は知っていますが、やはりそれはみないと
ね。しかし、これがはじめにスパーズに頭を抑えられたキャブスは
キャンともいわずと言う試合でした。
それがえげつないほどに、これでもかこれでもかという抑えぶりです。
それもたった3分ほどで試合の行方が決してしまったようなそんな
戦い方でした。完璧なディフェンスとエースを封じメンバーが変われば
それにあわせて次の作戦と、さらに抑えにかかるフルコートプレスと
もうそれは手抜き無しという感じです。

それに対して、キャブスはもうたじたじとなったらそれまでという
腰の引け方で、レブロンなどファウルを2回したらさっさと引っ込んでしまい
もう第1Qは出てこない始末。なんともキャンするのが早すぎます。
何でパーカーくらい止められないのでしょうか。まして、ゴール下で
なくては入らない彼の昨年からの課題から今年は、中距離や
3をかなり練習しており、その成果を出しているようなそんな
中距離と3まで決められています。完全に調子付かせました。

レブロンは、前半ボーエンにつかれると90度からゴールを狙う
いつものカットインがまったく見られず、もうすでに腰が引けて
このシリーズすでに死に体かという感じです。それをあらわす
フリースローのエアーボールまでやってしまいました。
キャブスにスパーズのディフェンスは崩せないという印象を
誰もが持ったでしょう。まず、パーカー、ジノビリをまったく止められ
ないという並みのチームだったのにファイナルに出てしまったという
事がまずこんな結果につながったということでしょう。

それはレブロンが一番身に染みて感じているのではないでしょうか。
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晴れ間と不調

2007年06月11日 23時07分06秒 | ジョギング
昨日の日曜日は、久々の休養日で走りませんでした。
雨も降り、週二日の休み日にはうってつけでしょう。
さて、休み明けの今日は日も差し暑い日になりました。
午後遅くになり走りに出かけました。
午前中は、連絡待ちや連絡のためにつぶれ、お昼から
リフォームの打ち合わせや現場見学会をしました。

先日のNHKの放送で、日本の木材がなぜだめなのか、
なぜ使われないのかという特集をされていましたが、
現場の声を聞くと、それは一方的な放送だったと思われます。
現在、国内産の無垢材しか使わない業者も現存しており、
国内材が安いけれど使われないという原因として、乾燥が
十分にされておらず、狂いの元となっていることや乾燥の設備すら
ないという遅れた産業態勢にあるという報道でしたが、そもそも
そんな機械乾燥の木材など昔から使っていないのが国内の
大工です。

つまり、大工は山地から木を仕入れ、それらは自然に乾燥を
され、良質なものは葉をつけたまま伐採放置され葉から乾燥を
するという方式で、十分水分を抜かれます。ただ水分が抜ければ
いいというものでなく、木は柱となってからまた水分を吸収もします。
自然の呼吸をする木が長く建つ家になるといいます。
ところが、放送では外材は現地で機械乾燥され狂いもなく
安価なのに、同じ値段の国内産は水分含有量が高く、プレカット
した物は狂って使い物にならないといいます。さらに、生乾きの
真っ直ぐの木は柱となってから乾燥して反ったり裂けたりします。

そんな話は、元から大工は知っており、元から自然乾燥の
国内産しか使わないという業者が本来の姿であり、放送はなにか
恣意的なものを感じます。私も国内材木業者が貧弱な設備しか
持たず、山をいたずらに荒廃させているという放送内容には疑問を
持ちました。産地と業者の関係は、昨日今日始まったものではない
はずです。でも地元にそんなものを一笑に付す業者がいて、いまも
国内産材木の無垢材で家を作る続けている事実に触れうれしく
思いました。

ひとつ疑問に思ったのは、フローリングなど木の家のよさを再認識して
木の家をテーマにする業者も増えているのに、使われている木が
修正材や張物ばかりなことと、せっかく無垢材の家を建てているのに
基礎は、モルタル鉄筋だったりということです。木の家自体は無垢なら
100年はもつといいます。しかし、基礎のモルタルは50年ほどでくずれて
しまいます。昔のように自然石などの上に建てれば欧米並みの高耐久の
家が建ちます。まず、100年以上もつ家を基本としなければ、中古
市場も育たず、日本の国内消費も消えかかる日がきます。

そんな感想を持ちつつ、夕方走りに行きましたが、最初の1往復目は
まあまあ走り終えましたが、その終わり頃胸の辺りが苦しくなり、その
まま呼吸も苦しくなり、ペースダウンをしました。走り終えた後も気持ちが
悪く、それがずっと一日続きました。見学会の時に日に当たったせいか
前日の寝不足か胸を締め付けて走ったせいか原因は特定できませんでしたが、
とにかく苦しい日でした。
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日曜日の買い物

2007年06月10日 23時38分57秒 | 日々のこと
今日はちょっとした作業を手伝い、久しぶりに
html言語やタグやらを書いてみました。
スタイルシートができてから、こういったエディタ
でゴリゴリタグを書くのはかつてない作業でした。
その後は雨の中、日曜日の買い物に出かけました。
かつて、私はほとんど日曜日に休みがなかったので、
本来の買い物の人出というのが、どんなものかあまり
体験がなく、そしてどんな接客がされるのかも初体験に
近いといっていいでしょう。

いつもは平日の他に客がいないお店で、店長さんとゆっくり
会話をしながら見たいだけ見て選んで買いますが、今日は
他にも人がいていつもと違う人の接客でなんとなく落ち着かない
中での買い物でした。
それにしても、普段は自分のものだけならワーッと散財して
終わりですが、人の買い物にも付き合わないといけないとなると
これが実に苦痛です。

それとまた違った体験もしました。
それを聞いたときには、お世辞だと解りましたが、それは
いわれても馬鹿らしいお世辞なのに、なんだかとっても喜んで
いる自分がいてCSもこういう風になってきたのかと感じました。
私も接客業ながらかつてこんな会話をしたことがありません。
人の持ち物さえもほめたことがありません。
しかし、思わず漏れた言葉や立派な態度や感銘を受けた行動には
絶えず敬意を払ってきました。それは見事な決断だったり、
本当にいい物を見せてもらったときにです。

誰にでも向けられる、誰にでも言う歯の浮く台詞でもこうも
うれしく、なんとなくその店を気に入るんだというのは
大きな発見でした。
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ファイナル第1戦

2007年06月09日 23時47分55秒 | バスケ
ついにはじまりました。

今朝新聞で結果は見てしまったものの、いつもの公園を
走り、ビデオを見ました。
今日は、午前中より雨が降り出し、現地で雨の止むのを待ち
お昼頃上がってから走り出しました。
不思議なことに、雨が止むとそれまでまばらだった駐車場も
どんどんと車が入ってきました。

涼しかったせいか、あまり疲れもせず、かといってもう1往復という
気力も湧かず終了。結局今週の3往復はなしということになり
そうです。
帰ってビデオ鑑賞は、華やかな選手紹介からあり、これはと
思いましたが、やはり途中の端折りがあり最初に出鼻をくじく
スパーズの5点差を保つリードが、一旦はキャブスに追いつかれる
のですが、この肝心のどうやって追いついたのかがカットされて
います。そして、また引き離されて5点差くらいのリードでスパーズ
の前半リードが決まります。

たとえ5点ですが、これはかなり重く、特になぜか第3Qはキャブスの
お約束で、力を抜くのでそれを見逃すはずもなく、スパーズは
控えメンバーで効率よく得点して行きます。それも、ダンカンを
休ませて、ジノビリ等で相手を放す事ができ、前半まったくいいところ
がないレブロンも後半も不調のまま、インサイドに鋭く切れ込む
力もなくしています。

キャブスへの守り方は、ピストンズが行ったのと同じでインサイドを
とにかく守るというもので、ドライブもワンノンワンも直ぐに中にディフェンスを
集めて、2.3人で固めてしまうというものです。
それも徹底して早い段階から塞いだことにより、レブロンも90度から
切れ込めず、ショルダーやワイドオープンから攻撃しようとしますが、
まずこれが失敗の発端でした。ギブソンや外からの得意の3を打つ選手は
いますが、その前に中はだめだという意識を全員が持ってしまった
ことと、レブロンも中に入るのをためらってパスでインサイドを回避し
攻め手を躊躇したことで、相手のプレス気味の守りからのファースト
ブレイクを許してしまいました。これが、結局前半のリードを守った
要因でしょう。

私はスパーズの守り方は、ジノビリ、パーカーを止めることだと思います。
そうすれば、後はインサイドでダンカンがワンノンワンを仕掛けてくる
だけですから、ダンカンに的を絞ってファウルトラブルを誘うとかパターン
があると思います。ダンカンもフリースローは得意でないので、ファウル
して止めるというチームもありました。私はそんな多彩なパターンも
スピードもないので、早めのダブルチームとファウルを出ているメンバーで
組み合わせて行けばいいと思います。

キャブスは、相手のワンパターンの攻めにまんまと乗っていて、
レブロンの不調でチーム全体もリズムもなく、下手をすると後に
響きそうな負け方です。それにフレグラントファウルなどもでて
そんな熱い展開の状態でもないのに、後に残りそうなものを
感じました。ああいうファウルは、プロらしくないですね。腰を捉まえる
だけでいいのに首やユニフォームに手をかけて転がすのは悪質
です。ぶつかり合ってようやく止めているという激しい当たりあいの
応酬があり、笛もそれを考慮して吹かれているという高レベルな
ディフェンスの応酬を望みたいものです。

レブロンが調子出さなきゃかなり弱いというのも下手すりゃこの
まま、4勝1敗で負けてしまうようなそんなあっさりと負けを認めた
負け方でした。バレジャオとイルゴースカスが出ている時に、どちらか
ハイポストでディフェンスを前に出した上で、レブロンがスクリーンから
切れ込んだり、0度に空を作ってフラッシュであわせるなどオーソドックス
な崩し方でいいと思います。とにかくダンカンとかを誘い出すことです。
どちらのチームも攻め手に変化がなく、退屈な展開でしたが、
ポポビッチは、予定通りという表情でしたね。レブロンがんばれ。
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連続驟雨

2007年06月08日 23時40分13秒 | 日々のこと
ここの所3日続きで、雷雨に見舞われています。
昨日は、記録的な集中豪雨になった地域も有るようです。
午前中晴れ間もあり、そんな暑くもない日だったので、
早めに走ってしまおうといつもの公園に向かい、トイレ等を
済ませると、やはり昼過ぎになり、走ってみると空は
昨日とまったく同じ模様です。

これは雷がならないだけでいずれ降ると感じました。
走り出すと、やがて雷もなりだし、昨日と同じに2往復目で
雨も降り出しました。昨日の靴や洗濯物が干してあるので、
走り終わると、トイレや着替えもせずに直ぐに家に向かいます。
そして、取り込むとシャワーを浴びてやっとくつろげます。
ここのところNHKでジョンウェインの西部劇をやっており、それを
ビデオにとりだめていたので、それを午後はみて過ごします。

駅馬車からオレゴン魂とみんな見たものばかりですが、
それはそれで新鮮です。オレゴン魂は、勇気ある追跡の続編で
アイバッチのジジイのジョンウエィンです。この頃は、時代考証も
正確になり、連邦保安官もそこらのならず者と大して変わらないと
いうことが描かれていて、もとはならず者であり、捕まえられる方だった
のが、改心したのか政府の依頼を受ける方が割が良いとなったのか
そこら辺がよりよく描かれています。しかし、西部劇はそんなリアルさより
ガンアクションやアウトローと正義の戦いとかに注目が行き、日本の
映画が真似されたり、イタリアで作られたりと変移を重ねます。

ジョンウェインのような白人のタフな大男が出てくる映画は最近
なく、強いアメリカというのもこの頃イメージで今は悪の帝国の
方が強くなってしまいました。
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驟雨

2007年06月07日 23時49分11秒 | ジョギング
昨日の不完全燃焼は、ショックな出来事でした。
走ったのに気持ち悪いというのが今までにないことだったからです。
そんなこともあり、今日はそのリベンジをと思いかなり
積極的に走るつもりでした。
そして、今日も午後は曇りで今にも降り出しそうな
雲行きです。

一応、3時に公園に着いて天候待ちをします。
少しぱらぱら降っていて、雷もなっていたので雨の
通過を待ったのです。
一時間ほど車内で本を読み、そろそろ良いかと車の移動をして
着替えます。
まだあたりでは、雷が鳴り雲の切れ間も見える微妙な
天気です。
降り出したのは、2往復目の往きの半分を過ぎたころ
かなり大粒の雨が降り出しました。

それは、どんどん強くなり、路面から熱い空気を吸い上げます。
埃臭い水蒸気がしばらく続き、直ぐにシャワーのような雨に
なりました。こんなに強く降った中走るのは久しぶりです。
結構早く走れていたのに、振り出すと濡れた靴のグリップが
落ちてスピードが出ません。直ぐに路面に水溜りもできる
猛烈な雨です。濡れた服が張り付いて息苦しい感じもします。
それでも、今まで暑かった体も直ぐに冷えて、息も落ちついて
スピードは出ないものの、楽に走れる感じです。

昨日の走りとは随分感じが違います。
それでも昨日の不完全燃焼の返済ができた感じはしません
でした。
やはり乾燥した路面で、回転の効いたリズムのいい走りを
して、今日はよく走れたという気分を味わいたいです。
一日に一度は。
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不満

2007年06月06日 23時54分12秒 | ジョギング
今日も暑い日でした。
雷が鳴り、雨も降ってきました。
いつものコースを2往復しました。そうです。今日は、
3往復をするはずでした。
それも朝起きたときには、こんな日にはとてもとても走れないと
決めていました。
一日休み、体力も気力も充実のはずが、朝からいい天気で
暑くて、こんな日は休もうかと思っていたのです。

それを何とか鎮めて走り出したものの、暑くてタイムが伸びません。
最初のターンが17分をオーバーしてしまったので、もうゆっくり
走ろうとゆっくりパターンになってしまいました。
それでも2往復目からは、リズムが出てきてやっと走る態勢も
できてきました。タイムを立て直すほどのペースアップはできません
でしたが、どうにか2往復はしました。

ゆっくり走ると気持ちが悪いというのが走り終わった感想です。
いつもは、走り終わったときの達成感と体の中のエネルギーを
燃焼した爽快感があるのですが、今日に限りエネルギーが
まだ残って終了してしまったためにやり損ねた仕事のように
妙に気持ちが悪いのです。やはり、全て燃やし尽くした達成感
がないと走った後も気持ちが悪いと思うようになってしまいました。

それにしても平日の昼間の午後の昼下がりは、まったく人通りも
少なく、これがまた走り辛い感じにもなっています。居れば居たで
邪魔なだけですが、人が居ないとなんかそんながんばって走っても
仕方ないように思うから不思議です。前に歩いている人でも
居れば抜いてやろうとかあいつが端っこに行く間にこちらは2往復
しているという優越感まで持っているのです。もちろん自転車や
走っている人にまで無意味な対抗心を持っているのです。

今日は、1往復目のターンの手前まで汽車と競っていました。
最近汽車には抜かれなくなりました。前は抜かれて、臭い
排気ガスをかがされる事がありましたが、今日は後ろから
迫る汽車をかろうじて追いつかせませんでした。今公園は
アカシヤの花も終わり、花の香りもなくなりました。もう少し
すればくちなしが咲くでしょう。今は草のむっとする草息れが
暑い空気の壁とともに襲い掛かります。しかし、疲れたのどに
気付けの一味が強い味方になっています。

今の時期、グミの実がなっており、走りながらそれをジャンプして
獲り、口に含みます。独特のすっぱ味が気分をリフレッシュしてくれます。
そういえば、サクランボの実が今はなっており、好んで食べる鳥が
います。しかし、あの種は消化されず、フンとともに落ちています。
つまりあの小さな実は、鳥さんの報酬で食べて運んでもらうための
物なのだと思います。アメリカンチェリーというのが今スーパーに
ならんでいますが、国産のサクランボはピンク色なのに対して
アメリカンチェリーは毒々しいドドメ色です。しかし、今の時期の
サクランボをみると両方の実がなっており、これはアメリカの実が
ああいう独特の濃い色というのは間違いでただ端に収穫の時期
の差だと思われます。

日本のものも収穫を遅らせればああいう色になるのです。
日本の農家はトマトでもバナナでも若取りして倉庫で腐らして
色づけとかしますから、意外と本来の味を消費者は知らない
可能性があります。冷凍技術や輸送方法が改善した今、
倉庫で熟成させる今の農業もそろそろ変えたほうがいいでしょう。
それに過度の規格品かもやめるべきです。
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重い手をみに

2007年06月05日 23時37分21秒 | ライブ・コンサート・展覧会
今日は、トレーニングはオフにしようと思いました。
さて何をしようか。実は昨日、庭の除草をしたら
手に発疹が出て猛烈に痒くなりました。これは毎年
恒例の行事のようなもので、庭にかせる木か何かがあるのです。
いつも長袖、帽子、長靴、サングラスと防備をするのですが、
この間は、軽く初めてTシャツで帽子もかぶらず、直ぐにその夜に
発疹が出ました。それが3日で、次の日に中途半端な庭を
眺めてさらに徹底して除草しました。まだ、北側と東側がまったく
手付かずで、むしった草はそのままです。
二日目の夜に痒さがどんどんまして、朝起きてみるとかなり病的
な様相を呈しています。

まあ1週間もすればいつも消えるので、そのままにして今日は
何をしようかと新聞を開くとあの絵が目に入ります。
その絵とは、鶴岡政男の『重い手』です。これを街でポスターで
見たときから強い衝撃と今の気分そのままの絵だと思いました。
それが、17日まで群馬県立館林美術館でやっているとの
ことです。館林は何度も行ったところです。しかし、美術館など
有ったのでしょうか。ネットでさらうとバブル期の箱物行政の賜物と
してなぜか館林にできたということで評判は芳しくありません。

ただ、私はあのポスターを見たときから見てみたい絵だと思って
いたので、新聞に後を押されるように、昼頃でかけました。
途中色々話題に上っていためぬま道の駅にも寄りました。
これは期待ほどのこともなく、使いづらいセンスのない建物で
まだ秩父の道の駅の方が内容や出店の方の努力ともみる物が
あります。いつもは茂林寺のほうから入りますが、ナビのとおりに
行ったため刀水橋を渡り354号から行きました。
そして、大きな松林が見えて思わず車を止めて森の中を少し歩き、
彫刻の点在する小道を辿ります。

近くにこんな森があるといいなあというところです。
美術館はこの森のすぐ近くで、公園の駐車場が美術館の駐車場
のようです。徒歩では簡単に入れるのに、車だとよく解らない変な
アクセスです。建物もなるほどバブル仕様の無意味な建物で、
先日の山梨県立美術館とは大違い。いつも思うのですが、なぜ
建築様式が何のポリシーもなく、何かに寄ったとか無意味に金を使って
いると感じる建物ばかりが作られるのでしょうか。それに、日本なのに
日本的なよさとか、使い勝手とか市民に愛されるという点は度外視
され、とにかく金を使い意匠を奇抜にすることだけに精力を使った
物が多すぎます。

自治体の姿勢とか力量が表れるという感じです。しかし、テーマパークの
ような、万博に有りそうなこの建物は一度は訪れてみるべきでしょう。
山梨の何度も足を運んで楽しめるという感じより、この展覧会がある
から行って見たという、展示内容に頼る美術館でしょう。今回の鶴岡
政男は、私はすばらしい展示だと思います。全国の美術館に散らばる
鶴岡政男の作品が一同に介しているということで、見る価値があります。
ただ、私はこの作家のように画風がころころ変わる作家は好きでなく、
流行や自身の中の心とか精神が、確立されていないようなそんな危うさ
を感じます。それでも、戦後という虚脱した精神から、急激な復興と
めまぐるしい時代や美術界でも求められるものが激しく変わり、そこを
生きた作家ということで見ればこれこそは激動の昭和の生き証人で
あり、テレビや映画などが語れなかった日本人の心がここにあると
言ってもいいでしょう。

私が好きなのは、『重い手』であり、カンデンスキーの影響を色濃く強く
残す作品でありながら、構成や奇抜さと表現力は独特の説得力が
見るものの心を掴みます。魂を揺さぶられるという印象派の絵画群と
違い、自分の心を言い当てられたような、ビクッとさせるインパクトが
あります。膨大な作品群をざっと見た後にもう一度見たいなあと思い
ながら、美術館のレストランで一服します。前面がガラスの明るい
レストランですが、景色がつまらない人工的な芝生がただ広がり、
無粋な肥料やりの車とクレーン車と野球場のライトと何を狙ったのか
意味のない風景を見つつ、ボーとします。

とにかくお金だけはできてからもかかりそうな美術館です。
建物は、別館などはヨーロッパの古い農家の倉庫のような
趣で、実に金がかかっていますが、やはり建物の意匠や作意は
意味不明です。使っている石は気に入りましたが。
まあこのように歴史的背景とか、風土をまったく無視した西洋風な
モチーフと近くには、味わうべき沼や田園風景と松の森という
また何かあれば出かけとみようというちょっと散歩気分の美術館
探訪でした。
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一味

2007年06月04日 23時11分11秒 | ジョギング
今日もいつものコースを2往復しました。
いやあまさかのピストンズの敗退にがっかりしましたが、
これは、昨年のヒートのウエイドにつづき新スターを
育てるという一環でしょうか。そんなことも思えてきました。
まだ、キャバリアースが優勝したわけじゃないし、スパーズも
強いのですが、話題性とかNBAの将来とか考えれば、ピストンズ
とスパーズでは客も喜ばんだろうと誰かが考えたとしたら。
まあそんなこといっても勝ち上がったものはしょうがないので、
ファイナルを楽しむしかないのです。

昨日本屋でいろいろ仕入れてきて、整体入門とか極大射程とか
読んでいます。これについてはまた書きます。
ここのところ暑くて、昼日中のジョギングはかなり苦しいことも
あります。
今日も、日差しは強く、温度計は24度ほどでしたが、昨日より
暑さは増しています。舗装上の温度はおぼれるような感じがする
ものです。
それなのにどういうわけか走る時間はいつもお昼ごろになり、
それであまりに暑いのでぐずぐずしていて1時ごろから走ります。

いろいろ走った後や後で考えるのですが、それは今までは
点での考え方というか感想というか見方での意見だったのです。
つまり、走っているというのは常に移動中であるということ
を今まで欠落していた物の見方でした。たとえば、2往復目というのは
いつもペースが落ちるのですが、半分の手前の坂を上ればあとは
下りばかりで、ずっとラストスパートをしているようなものです。
しかし、この2往復目がいつもタイムが落ちてしまうのです。
そしていつも考えるのは、後一往復とかあと3/8とか残りの
距離ばかりです。

しかし、それをやると確かにどんどん残りの距離を消費している
感覚が出てくるものの、別に止まっているのでないので、減って
当たり前であり、常に距離は縮んでいるのです。それより今の
ペースを弱めないで走りぬくことそれが大事です。そんな常に
速度を保つ意識と走っているということは常に移動中であるという
当たり前のことに気がついたのでした。走って苦しいととかく
今の苦しさが抜けることを考えます。走り終わったらアイスを
食べようとか、ペリエを飲もうとか何かと餌を提案して気を
そらそうとするのです。

しかし、今のペースを続けることを提案してこそ早く、この
苦しい状況を脱せられると考えました。それに、苦しいと
いいつつも2Kを過ぎれば、走るペースもできて呼吸も安定し
ているものです。だから苦しいとかきついとかいう意識も
間違いです。とにかく今のペースを続けようという意識が
大事だと思いました。先週の課題の20K走は結局、未達成
でした。明日休んで水曜日に挑戦しよう。
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笑って、ウォレス。ついにキャブス王手

2007年06月03日 23時16分15秒 | バスケ
昨日より今日の方が格段に走りよかったです。
気温はたいして変わらないものの、昨日は路面上の
温度がかなり高く、蒸し風呂の中を行くようなコンディション
でした。それに比べ今日は涼やかな風が吹き、気持ちのよい
初夏の陽気を楽しめました。たいして日差しもなかったのに、
日焼けはしっかりしてしまいました。

昨日より人出も多く、昨日はイベントもあったようなのに、
ランナーも歩いている人も観光客も多くいました。
帰って、イーストカンファレンスファイナル、ピストンズ対
キャバリアースをみました。第5戦のビデオです。新聞で
結果を読んでしまったものの点数だけ見て、なんでこんな
入れあいの試合をしてしまったのか、なんでいままでどおり
のディフェンスでスローなハーフバスケットを展開しなかったのか
いぶかりました。

しかし、いざゲームを見てみるとこれがいつものような
展開で、最初の第1Qなどみるとピストンズの主導のよい
展開です。ただ、点差は開かずキャブスがべったりとくっついて
行くという展開です。誤算とすれば、マクダイスがイレグラント2
で一発退場になってしまったのことです。これはかなりチーム内に
激震が走った事件だと思います。もともと第4戦からウェーバーの
調子は良くなく、ディフェンスもオフェンスも精彩がありませんでした。
今まで外からは打たせても、インサイドはレブロンにさえ打たせて
なかったのに、この日はイルゴースカスにも簡単に決められていて、
ウェーバーの奮起が今後の鍵を握るものと思います。

この試合では、特にトップからボールを持つとレブロンがとにかく
ドライブして決めてくるシーンを何度も見ましたが、これなど
今までのようにゾーン気味に守り、入ったら2.3人で囲むようにして
止めていたのが、この日に限り一対一の対応でした。すでに
第4Qの時点でよれよれのレブロンにこうも簡単に得点を許す
意味が解りません。キャブスはオーバータイムに入るとグッデン、
イルゴースカスと次々にファウルアウトしていき、中に攻められる
選手や外から外から狙える選手もいません。なのに、レブロン
を守らずに打たせちゃうのは体力のせい?

第4Qの7分位までレブロンを休ませたところからして、今までの
ゲームから最後レブロンに集中させて逃げ切ろうという意図が
見て取れましたが、ゲームの流れ自体はピストンズの勝ちパターン
のようでした。最後のビラップスの3が決まった時点で勝てると
思いました。あとは守るだけです。その前の47秒くらいでピストンズボールで
1点リードしていたんですから、リードしていてまだ2回のチャンスが
あったのにターンノーバーしてしまい、相手はきっちりダンクで
決めてくるというパターンで、それをさらにビラップスの3で2点リードして
あと一回守ればいいのに、またレブロンに決められて同点と
いう終わり方です。

この試合でどうもとどめを刺されたという負け方をみました。
ピストンズは、最後2連勝してファイナルに進出しているという
ケースが2回あるらしいですが、私は前回書いたとおり、このゲーム
を勝ったチームがファイナル進出でしょうと予測しましたが、その
とおりになったようです。真に奥野予言のとおりです。恐るべし
奥野。行った方がいいですよ。いや、行くべきです。行くべきです。
のおじさんが見事スパーズ対キャバリアースを当てました。
私はピストンズが、勝つものだと思いましたが、ネットでもう
結果を見てしまいました。

なんと第4Qにギブソンの連続3が3本決まり、その後もギブソン
の連続得点が続き、それまで拮抗を保っていたゲームが
ギブソン一人にやられるという展開のようです。第4Qにまだハンター
なんか出しているようでは、こんな展開でも仕方ないかも。
真に中を固めて、外から連続で決められそのまま走られて
しまったということでしょう。
これでスパーズも破るような事があれば、レブロン時代到来ですね。
いやスパーズよりキャブスを応援しますよ。でも、ジノビリ、パーカーを
きっちり押さえ込む事ができる選手がキャブスにいるかですよ。
スノーもでぶって動きがよくないからね。
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『ザ・シューター 極大射程』見て来ました。

2007年06月02日 23時54分22秒 | 映画
今日は暑い中、走りましたが、昨日は映画見て
結局走りませんでした。

見たのは、SHOOTERです。多分原作の極大射程も読んで
いるはずです。
かなり前なので忘れてしまいました。
予告編を見ていてこれはみたいなあと思っていた作品です。
ストーリー的に、大統領暗殺の犯人にでっち上げるために
わざわざ伝説的な射撃手を選んだというのもぴんとこない
ところです。

そんな物語の突っ込みどころは他にも沢山あるのですが、
最近の防諜とか戦争のやり方とか世界情勢とか考えるには
こういうことも行われるという意味で、知っておくべきでしょう。
でっち上げられた証拠を逮捕された主人公が自ら覆すところ
などは、それは反証にも決め手にもならんだろうという類のものです。
ですが、実際のテロとか殺人とか法律では裁けないということを
ここで思い知るべきです。ただ、法律で裁けないから今のアメリカ
のように空爆したり、軍隊を送り込んでいいはずもありません。

実際、イラクにしろアフガニスタンにしろ、米が軍隊を送り空爆して
秩序が回復したということはなく、今でも殺し合いが行われ、
アフガニスタンでは、前より貧しくなった農民がケシを栽培して
それらは武装勢力の資金源になっています。ダニーグロッパーが
法廷でそれでも俺は逮捕されないと出て行ってしまいますが、
実際に海外で行われた殺人は、国内法では裁けません。
しかし、彼は大佐であり公務員なら話は別です。民間人より
より強い法的拘束があり、一部の政治家やコングロマリットの
手先に殉じているとなればそれは弾劾されなくてはなりません。

アメリカの銃を持って正義とするという姿勢と、銃を愛する国民性
は映画だけならいいですが、現実に乱射事件が多くある今こんな
んでいいんでしょうか。アメリカのイリノイ州に銃を保持するのを禁止
した町があるそうです。そうするとそれとはまったく逆に一家に一丁
銃を保持を義務ずけた法律を作った町もあるそうです。それが
犯罪の抑止に役立ち、実際犯罪が減ったといいます。銃を持つ
権利は憲法に保障されているとまでいいます。

私は、やはり世界から銃をなくす事がやはり筋だと思います。
まだ弱いところから搾取しようとか征服しようという人達がいる
から、多くの難民や不条理に死を迎える人がいます。我々の
市民レベルでは、軍備する事がまずナンセンスだと思います。
愛知の事件では、防弾チョッキやたてで武装した警官が
殉職しています。この映画では、大勢の特殊攻撃部隊の
攻撃からたったふたりで抜け出したり、実際の狙撃を受けて
鉄板を巻いていて防いだりしていますが、現実では、流れ
だまにあたって本職の警官は死んでしまうのです。

やはり映画ってひどい嘘っぱちだなと思います。
2000mの射撃が成功するというのも映画ならではです。
ゴルゴ13の世界です。実際に着弾するのに10秒もかかる
と映画の中でも言っています。つまり、10秒も静止している物体
なら狙撃可能ですが、ふらふら動く人間ならまず不可能です。
狙撃場所の発射した銃口の光を見てからよけたのでも助かり
ます。100mの射撃でもあんなに100%の射撃もできません。
まあ映画ならではということですね。

ただ、映画ということでどんぱちやったり爆発したりといった
やられたり復習したりというので楽しみたい人にはいいかも
しれません。実際にはこんなにうまく行かないのは知っている
とわかった上で楽しむなら。
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