金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

211:鳥飼否宇 『昆虫探偵』

2006-10-03 09:05:25 | 06 本の感想
鳥飼否宇『昆虫探偵―シロコパκ氏の華麗なる推理』(世界文化社)
★★☆☆☆

これも『だらしな日記』より。昨夜読了。
行儀悪くごはんを食べながら読もうとしたところ、
一話めの最初にG(自主規制)の絵が出てきたもんだから、食欲が減退。

ある日突然人間からG(自主規制)へ「変身」を遂げた葉古小吉。
クマバチの探偵の助手をつとめつつ、昆虫界の事件
(殺虫、密室、その他いろいろ)を追うことになる。

いやー……虫が好きかどうかだね、これは。
虫好きには楽しめるであろう一冊。
著者も相当な虫好きだと思われる。
わたし? 超・虫嫌いです。
擬人化してある分、おえ~っと思っちゃう描写が。
登場人物(虫?)に対するネーミングセンスもどうなのよ?
しかし設定のばかばかしさとこの遊び心は買いたい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

210:宮部みゆき 『日暮し〈上〉』

2006-10-03 08:55:55 | 06 本の感想
宮部みゆき『日暮らし 上』(講談社)
★★★★☆

『ぼんくら』の続編。昨晩読了。
前作を読了してから、間を空けすぎた……。
前作のラストに伏線が張ってあったと思うのだけど、
話自体すでにぼんやりとしか覚えていない。
読みながら「そうだった、そうだった」と思い出す感じ。
最初は番外編的な連作短編集?と思われたのだけど、
最後の一話で話がひとつに集約、伏線だったのねと気付く。
母親が殺害され、下手人として捕らえられた佐吉。
佐吉が殺したと断定する湊屋の面々に、平四郎は憤りを感じる。
屋敷でいったい何が起こったのか?……というところで
(下巻につづく)。
前フリが大部分で、本編はまだ事件が起こっただけという段階。
下巻に期待大。

わたしにしてはめずらしく主人公が好きです。
あと、奥さんね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする