金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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228:宮部みゆき 『日暮らし〈下〉』

2006-10-19 11:38:05 | 06 本の感想
宮部みゆき『日暮らし 下』(講談社)
★★★★☆

昨晩読了。

ええええ~????

って感じの読後感でした。

「もう本の半分を過ぎているのに、まったく核心に近づく気配がない……」
と思っていたら、横から突然真相が転がり込んできたような展開。
真犯人については、名前が出てきた段階で予想がついてしまったのだけど、
もっとこれまでの話にからんでいるのかと……。
伏線らしきものもあったけれど、いきなり動機の説明だけされたようで
いまいち納得できない。
湊屋のどろどろもカタがつくと思っていたので、
肩透かしを食らわされたような気分。
あれでケリがついたことになるのかなあ……。
シリーズ3作目もあるようなので、そこのあたり、
次回作に期待することにします。
真相が判明するまではおもしろかったので★4つ。

主人公と奥さんが好き。
奥さん、可愛いよね……

コメント
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